荒井由実はいかにして「ユーミン」になったのか? 「荒井由実とその時代」を解き明かす『ユーミンと「14番目の月」』が3月24日に発売!

2025.03.24 09:00
平凡社
ユーミン初のオリコン1位獲得アルバム『14番目の月』(1976年)と、音楽・社会・文化が大きく変化したあの時代を、フィンランド気鋭の日本音楽研究者が読み解く一冊!

 株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)は、フィンランド気鋭の日本音楽研究者ラッセ・レヘトネンさんの書籍『ユーミンと「14番目の月」──荒井由実と女性シンガー・ソングライターの時代』(税込価格2,420円)を2025年3月24日に発売しました。
著:ラッセ・レへトネン著、訳:加藤賢、アニータ・ドレックスラー『ユーミンと「14番目の月」』(2025/3/24平凡社刊)


 今秋の40枚目のオリジナルアルバム発売と「72歳で72本」の全国ツアー開催を発表したばかりの、ユーミンこと松任谷由実。ユーミンが「荒井由実」名義で最後にリリースしたアルバム『14番目の月』(1976年)。ユーミンのアルバムでは初めてオリコン1位を獲得した代表作のひとつであり、ドライブに欠かせない名曲として今でも多くのひとがその名を挙げる「中央フリーウェイ」や、現在でもユーミンのコンサートに欠かせない表題曲など、人気の楽曲を多数収録しています。
1976年11月20日に東芝EMIからリリースされた荒井由実『14番目の月』のアルバムジャケット


 本書は、このアルバムの楽曲分析を中心に、「荒井由実」時代のユーミン、女性シンガー・ソングライターを中心とした同時代のミュージシャンたち、そしてそのころ勃興していたウーマンリブ(第2次フェミニズム運動)などとの関わりを論じます。

 著者は、フィンランドで活躍する日本音楽研究者のラッセ・レヘトネン。日本語が堪能な著者の監修のもと、ポピュラー音楽研究者の新鋭として活躍するふたりの研究者、加藤賢とアニータ・ドレックスラーが訳し下ろしました。
 著者は「日本の読者へのまえがき」で以下のように述べています。

「ユーミンの膨大なディスコグラフィーの中から『14番目の月』をチョイスしたことは、ファンの方々にとって意外なことかもしれない。しかし、私がこのアルバムを選んだのは、そのオリジナリティと音楽的バラエティに加えて、本作が歴史的にみて興味深い時期に発表されているからである。この時期を見つめ直すことは、ユーミンのキャリアや日本のポピュラー音楽に特別な視点をもたらすとともに、私たちの時代を再考することにつながる。事実、このアルバムによってもたらされる観点は、今日のリスナーである私たちにとって、驚くほど同時代的なものである」

 現在世界的人気を集めている「ジャパニーズ・シティポップ」のさきがけであるユーミンと『14番目の月』を論じた本作。ぜひご関心をお寄せください。

■著者ラッセ・レヘトネン氏からのメッセージ
 「本書の翻訳が、日本の読者のみなさんに、ユーミンの作品と日本のポピュラー音楽に関する新たな発見をもたらすことを願っています。」

■著者プロフィール
ラッセ・レヘトネン(Lasse Lehtonen)
1986年フィンランド生まれ。日本音楽研究者。フィンランド学士院研究員、ヘルシンキ大学文学部准教授(アジア研究および音楽学)。Ph.D.(ヘルシンキ大学)。東京大学、東京藝術大学客員研究員、などを歴任。ポピュラー音楽、現代音楽からゲーム音楽まで、日本の音楽を幅広く研究。2022年にフィンランド若手アカデミーのメンバーに選ばれ、2023年から会長。フィンランド音楽学会、フィンランド・日本協会、フィンランド日本語・日本文化教師の会の副会長も務めた。著書に、“March From the Age ofImitation to the Age of Creation”: Musical Representations ofJapan in the Work and Thought of Shinkō sakkyokuka renmei,1930-1940(博士論文)、Japanilainen musiikki: Taiko-rumpujenkuminasta J-poppiin(『日本音楽──和太鼓からJポップへ』、2021年度フィンランド民族音楽学会学術書賞受賞)。

■訳者
加藤賢(かとう けん)
1993年愛知県生まれ。大阪大学大学院文学研究科文化表現論博士後期課程在籍。専門はポピュラー音楽研究、文化地理学、文化政策学。主な論文に「渋谷に召還される〈渋谷系〉──ポピュラー音楽におけるローカリティの構築と変容」(『ポピュラー音楽研究』第24号)、共著として『シティポップとは何か』(河出書房新社)、『クリティカル・ワード ポピュラー音楽──〈聴く〉を広げる・更新する』『シティ・ポップ文化論』(以上、フィルムアート社)、The Life, Death, and Afterlife of the Record Store: A Global History(Bloomsbury Publishing)など。

アニータ・ドレックスラー(Anita Drexler)
1987年オーストリア生まれ。ウィーン大学大学院東アジア研究科修士課程修了。大阪大学大学院人文学研究科文化表現論博士後期課程在籍。研究テーマはニューミュージックの思想論。専門はポピュラー音楽研究、文化政治学、ジェンダー・クィア研究。主な論文にSada Masashi und seine Lieder(修士論文)、Furusato inNew Music(「ポピュラー音楽研究」第27号)、Gender playgroundor emancipated emotions?: Strategies of cross-gendered performanceby male-presenting, New Music-affiliated singer-songwriters(「阪大音楽学報」第20号)など。The Palgrave Handbook of Music andSound in Japanese Animation(Palgrave MacMillan)において翻訳および副著を担当。

■新刊情報
【書名】ユーミンと「14番目の月」──荒井由実と女性シンガー・ソングライターの時代
【著者名】ラッセ・レへトネン
【訳者名】加藤賢、アニータ・ドレックスラー
【発売日】2025年3月24日
【仕様】:四六判/並製/248頁
【定価】2,420円(10%税込)
【ISBN】978-4-582-83954-8
【装画】朝野ペコ
【装幀】天池聖(drnco.)
【出版社】平凡社
【平凡社HP】 

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