70歳から絵本を作り始め、今年1月に90歳で亡くなった喜美子おばあちゃんの生きた戦争体験絵本を出版し、次世代に届けたい。
今年戦後80年で、終戦記念日の8/15までに書籍化したい。
このプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。私たち「たんば手づくり絵本の会」は、自らの体験や想いを手製絵本に作り上げる活動をしています。
今年1月、私たちにとって太陽のような存在だった喜美子おばあちゃんが90歳で亡くなりました。
喜美子おばあちゃんは70歳から絵本の制作を始め、20年間で50冊もの絵本を熱心に描き続けました。「戦争は絶対アカン」という強い思いとともに絵本を精力的に作りました。
私たちは「喜美子おばあちゃんの絵本を書籍化して、彼女の反戦の遺志を次世代に伝えたい」と強く願い、今回のプロジェクトを立ち上げました。
書籍化したいのは、こちらの手づくり絵本「おばあちゃんの太平洋戦争」。
小学生の時に体験した戦争下での生活を、少女の目を通して丁寧に描いています。戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継ぐ重要なメッセージが込められており、戦争を経験した人が少なくなる中で貴重な歴史の証言として後世に残すべきものと考えています。
ページをめくれば、泣きながら塗りつぶした大切な教科書のこと、先生の厳しい表情のこと、大勢の子供たちと過ごした日々など、こどもだったおばあちゃんの心に焼き付いた情景がひしひしと迫ってきます。
喜美子おばあちゃんは、昭和9年生まれ。5人兄弟の長女で、小さい頃から末の弟をおんぶして遊んでいたといいます。
結婚して二人の男の子に恵まれ、孫たちにも戦争体験を伝えたいと、70歳で手づくり絵本を始めました。
持ち前のバイタリティで、次々とパワフルに描き続けました。
農業をしながら、絵手紙でNHK学園大賞受賞5回。EテレのNHK短歌で一席。コーラス10年。川柳は地元新聞の入選の常連で、丹波市の川柳グループの指導もするなど多趣味で活動的。人の輪を広げる存在でした。
彼女が残した50冊もの絵本の中でも、この「おばあちゃんの太平洋戦争」は三度も描き直し推敲した入魂の作品で、2020年には自費出版もしました。
彼女の作品は戦争体験をリアルに描写しつつも温かみのあるタッチで多くの人の心を打ち、自費出版絵本はわずか1年足らずで在庫切れとなってしまいました。
今回はハードカバーのしっかりした絵本で出版し、多くの人に手に取ってもらいたいのです。
これまで展覧会などで彼女の作品を紹介し、多くの方の共感を得てきました。手づくり絵本コンクールで数回の受賞経験もあり、読み応えのある作品は話題となりました。
特に終戦の日近くになると、「喜美子おばあちゃんの絵本を展示させてほしい」、「体験を語りに来てほしい」とひっぱりだこでした。
喜美子おばあちゃんの活動は新聞にも取りあげられ、また、絵本が小中学校の平和学習でも活用されるなど、多くの反響を呼んできました。
晩年は、地域の小学生やご婦人方に新聞ちぎり絵の指導もしていました。
子どもたちからは「きみまろ」と呼ばれ人気がありました。
今年は戦後80年という歴史的な節目でもあり、終戦日の8月15日までに書籍化を実現したいと考えています。
喜美子おばあちゃんが大ファンだった絵本作家の長谷川義史さん。
「へいわってすてきだね」など平和を願う絵本を多数描いておられます。
喜美子さんの絵本を読み「伝えたいことが滲み出ている」と言われました。
ご支援は5000円〜お願いします。
こちらの返礼品をご用意しています。
ご支援金額ごとに、以下のような返礼品をお送りします。
読み聞かせ&絵本づくりワークショップについては、ご支援決定後、半年以内に日程調整。交通費は支援者のご負担になります。
・4月上旬までにCAMPFIREの審査を受ける
・事前告知をやって、4月中旬に立ち上げる
・5月の連休明けに、絵本を印刷所へ入稿
・5月下旬クラウドファンディング終了
・6月に校正を経て7月末に出版絵本完成
・8月はじめ、完成絵本とリターン品発送する。
喜美子おばあちゃんの絵本を通じて、戦争の悲惨さや平和の尊さを、より多くの人々に伝えて行くことが私たちの願いです。
彼女の遺志を継ぎ、このプロジェクトを成功させ絵本を出版出来ますよう、皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
出版できた絵本は小中学校や図書館へも届け、多くの人々に読んでもらえたらと願っています。
さらに今回のクラウドファンディングが成功すれば、喜美子おばあちゃんが書き遺した戦争体験絵本…初めてカレーライスを食べた話や、修学旅行に行った話などの絵本も出版できたらいいと思っています。
支援することであなたも平和を伝える一員になれます!
共に、次世代に貴重な歴史の教訓を伝えていきましょう。