ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」展を2025年5月27日~7月5日に開催

2025.04.24 10:00
大日本印刷(DNP)
公益財団法人DNP文化振興財団は、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(東京・銀座)で、2025年5月27日(火)~7月5日(土)に、「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」展を開催します。
西ドイツのコーポレート・デザインの代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、企業などの独自のコンセプトが示された貴重なデザイン・マニュアルなどを紹介します。本展は、2024年10月~2025年1月に京都dddギャラリーで開催した企画展の巡回展です。
Poster Design: vista(Katharina Sussek & Jens Müller)

【企画展「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」展】について
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、京都dddギャラリーにて好評を博した1945年以降の西ドイツのリブランディングに焦点をあてた企画展「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」の規模をさらに拡大し、開催します。
現代のコーポレート・デザインにみられるシステマティックなデザイン・ソリューションは、20世紀初頭のペーター・ベーレンスたちにはじまり、それにつづくバウハウスやウルム造形大学など、ドイツのデザイナーたちが生み出しました。そして、ドイツ発のこのデザイン潮流が、経済発展した民主主義国家という戦後の西ドイツのイメージをかたちづくりました。
本展では、デュッセルドルフにデザイン事務所vistaを構えるグラフィックデザイナーのカタリーナ・ズセック氏とイェンス・ミュラー氏が設立した「A5コレクション デュッセルドルフ」の膨大なアーカイブの中から、企業などのリブランディングを担った貴重なポスターやビジュアル・アイデンティティの展開例、デザイン・マニュアルなどの進行過程のスケッチやサンプル等を通して、敗戦からの西ドイツの驚異的躍進を支えたデザイン・ソリューションの体系的な発展を紹介します。

【開催概要】
- 会期 : 2025年5月27日(火)~7月5日(土)
- 開館時間 :11:00-19:00
- 会場 : ギンザ・グラフィック・ギャラリー(
)(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル)
- 休館日 : 日曜・祝日
- 入館料 : 無料
- 主催 : 公益財団法人DNP文化振興財団
- 後援 :ドイツ連邦共和国大使館
- 協力 : A5コレクション デュッセルドルフ
- 企画/展示デザイン/グラフィックデザイン : カタリーナ・ズセック&イェンス・ミュラー
- 日本語レイアウト : ニコール・シュミット


■ギャラリートーク
- 2025年5月30日(金) 17:00~19:00
- 出演 : カタリーナ・ズセック(vista、デザイナー)、イェンス・ミュラー(ドルトムント応用科学大学デザイン学部 教授)
- 会場:DNP銀座ビル3F
- 入場無料 要予約 定員70名 英日逐次通訳
- *5/1(木)11:00より、申込を開始します。参加ご希望の方は、gggのWebサイトで詳細をご確認の上、お申し込みください。


【本展協力のA5コレクション デュッセルドルフについて】
A5コレクションはカタリーナ・ズセックとイェンス・ミュラーが代表を務める、ドイツのデュッセルドルフにある共同デザインスタジオvistaにあります。 このコレクションは、ドイツのグラフィックデザインに関する『A5 books』シリーズの叢書を含め、『Logo Modernism』、『Pioneers of German Graphic Design』、『The History of Graphic Design』などの出版活動と密接に結びついています。コレクションは新たな書籍プロジェクトが生まれるたびに拡大し、同時に、コレクションから新たな書籍のプロジェクトが生まれています。コレクションの収集対象は、ドイツのグラフィックデザインの多面的な歴史にとどまらず、ロゴやコーポレート・デザインの国際的な進化も焦点となっています。デザイン史の文献と原本および実物といった一次資料を組み合わせることで、グラフィックデザイン史研究における新たな知見を生み出しています。

■カタリーナ・ズセックとイェンス・ミュラー(vista)からのコメント
20世紀初め、ペーター・ベーレンスをはじめとするドイツのデザイナーたちは、後にコーポレート・デザインとして知られることになる世界初の例をいくつかつくりだしました。それにつづくバウハウスも、システマティックなデザイン・ソリューションを彼らのカリキュラムに含めました。そして、第二次世界大戦の終戦から数年後、西ドイツは過去にみずからが切り開いたデザイン原則の軌跡を再びたどりはじめ、デザイン教育機関として強い影響力を持っていたウルム造形大学や、多くの若いグラフィックデザイナーたちが、1960年代初めにシステマティックなデザインの新たな解釈を形成しました。それらは、ルフトハンザ航空や1972年のミュンヘンオリンピック、その他多数の企業や組織、イベントのためのビジュアル・アイデンティティに結実しました。民主主義に復帰し、経済的に発展した西ドイツは、日常を視覚的にかたちづくるデザイン・ソリューションの体系的な発展によって、ドイツのイメージを一変させたのです。
本展では、コーポレート・デザインの代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、企業などの独自のコンセプトが示された貴重なデザイン・マニュアルなどを紹介します。コンセプト・スケッチや印刷サンプルといった貴重な一次資料を通して、手作業で仕上げられたデザインの質の高さをご覧いただけます。
01:1963 - Otl Aicher, E5/HfG Ulm - Lufthansa - Ticket
02:1969 - Walter Breker - Minimal Art Exhibition (Kunsthalle Düsseldorf) - Brochure cover
03:1971 - Anton Stankowski - Berlin-Layout - Design manual (C) Stankowski-Stiftung, Stuttgart
04:1971 - Celestino Piatti - The Germans (dtv #0738) - Book cover
05:1977 - Helmut Schmid, ARE Düsseldorf - SPD Documents Party congress Bad Godesberg - Brochure cover
06:1979 - Agentur Keysselitz - Busch-Jaeger Electronics - Design manual
07: 1980 - Willy Chlormann - Lottery Competitions 1980 - Brochure cover

※記載された内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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