私たちは主に知的・発達障害などの特性のある出演者と共にタップダンスと即興演劇による公演を行ってきました。さまざまな交流が生まれています。NPO法人あしおとでつながろうプロジェクト設立5周年を迎えた今、この現象を神奈川から全国に広げたい!2025年山形県遠征プロジェクトへご支援よろしくお願いします!
こんにちは。NPO法人あしおとでつながろうプロジェクト(通称あしプロ)代表のおどるなつこです。あしプロは、アートと福祉と社会が交わる場をつくることで、誰もが楽しく生きられる社会を提案しています。
アートと福祉が行き渡り、誰もが自己実現を模索できる社会を実現したい!
そんな壮大な夢を、今後5年かけて現在の活動拠点である神奈川から全国4都市に広げたい。そのスタートは『2025年 山形県遠征プロジェクト』からと考えています。どうか皆様のお力をお貸しください!
障害によって社会体験の限られている若者たちと共に、特性を強みに変える表現探究の場を重ねながら、タップダンスを核にした作品を創作上演してきました。
なぜそのような活動を続けてきたのか?
そもそも障害とは、個人の特性に帰属されるものではなく、表現の受け取りあいの壁なのではないだろうか?誰でも、自分以外の人の振る舞いを想像力を使って見つめることで、言語を用いない交流をしているのではないか?
このようなことを考えながらワークショップを重ねるなかで、発語の苦手な方が実は相手の意図をきちんと理解していることや、規則性や遊びのルールの理解がとても早いことなどがわかってきました。
そのようなことから特性を強みとして表現できるメソッドを生み出し、多様な人々が交流できる様々な舞台公演やイベント、ワークショップなどを考え活動してきました。
活動を続ける中で、代表的な物として以下のようなメソッドを生み出すことができました。
・「あしおとの輪」/タップダンス
・「動物クイズ」/非言語の即興演劇
・「マスゲーム:カオスゲーム」/身体表現
これらの経験をもとに、それぞれの地域性やコミュニティの個性に合わせてプログラムをカスタマイズし、障害のある人の可能性を広げ、周りの人も気づきを得られるアート体験として、全国各地に根付かせていきたいのです!
特性を強みとして表現できるメソッドから「TO KNOW ~あなたが何かを知るために~」という舞台パフォーマンス作品が生まれました。異国語話者同士が行う演劇のように、互いが何を演じているかわからないまま身体表現でドラマが繰り広げられます。
よく観察し想像しあいながら、蝶が花にとまったり、たんぽぽが太陽の動きに合わせて回ったり、小動物が大きな動物に食べられるなどのドラマが表れていきます。映像空間の中で生まれる生き物たちのストーリーを、じっくりと目を凝らして見つめる観客席。
タップダンスのシーンであしおとのコール&レスポンスが始まると、一気にコミュニケーションがわかりやすくなり、ラストには出演者に手を差し伸べられた観客全員が参加し、共に踊り合います。
2024年には新作として「VISION ~未来から届いた手紙~」も上演。リーダーを模倣して動く集団的なまとまりと、言葉の指示に対するそれぞれの理解が生み出す混沌が、不安と笑いを誘います。
これらの作品は観る側の想像力を引き出し、障害理解を超えて、人間理解に進む可能性のあるものとなりました。
設立5周年を迎えた「あしプロ」では、10周年に向けての夢があります!それは、2030年に4都市(神奈川・山形・宮城・大阪)にある障害のある人たちのコミュニティが神奈川に集まり合同公演を行うこと!
2025年山形公演を実現し夢の第一歩を踏み出したいと考えています!
クラウドファンディングで実現したい全国展開への第一歩『2025年 山形県遠征プロジェクト』について、以下の準備を進めています。
『2025年 山形県遠征プロジェクト準備』
・山形県鶴岡市のインクルーシブダンスファミリー Kickin' Dance Fam と「TO KNOW あなたが何かを知るために」(練習会+有料公演)をカスタマイズバージョンで実践。ヒップホップをメインとしているこのチームならではの、障害特性を強みに変える表現メソッドを共に構築。
Kickin' Dance Famについて
「障がいのある人も、健常者といわれる人もごちゃ混ぜであることが特徴のチーム。障がいのある人が、安心して参加する表現の場や表現にふれる機会があることの意味や大切さ、芸術や文化における可能性についても、考える人がまだまだ少ないことに課題を感じでいます。代表 菊地将晃」
2020年度「輝く!やまがた若者大賞」2021年度「鶴岡市青少年育成会模範団体賞」受賞。
全国展開のためのその他の準備
山形公演の準備もすすめつつ関東地域での開催へ向けての準備も進めています。
◆障害福祉・美術教育の研究者との連携で、学生むけの特性を強みに変える身体表現メソッドを体験授業を実施。担い手となる次世代人材の育成に着手。
◆東京都内の公園設計企業との連携で、さまざまな特性の人が共に過ごせる公共空間について考える人を増やすためのタップダンスワークショップの実施。これまであしプロの活動で研鑽を積んできた障害のある若者がファシリテーターを務める。
◆NPO他との連携で、特性に配慮した見守り人材の育成や、広報・運搬協力などの人的ネットワークの拡大。
関東圏でも下地となるコミュニティを広げながら、2030年の障害のある人のコミュニティ4都市(神奈川・山形・宮城・大阪)からの合同公演実現に向かっていきます!
