公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
近藤さや香×横浜元町タカラダ×横浜開港資料館
横浜開港資料館は、合資会社寳田商店(横浜市中区、代表社員:宝田博士)と協働し、近藤さや香(FMヨコハマ「Lovely Day(ハート)」 DJ・フリーアナウンサー)さんプロデュースによる、所蔵資料の横浜浮世絵「横浜港崎町楼上之図 岩亀楼繁昌之図」を活用したクライネトレー(豆皿)をミュージアムグッズとして100セット限定で販売します。2月24日(月・祝)より、当館ショップ「PORTER‘S LODGE」および横浜元町テーブルウェア専門店「タカラダ」にて予約を開始します。
商品イメージ ※実際の色味とは異なる場合があります。
本商品の特徴
クライネトレーは、タカラダが販売するオリジナル商品です。クライネはドイツ語で小さい(Kleine)を意味し、テーブルウェアとして、ドレッサーアイテムとして、ジュエリートレーとして、場所を選ばずに使える便利なトレー(豆皿)です。
今回は、横浜開港資料館所蔵する数多くの横浜浮世絵の中から、「横浜港崎町楼上之図 岩亀楼繁昌之図」〔歌川広重(2代)〕に描かれた3人の遊女をそれぞれのトレーに配置しました。また、裏面には、近藤さや香さんのサイン、タカラダと当館のロゴをあしらい、専用の木箱に入ったパッケージには、使用した横浜浮世絵の紹介文を記載しています。
裏面イメージ※実際の色味とは異なる場合があります。
【個 数】3枚1セット
【価 格】9,000円(税込)
【サイズ】
皿:縦102mm×横82mm×高27mm
箱:縦209mm×横135mm×高35mm
【素 材】磁器製
※多少の誤差が生じる場合がございます
【発売日】2025年3月中旬予定
【予約期限】3月9日(日)(限定数に達した場合は終了)
【限定数】限定100セット(専用木箱入)
内訳:タカラダ:30セット
PORTER‘S LODGE:70セット
プロデュースの経緯と近藤さや香さんからのメッセージ
横浜開港資料館では、令和5年度にミュージアムグッズデザインコンテストを開催しました。その際、近藤さや香さんには、数多くの応募作品の中から受賞作品の選定にあたる審査員を務めて頂きました。今回はそのご縁から、近藤さんが足繫く通う元町商店街の中から、テーブルウェア専門店「タカラダ」の商品であるクライネトレーに当館所蔵資料から横浜浮世絵をセレクトしていただき、3者のコラボレーションによるミュージアムグッズの製作が実現しました。
- 近藤さや香さんからのメッセージ
横浜開港資料館にある膨大なデータの中から、まずはテーマを決める所から。飾るだけではなく使うワクワク感もあってほしく、華やかな女性の服装が分かる資料に絞りました。開港して入ってきた西洋の帽子やコルセットドレスなどに見惚れていたものの、やはりこの地に根付いていた文化を感じさせたく、横浜に存在した遊郭の浮世絵を選びました。横浜で美しい洋食器を扱うタカラダのブランドに、開港の歴史を乗せて皆様のテーブルに届くことを楽しみにしております。
●近藤さや香さんプロフィール 高校卒業までアメリカミシガン州で育ち大学から帰国。SDN48の1期生メンバーとして活動の後、フリーアナウンサーに。2016年より、FMヨコハマ「Lovely Day(ハート)」(月~木9時~12時)でラジオパーソナリティを務める。
横浜元町テーブルウェア専門店「タカラダ」
・所在地 横浜市中区元町3-118
・代表社員 宝田博士
・創業 明治15(1882)年4月
・オーダーメードの家具店、宝田商店としてスタート。元町の変遷とともに、家具店から外国人向けの洋食器販売へ、さらに国内向けの洋食器輸入販売、オリジナル洋食器メーカーへと展開。現在は横浜元町のテーブルウェア専門店として、オリジナルから国内外のテーブルウェア、インテリア、アンティーク品などを取り扱っています。
また、横浜市SDGs認証制度[Y-SDGs]において『Standard』の認証を受けているほか、横浜市が東北 12 市町村と締結した「再生可能エネルギーに関する連携協定」に基づく取り組みによる青森県横浜町の再生可能エネルギー電力を、元町本店で使用しています。
タカラダ元町本店
横浜浮世絵「横浜港崎町楼上之図岩亀楼繁昌之図」
横浜浮世絵は開港の翌年、安政7(1860)年2月から明治5(1872)年頃まで800点以上が制作され、本作品には港崎遊廓(みよざきゆうかく)の遊女があらわされています。遊廓は、開港場に流入する新たな西洋の文化とともに、人々の大きな関心ごととなり、浮世絵師たちにとっても興味をひかれる画題のひとつとなったものです。
遊女の着物にあしらわれた紋様や背景には岩亀楼内部の様子が描かれ、当時の遊廓の華やかな様子を伝えています。
横浜港崎町楼上之図 岩亀楼繁昌之図 万延元(1860)年 5月 作:歌川広重(2代)
横浜開港資料館デジタルアーカイブ
横浜開港資料館では、主に幕末から昭和初期までの、横浜に関する歴史資料約27万点を収蔵しています。古文書・写真・絵葉書・絵地図・浮世絵・絵画等、多様な収蔵資料の目録およびデジタル画像等の一部を検索・閲覧することができます。
デジタル画像は、メディアや出版物での使用だけでなく、商品開発等のさまざまなデザインの素材として提供しています。
デジタルアーカイブURL
横浜開港資料館 施設概要
・所在地横浜市中区日本大通3
・概要 横浜開港資料館は、横浜開港百年を記念して実施された「横浜市史」編纂事業の資料を基礎に、昭和56(1981)年6月2日の開港記念日に開館しました。この地は安政元(1854)年の日米和親条約締結の地であり、また、旧館は旧イギリス総領事館(横浜市指定文化財)です。19世紀半ばの開港期から関東大震災に至る時期を中心とした資料を収集・保管、整理し、調査研究を行い、その成果を常設展や企画展で紹介するとともに、閲覧室で公開しています。横浜開港資料館は資料を通じて横浜の歩みを次の世代に伝える「近代横浜の記憶装置」としての役割を果たしている施設です。
・管理運営 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
近代建築としても人気の高い旧館(旧英国総領事館)と中庭に植わる横浜開港のシンボルたまくすの木