台湾の多様性を象徴する気鋭フォトグラファー・アーティスト<マンボウ・キー|登曼波>による個展『Home Pleasure|居家娛樂』2025年5月30日(金)より開催

2025.05.01 14:00
エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社
自身のアイデンティティをもとに、アートからファッションまで領域を横断し表現活動を行うマンボウ・キーの全てを総覧、渋谷パルコ・PARCO MUSEUM TOKYOにて開催

株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)が主催し、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社(本社:東京都港区)が、合同会社YOUR STORY(本社:東京都目黒区)とともに企画を務めるマンボウ・キー(登曼波)による個展『居家娛樂|Home Pleasure』を渋谷PARCO4F「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」にて開催いたします。
マンボウ・キーは、クィアカルチャーへのまなざしを軸に、アートとファッションをはじめとする多様なカルチャーを横断的に探求する、台湾発の気鋭フォトグラファー/アーティストです。
日本での初めての大規模個展となる本展ではマンボウ・キーが敬愛する藪前知子氏(東京都現代美術館)をキュレーターとして迎え、写真・映像・インスタレーションを通じて、家族、ジェンダー、セクシュアリティ、クィア・アイデンティティといった、個人的かつ社会的なテーマを一貫して探求します。代表作『Father’s Videotapes』(臺北美術獎(台北美術賞)グランプリ受賞)をはじめ、そのシリーズの延長である『Father’s Video Tape_Avoid A Void』(台新藝術獎(台新芸術賞)受賞)より未発表作品や日本未公開作品などを中心に構成するほか、客家系民族であり日本統治時代に台湾で生まれ育った祖母をモチーフにした作品も展示します。さらにはファッションフォトグラファーとしてVogue TaiwanやMarie Claireなどで撮り下ろしてきた作品や、本展のためにあらたに撮り下ろした作品も初出展され、日本初となる写真集『Home Pleasure|居家娛樂』(PARCO出版)の刊行も予定しています。

なお、本展覧会はLGBTQ+コミュニティを称え、差別や偏見のない社会を築くことを目指して行われる啓発活動とイベントの期間であるグローバルプライド月間に<入場無料>でお届けいたします。
『Home Pleasure|居家娛樂』MANBO KEY SOLO EXHIBITION
会期 :2025年5月30日(金)- 6月9日(月)
時間:11:00-21:00  ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18時閉場 
※営業日時は変更となる場合がございます、渋谷PARCOの営業日時をご確認ください。
会場 :PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F) 東京都渋谷区宇田川町15-1
主催:株式会社パルコ
企画:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社/合同会社YOUR STORY
後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
入場料 :無料 
公式HP:art.parco.jp 

■『Home Pleasure|居家娛樂』展示概要
Manbo Key solo exhibition “HomePleasure” Taipei Fine Arts Museum, Taipei Photo: Chuchi HungCourtesy of Manbo Key

1994年のある運命的な日、マンボウが父親の禁断のコレクションである自撮りのセックス・テープを発見したことから、すべての物語が始まります。不安と戸惑い、そして好奇心に占領された10代を経験し、自身のアイデンティティの探求をすることで結実した作品『Father’s Videotapes』は2019年、アジアで初めて同性婚が合法化された台湾で発表されました。本展『Home Pleasure|居家娛樂』はマンボウ・キーが『Father’s Videotapes』を発表する過程で父親から譲り受けた50本以上のビデオテープの中から見つけた「居家娛樂」という言葉を出発点に構成されています。これらのテープは、1980年代から2000年代にかけての父親の性、娯楽、旅、そして“大陸の夢”を記録したもので、単なる私的記録にとどまらず「誰かに見せること」を意図していました。マンボウ・キーは、これらのビデオテープを客観的な視点と介入の視点を交え、時代背景を解体、そしてマンボウ・キーが生きる現代を交差させ、家族、ジェンダー、セクシュアリティ、クィア・アイデンティティといった、個人的かつ社会的なテーマを探求しています。
■マンボウ・キー|Manbo Key(登曼波)プロフィール
(C)︎Manbo Key

Manbo Key(マンボウ・キー)は、写真、映像、音楽、ならびに多様な創造的表現を用いて、「家族の記憶」および「アイデンティティ」を主題に据えた作品展開するアーティストである。思春期、父が秘蔵していたビデオテープを偶然発見した体験を契機として、自身のアイデンティティおよび家族関係の深層に迫る探求を開始。これをもとに制作された三部作――『Father’s Videotape(父のビデオテープ)』『Avoid A Void』『Diverse : Identity』――においては、個人的な記憶と身体、ジェンダー、家族の物語とが織り交ぜられ、独自の視点から表象されている。
2019年に『Father’s Videotape』において台北美術賞のグランプリを受賞し、その表現力が高く評価された。また、作品『Plastic Ceremony(塑の儀式/Ā bǐ bǎi)』においては、客家(ハッカ)としての民族的ルーツと、性の意識との交錯を新たな儀式的形式に昇華させている。
2022年に開催された個展『HomePleasure』では、家族関係、トランスジェンダーのイシュー、ならびに社会的周縁性といった主題にまで関心を広げ、台湾におけるクィア・カルチャーとの関わりをいっそう深化させた。同年、アートとパーティカルチャーの交差を探究すべく、HomoPleasure Collectiveを共同設立するに至る。2024年にはデンマーク、東京、バルセロナで作品を発表し、アジア人としての身体性およびアイデンティティに関する国際的な対話の場を拡張している。
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