現代美術家・加藤泉と千總のコラボレーションアートワークを収録した展覧会カタログを制作 展覧会オリジナルグッズに新作「バンダナふくさ」が登場

2025.05.20 08:00
株式会社千總
世界で活躍する現代美術家・加藤泉と、創業470年を迎えた京友禅の千總のコラボレーションアートワークを展示する「加藤泉×千總:絵と着物」展を千總ギャラリーにて開催中。展覧会カタログは6月25日より販売。
展覧会カタログ 表紙/見開きイメージ (C)2025 Izumi Kato × CHISO


1555年、京都・烏丸三条に創業した千總は2025年、470周年を迎えました。この節目の年、現代美術家の加藤泉と共同制作した作品を展示する「加藤泉×千總:絵と着物」(9月2日まで)を千總ギャラリーにて開催し、国内外より多くのお客さまにお越しいただいております。
展示会場風景 Photo: Mitsuru Wakabayashi, Courtesy of CHISO
展示は加藤によるスケッチをもとに、着物の形をとった作品など20点以上で構成されています。制作にあたり、⽷目友禅や描き友禅、絞り染め、刺繍、仕立てまで、20から30にもおよぶ伝統的な工程は千總本社内にある工房のほか、京都府内にあるそれぞれの専門工房で行われました。加藤自身、何度も京都を訪れ、特に「人型(ひとがた)」と称される彼特有のモチーフは、自ら筆をとり、職人たちと肩を並べながら伝統的な友禅の技法によって描きました。長年にわたる千總の歴史の中でも、友禅職人以外の手によって着物生地に染⾊が加えられるのは極めて珍しいことです。

無⼆の感性を持つアーティスト加藤との出会いが、新たな着物の価値や多様な文化創造の契機になれば、と願っております。
展覧会カタログ/表紙イメージ(A4変形)
展覧会カタログ『加藤泉×千總:絵と着物』6月末には待望の展覧会カタログ『加藤泉×千總:絵と着物』を発行いたします。

作品写真のみならず、作品が完成するまでの詳細な記録、そして加藤本人とプロジェクトをリードした礒本延(千總・代表取締役社長)との対談も収録し、「伝統とは、守ることでなく創ること」という千總のモットーが集約された1冊となりました。



書名:『加藤泉×千總:絵と着物』
(英タイトル:IZUMI KATO×CHISO: PAINTING IN KIMONO)
監修:株式会社千總
出版社名:Kuma Publishing
発行年月日:2025年6月25日
発売年月日:2025年6月25日
定価:本体3500円+税
言語:日本語・英語
ページ数:102ページ
判型:298×212×10ミリ(A4変形)
体裁:フランス装
重量:470g
ISBNコード+Cコード:ISBN978-49912756-6-1 C0070
展覧会カタログ 見開きイメージ [制作工程]
展覧会カタログ 見開きイメージ [作品]


展覧会オリジナルグッズ 「バンダナふくさ」
数量限定 千總本店・千總オンラインショップにて販売中
バンダナふくさ(オレンジ・レッド・ブラック) (税込) (C)2025 Izumi Kato × CHISO
バンダナふくさ オリジナルボックス (C)2025 Izumi Kato × CHISO


加藤によるドローイングをデザインに取り入れた展覧会特製のグッズに「バンダナふくさ」が登場。
着物用として品質基準を満たすことができなかった生地を使用しています。オリジナルボックス入りです。

[3色] ¥11,000(税込)

数量限定「おじゃみ」「うちわ」
おじゃみ(お手玉) (C)2025 Izumi Kato × CHISO
うちわ(スタンド付き)  (C)2025 Izumi Kato × CHISO



 [4種類、3個セット] ¥16,500(税込)

 [2種類、スタンド付き] ¥33,000(税込)

千總本店・千總オンラインショップにて販売中 数量限定
展覧会情報 「加藤泉×千總:絵と着物」
会期:2025年2月27日(木)~9月2日(火)
会場:千總ギャラリー
京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店2階
開館時間:10:00~17:00 水曜休館
入館料:無料

※7/16、7/23は特別開館(開館時間 調整中)、8/12~8/16は夏季休館。
千總ギャラリーインスタグラム:
主催:株式会社 千總
企画:高岩シュン
企画協力:加藤泉スタジオ
協力:PERROTIN

お問い合わせ:
展覧会広報担当 市川暁子
pr@originalslope.com


加藤 泉 (IZUMI KATO)

1969年、島根県生まれ。東京と香港を拠点に活動。1998年頃より本格的なキャリアをスタートし、子供が描くようなシンプルで記号的な顔の形に始まって、現在まで「人型(ひとがた)」を手がかりに制作を続けている。近年は絵画作品に加え、木、ソフトビニール、布、石、鋳造など、様々な素材を見出しながら立体の作品へも表現を広げている。個展は「加藤泉」Red Brick Art Museum (北京、中国、2018年)、「Izumi Kato」Fundacion Casa Wabi (プエルト・エスコンディード、メキシコ、2019年)、「LIKE A ROLLING SNOWBALL」原美術館 / ハラ ミュージアム アーク(東京/群馬、2館同時開催、2019年)、「STAND BY YOU」SCAD Museum of Art (サバンナ、米国、2021年) 、「寄生するプラモデル」ワタリウム美術館(東京、2022年)など。パブリックプロジェクトに「ハワイ・トリエンナーレ2022」 (ホノルル、米国、2022年)、「A SUMMER IN LE HAVRE」(ル・アーブル、フランス、2022年)、「Sculpture Milwaukee 2024」(ミルウォーキー、米国、2024年)ほかに参加。作品は東京国立近代美術館(東京)、東京都現代美術館(東京)、金沢21世紀美術館(石川)、国立国際美術館(大阪)、龍美術館(上海、中国)、レッドブリック美術館(北京、中国)などに収蔵されている。
Instagram: @izukat692



千總 (CHISO)

1555年(弘治元年)、初代千切屋与三右衛門が法衣装束商「千切屋」として京都烏丸三条に創業。江戸時代には有職故実に基づいた装束の色や文様を熟知し、家柄や着用機会にふさわしい法衣や打敷を調進する御装束師としての役割を担った。町内では年寄役などを務めながら町政運営に深く関わり、三条室町衣棚周辺は、千切屋一門の暖簾を掲げる分家が百余軒に及んだ。明治時代に入ると商売の主軸を友禅染めに移し、下絵を日本画家に依頼するなど京友禅の新表現を開拓。天鵞絨友禅、写し友禅など新しいデザインや技術を取り入れた美術染織品のパイオニアとして宮内省御用達ブランドになり、パリ万国博覧会など海外出展も積極的に行う。大正時代には国内外に出張所を設立しながら、ヨーロッパ、東南アジア、中近東まで貿易の拡大を図る。昭和に入ると、挙国一致の軍事色が強まり京都の染織業は苦境を強いられながら、戦時下においても技術の保存、継承を続けるため西村總染織研究所を設立。戦後、着物事業は新時代へ推移する中、近年では着物で培ったデザインや染織技術の知見を活かし、モンブランやグローブトロッター、サントリーなど国内外でコラボレーションも積極的に展開。一方で会社として所蔵する伝統的な美術工芸品を公開するため1989年に千總ギャラリーを開設、その後、千總文化研究所も設立し、日本の文化財の保存や調査研究を行う。2020年、創業と同じ烏丸三条にフラッグシップストア「千總本店」をオープン。2022年、現代美術に特化したギャラリースペースを増設した。
Instagram: @chiso1555

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