今回のプロジェクトに向けた限定プランを制作しました。プログラム体験プランやグッズなどの様々なリターンをご用意しております。<ご支援プラン>円・活動への全額ご支援3,000・協賛お名前掲載50,000・冠公演 参加・ご招待200,000
<あしプロ体験型プログラムのリターン>
・練習会へのご参加5,000・ご要望に応じたインクルーシブワークショップ開催200,000
<あしプロオリジナル公演・グッズリターン>
・公演1名ご招待5,000・公演2名ご招待10,000・公演1名ご招待+公演グッズ1品20,000
<ご協力団体グッズリターン>
・横浜市の&COCO(あんどここ)の「ドリップコーヒー」5,000・仙台市の多夢多夢舎中山工房の「クリアじゃないファイル」5,000
今回集まった資金につきましては『2025年 山形県遠征プロジェクト』開催へ向けて、準備・実施に使用させていただきます。
冠公演、およびご要望に応じたインクルーシブワークショップ開催に関しては、クラウドファンディング終了後に打合せをさせていただき、実施詳細を確定します。
2025年
【4月下旬】|神奈川での練習会開始
・大学や他のNPOと連携し運営人材育成開始
【6月初旬】|クラファンリターン発送
・山形公演ほか実施調整
【6月下旬】|東京の大学生との体験授業実施
【9月下旬】|山形公演実施
【10月上旬】|東京の公園ワークショップ実施
【12月上旬】|横浜公演実施
※(太字の活動にクラウドファンディングの資金を充当)
2026年
【2月】|活動振り返りと2026年度計画
これまであしプロの活動に参加してきた障害のある若者たちは、自主的な行動を重ねることで大きく成長しました。彼らは舞台公演の出演者や、ワークショップのファシリテーターとして、就労支援施設とは異なるキャリアも積み始めています。
【 舞台実績 】
「VISION ~未来から届いた手紙~」「TO KNOW あなたが何かを知るために~」
2022年:豊岡演劇祭2022フリンジ公演
2023年:YPAMフリンジ公演
2024年:アイムヒア公演
2024年:マグカルシアター公演
2024年:YPAMフリンジ公演
【 イベント実績 】
2020年:「あしおとの輪」
学校教育オリパラ推進事業
・東京都国分寺市内小学校
2021年:「あしおとの輪」
ヨコハマパラトリエンナーレ2021
準備ワークショップ
・SLOW LABEL@横浜市内小学校
2022年:「あしプロ アートノカケラ」
・横浜市社会福祉協議会交流事業
2023~2024年:「タップダンスでクリスマス」
・NPO法人未来をつかむスタディーズ
・在日米国大使館
・WeWork麹町/日テレ四谷
反響
【舞台公演の感想】
・最先端!
・自分の日常の思い込みや枠などについて、非常に考えさせられる
・何かを伝える時に誤解の生まれない表現について、深く自らのことに引き寄せて考えながら観ていた
・日常的な身体による表現だからこそ、ひたひたと舞台と客席の境がなくなり、自分の体験になっていく
など
【イベント・ワークショップの感想】
・人種や障害の有無の壁について、とても大切なことをこんなふうに楽しく伝えられるなんて!
・この体験は小学生の人権教育授業にぜひおつなぎしたいです!
・巻き込み型、いいですね!自然に巻き込まれた子ども達の楽しそうな姿!
など
社会が変化するには時間がかかります。でも、個人の価値観は、体験によって瞬時に変わります。身体を使った安全なアート体験の上で、さまざまなコミュニティが重なり合い、違いを体験し合うことを楽しめたら、きっと眼差しの変わる人が増えて、優しい世界が生まれていくのではないかと思っています!
そんな私たちの活動を全国に広めるため、まずはこの『2025年 山形県遠征プロジェクト』を皆様の力とともに実現したいと考えています。どうぞぜひこの体験を通して私たちそして全国の仲間たちと輪になってみませんか?
ご支援よろしくお願いいたします!!!
NPO法人あしおとでつながろうプロジェクト
代表:おどるなつこ