三井不動産のシェアオフィス「ワークスタイリング」×慶應義塾大学大学院SDM白坂研究室 コミュニティ立ち上げに関する研究結果をサービス活用へ

2025.03.04 14:26
三井不動産株式会社
本レターのポイント

- 三井不動産のシェアオフィス「ワークスタイリング」は、「すべてのワーカーに『幸せ』な働き方を。」というパーパスのもと、ウェルビーイング推進担当者らが企業の枠を超えて集まる実践コミュニティ「Well-Beingコミュニティ」を運営。
- 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂成功研究室が、2024年12月の人材育成学会にて「Well-Beingコミュニティ」を研究対象としたコミュニティ立ち上げ時の課題についての研究成果を発表。
- 三井不動産は本研究で得られたノウハウを、「ワークスタイリング」内のコミュニティづくりに活かし、さらに企業内のコミュニティづくりを支援する&BIZ communityの取り組みを進めていく。


 三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)が展開するシェアオフィス「ワークスタイリング」は、2023年3月より企業横断型の実践コミュニティ(※1)「Well-beingコミュニティ」(以下「本コミュニティ」)を運営しています。本コミュニティは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂成功研究室の研究対象になっており、2024年12月の人材育成学会にて本コミュニティ立ち上げ時の課題についての研究成果が発表されました。三井不動産は本コミュニティの運営で培った知見および研究成果をもとに、「ワークスタイリング」内のコミュニティづくりと、他社企業におけるコミュニティづくりを支援する&BIZ communityの取り組みを推進してまいります。

■慶應義塾大学大学院による学会発表
 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂成功研究室は、本コミュニティを対象として、企業の枠を超えた越境型の実践コミュニティを立ち上げる際に、当事者が直面する具体的な課題や心境を明らかにすることを目的とした研究(※2)を行い、2024年12月22日に開催された人材育成学会第22回年次大会でその研究成果を発表しました。
 同研究科の研究員は、本コミュニティの企画構想段階であった2023年3月から現在に至るまでの各種会議に同席し、立ち上げ期からの議論の経過を観察すると共に、各会議終了後のアンケートでメンバーの心境の動きを調査してきました。
 その結果、越境型コミュニティ特有の様々な課題や、課題の解決への示唆が明らかになりました。例えば、越境型コミュニティは企業内コミュニティ以上にメンバーの多様性が高いため、特に立ち上げ期は「居心地の良さ」の醸成が重要であり、コミュニティ全体の様子を気にかける「配慮型リーダーシップ」がコーディネーターに求められること。また、立ち上げ期のメンバーは、互いの関係性やコミュニティの有効性が曖昧で不安を感じやすいため、本音を理解し合える対話の場を設定し、コミュニティの価値や存在意義を全員で共有することも重要だと分かりました。

<2024年11月に開かれたWell-Beingコミュニティのミーティング>
※1 実践コミュニティとは
実践コミュニティとは、企業内の部門横断チームや勉強会、企業同士の情報交換会など、共通のテーマに対する関心や問題意識を持つ人々の集団を表します。個人や組織が日々の知識や経験を共有しながら、学びを深め課題を解決する場として、注目されています。
※2 研究名「越境型実践コミュニティの企画構想・立ち上げにおける課題の検討―Well-being コミュニティの立ち上げ事例に着目して―」

■ワークスタイリングの「Well-beingコミュニティ」とは
 近年、人材を資本と捉え企業の価値向上を目指す人的資本経営に関心が集まる中、従業員のウェルビーイングを追求する動きが盛んになっています。「ワークスタイリング」は2023年11月、企業のウェルビーイング推進担当者の「何から始めれば良いか」「社内でどう理解を得るか」といった課題を共有し、解決の糸口を模索する場として、「ワークスタイリング」会員向けに本コミュニティを立ち上げました。
 本コミュニティ最大の特徴は、異なる企業のウェルビーイング推進担当者が参加し、職場のウェルビーイング向上や従業員の幸せな働き方の実現という目的を共有する企業横断型である点です。隔週で定例会を設けることで、企業の枠を超えて課題を共有して解決の糸口を模索し、対話を通じて得た知見やヒントをそれぞれの職場に持ち帰り、実践しています。
 現在は教育、法律、医療、不動産など多様な業界から、20代~50代の約10名が参加し、様々な業種や職種、年代のメンバーが集まることで、ウェルビーイング向上のアイデアや課題解決策を模索すると共に、メンバーが自身の幸せな働き方を深く考える機会にもなっています。

■今後の取り組み
 三井不動産は、本コミュニティの運営で培った知見やノウハウをもとに、「ワークスタイリング」内にとどまらず、企業におけるコミュニティの構築や運営をサポートしています。さらに、本研究により得られた、コミュニティづくりにおける課題と解決方法を参考に、より良いコミュニティの構築、運営に活かしてまいります。
 三井不動産は今後も、働く人のコミュニティづくりをサポートすることで、幸せなワーカーや職場を増やすというパーパスを実現してまいります。サービスの詳細については、下記ウェブサイトをご参照ください。
※社内の「つながり」を創出するイベント提供サービス 「&BIZ community」 公式ウェブサイト
■ 「ワークスタイリング」 について 
 三井不動産は、2017年4月よりシェアオフィス「ワークスタイリング」を展開しており、急速に進む働き方の多様化に合わせてサービスを展開してまいりました。2025年1月現在、総拠点数は提携するSTATION WORKと合わせて約550拠点となり、会員企業約1,200社、会員数約32万人にご契約いただいております。「すべてのワーカーに『幸せ』な働き方を。」をパーパスに据え、シェアオフィスという場の提供にとどまらず、利用者一人一人が「幸せな働き方」を見つけるきっかけとなるサービスを提供しています。

■ 「COLORFUL WORK」 について 
 三井不動産では、「COLORFUL WORK」 をスローガンに、誰もが自分のカラーを活かして働くことができ、単に「働く」だけではなく様々なライフスタイルが実現できるように、ワークプレイスやワークスタイルの多様化に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、『三井のオフィス』 をご利用の皆様が 「Work」 も 「Life」 も充実して過ごすことができる新しい働き方の実現をサポートしていきます。

■ 三井不動産グループのサステナビリティについて
 三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
 また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】
・「グループ長期経営方針策定」
・「グループマテリアリティ」

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