「キッコーマン」名誉会長が語るビジネス哲学の集大成!『挑み続けるヒント』刊行

2025.03.19 10:00
株式会社東洋経済新報社
日本でいち早くグローバル化に成功した「キッコーマン」。その立役者による成功を後押しする25の言葉と思考法
株式会社東洋経済新報社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田徹也)は、2025年3月19日にキッコーマン株式会社 取締役名誉会長の茂木 友三郎氏による書籍『挑み続けるヒント』を刊行いたします。

●しょうゆを世界へ広める挑戦に挑む!無謀とされた挑戦をどのように乗り越えたのか?
しょうゆはいまや世界中で愛されていますが、その重要なきっかけは、誰もが知るあの調味料、「キッコーマンしょうゆ」の海外進出です。
1960年代、キッコーマンでは、しょうゆの出荷数の長期的な伸び悩みに直面していました。そこで、海外に市場を広げるべく、当時の常識では無謀だとされていた「アメリカでの工場建設」に挑みます。この一大プロジェクトを先導したのが、本書の著者、茂木友三郎氏です。
無謀にも思われたこのプロジェクトですが、その成功には、緻密な計算と、弛まぬ努力、そしてより高いところを目指し続ける「挑戦心」がありました。
2025年で90歳を迎える茂木氏がその人生で見聞きし、また体験してきたことは、稀有ともいえる貴重な示唆に富んでいます。
●今日から始められる、成功への着実な地盤づくり
キッコーマンのしょうゆづくりは江戸時代から数えると300年以上になります。1950年代にはじまった同社の海外進出は、1973年にはいち早く米国での海外現地生産に挑戦し、日本企業のグローバル進出の先駆けとなりました。
茂木氏が自らの仕事の軸とするのは「挑戦のビジネス哲学」。戦後まもない時代にアメリカに渡ってMBAを取得し、困難と言われた現地での工場建設を成功に導くなど、時代を切り拓く力の源泉とはいかなるものなのか?
本書では、その具体的な行動指針やマインドセットの数々を、現代のビジネスパーソンがすぐに実践できるヒントとしてご紹介します。

●挑戦に「遅い」はない!茂木氏の「挑戦の哲学」の数々!
- 需要を創造することで、企業に付加価値が生まれる。
- 市場を侵食するのではなく、市場そのものを拡大する。
- 「いつクビになってもいい」「次の行き場はある」と断言できるくらいの実力をつけておく。
- 時代の変化を知り、自らの仕事に役立てる上で、最も簡単な方法は社外に出ること。
- 専門能力を磨くことと同様に、あるいはそれ以上に大切なのは人としての基本である。
<第1章 市場を創造し、需要を創造する>より

【目次】
はじめに

●第一章 市場を創造し、需要を創造する
アメリカに工場を建設するという大プロジェクト
現地での瓶詰めから第一歩を踏み出す
企業の役割は需要を創造すること
インストア・デモンストレーションで確信したこと
アメリカの工場建設が決定
建設候補地をウィスコンシンに選定する
現地の反対運動に直面
アメリカ工場の幕開け
現地化せずしてよき企業市民とはなり得ない
第一次石油ショックを乗り越え黒字化を実現
キッコーマンが挑戦を続ける理由

●第二章 守りから攻めへの転換
国内営業を経験して気づいた課題
五つの経営方針を掲げる
「つゆ・たれ」分野への挑戦を決断
「本つゆ」「赤だれ」「黒だれ」を発売
苦難を乗り越え、ブランドを活性化する
市場全体の活性化に貢献
「うちのごはん」シリーズの誕生
「和風そうざいの素」というカテゴリーを創出

●第三章 グローバル時代のリーダー像
グローバルな視点を持てば、企業活動に国境はない
人材のグローバル化がますます意味を持つ時代
人材教育の位置づけが変化している
これからの時代において国際的に活躍する人材の要件
「専門能力」を身につける必要性
海外の文化に自分を適応させる
リスクへの感度を高める

●第四章 成長し続けるための学び方
キャリアと学びについての私の考え方
ドラッカーに感銘を受け留学を決意
ラジオ英会話が現地で役立った
勉強と格闘したアメリカ留学時代
ケーススタディでディベート力を強化 
社外に出て変化を知る機会をつくる 
令和臨調の発足に込めた想い
私を成長させてくれた先輩たち
情報源としての本と新聞の価値
知的錬磨の場を持つ 
朝食会は貴重な意見交換の場
学ぶときに最も大切な姿勢

●第五章 これからの世界を生きる
変化が連続し、予測困難な時代
資本主義はどこへ向かうのか
失われた三〇年と日本の国際的地位
生産性向上のために何が必要か
今ほど社会的責任が問われる時代はない
なぜマナーを身につけることが大切なのか
個人にも求められるジェントルマンシップ
明けない夜はない
【著者プロフィール】
茂木 友三郎(もぎ ゆうざぶろう)
キッコーマン株式会社 取締役名誉会長 取締役会議長
公益財団法人 日本生産性本部 会長
1935年千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業後、キッコーマン株式会社入社。61年米国コロンビア大学経営大学院(経営学修士課程)卒業、同大での日本人第1号のMBAを取得。95年代表取締役社長CEO、2004年代表取締役会長CEO、2011年から現職。
2014年、日本生産性本部会長に就任。令和国民会議(令和臨調)共同代表、日本アカデメイア共同塾頭、経済同友会終身幹事等。
著書に『「醤油」がアメリカの食卓にのぼった日』(PHP研究所)、『キッコーマンのグローバル経営』(生産性出版)、『国境は越えるためにある「亀甲萬」から「KIKKOMAN」へ』(日本経済新聞出版社)など。
【書籍概要】
『挑み続けるヒント』/ 茂木 友三郎 著
定価:1,760円(税込)
発売日:2025年3月19日
ISBN:978-4-492-96113-1
体裁:四六版/並製/166頁
発行元:株式会社東洋経済新報社
東洋経済ストアサイト:
Amazonページ:

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