12年の沈黙を破り、松井冬子「懼怖(おそれ)の時代」展 2025年3月14日に開幕。ブリタニカ百科事典が選ぶ“地獄の十景”――《終極にある異体の散在》、特別展示決定。

2025.03.04 10:00
株式会社ナカジマアート
生と死、恐怖と美――その境界を超えて。松井冬子が世界を揺るがす、新たなステージへ。
松井冬子《終極にある異体の散在》2007 絹本着色、軸  124.3cm×97.4cm 作家蔵 (C)Fuyuko MATSUI


250年の歴史を誇る世界的なブリタニカ百科事典の哲学と宗教の領域の中で、ボッティチェリ、ミケランジェロ、ヤン・ファン・エイク、ブリューゲル、ヒエロニムス・ボスといった巨匠たちと並び、松井冬子の《終極にある異体の散在》(2007)が、地獄の十景の一作として紹介されました。本展では、この作品も特別に展示致します。
現存の作家で、さらに女性、アジア人として紹介されているのは松井冬子だけです。
(Ten Depictions of Hell | History, Art, Dante, Divine Comedy, & Facts | Britannica)
“確かな日本画の技法で、西欧の解剖学的リアル、インドのミニアチュールも彷彿とさせる物語性を併せ持つ。特に、女の忍受力が崩壊する瞬間、その永遠に続く瞬間を描いている。”
                    松任谷 由実(シンガーソングライター)

“松井冬子は、日本伝統の表現を世界の芸術と融合することで真に独創的な絵画を創造したまことに傑出した芸術家。時代と文化を超える芸術の深淵と豊穣が哲学的な探究と共存し、普遍に到達した稀有な存在。その作品は観る者を果てしなく魅惑し続ける。”
                  山里勝己(PhD 、英米文学、前名桜大学学長)
松井冬子《 被観察者 》(部分)2025(新作) 絹本着色 80.5cm×59cm (C)Fuyuko MATSUI  


2025年、画家・松井冬子が新たに始動します。

痛み、恐怖、狂気、ナルシシズム、性、生と死などをテーマに、挑発的とも言える作品を制作し、アートの世界に衝撃を与えてきた松井冬子。その活動は多くのメディアで紹介され、国内外で注目を集めました。2011年には横浜市美術館で「松井冬子展 世界中の子と友達になれる」を開催し、106点に及ぶ作品が出品され、それまでの画業の全貌を俯瞰する個展となりました。
2014年には、新宿瑠璃光院白蓮華堂障壁画を制作するため、表舞台から姿を消し、十年の歳月を費やして、代表作となる四十八枚の障壁画《生々流転》を描きました。
その間、松井冬子は人生の様々な分岐点を迎えながら、画家としての新たなステージに立つ準備を進めてきました。

そして、新たな境地に立つ松井冬子の舞台となる個展が、銀座・ナカジマアートで12年ぶりに開催されます。今展では、新たなステージ「懼怖(おそれ)の時代」を迎えた松井冬子の新作を発表するとともに、ブリタニカ百科事典で紹介された地獄の十景《終極にある異体の散在》(2007年)も特別展示いたします。本作は、14年ぶりの一般公開となります。

「懼怖(おそれ)の時代」について 松井 冬子
かつて私は「痛覚」を主題に制作を行っていましたが、現在は「おそれる」という感覚により深く向き合っています。この「おそれる」とは、日常に潜む不安や緊張、さらには過剰な執着を象徴するものであり、しばしば現実世界を虚偽的なものとして認識させる要因にもなり得ます。このような感覚の変化を通じて、自らの制作や意識のステージが「痛覚の時代」から「懼怖(おそれ)の時代」へと移行したと感じています。
(C)Satoshi Saïkusa

松井冬子(まつい・ふゆこ)静岡県森町出身。2007東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程 美術専攻日本画研究領域修了。日本画科の女性としては初めての博士号(美術)取得。2011年「松井冬子展 世界中の子と友達になれる」(横浜美術館)2018年 松井冬子《生々流転》公開(新宿瑠璃光院白蓮華堂)。他、2011年 第62回NHK紅白歌合戦ゲスト審査員、2014年日本で最も影響力のある100人 (日経ビジネス)、2015年 東京2020 エンブレム委員会委員(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)など多方面で活躍。

展覧会概要
[展覧会名] 松井冬子「懼怖(おそれ)の時代」展
[会期] 2025年3月14日(金)~ 4月3日(木)11:00-18:30 
休廊日:3月20日(木・祝)・30日(日)
[会場] ナカジマアート
〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3階・5階
TEL:
 FAX:
[入場料] 無料
[出品数] 約10点


会場となるナカジマアートについて
株式会社ナカジマアート は、銀座五丁目・西五番街を拠点とする画廊で、絵画、特に日本画を中心に取り扱っております。
1995年の開廊以来、日本画の魅力を広く伝える場 として、巨匠から若手まで幅広い作家の作品を紹介してまいりました。開廊当初より、新作展を開催していた日本画家 堀文子をはじめ、片岡球子、平山郁夫 など、日本画の歴史を築いてきた作家の作品を扱ってきました。
近年では、若手作家の新たな挑戦の場として、企画展を開催し、次世代の日本画を支える取り組みも行っております。
2025年で開廊30周年を迎えたナカジマアート。これからも日本画の魅力を発信し、伝統と革新を共存させる画廊として歩んでまいります。
株式会社 ナカジマアート
〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3F
TEL:
FAX:
E-mail:info@nakajima-art.com
HP:

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