【新刊書籍のご案内】『クリエイティブ・エシックスの時代』2月26日発売

2025.02.07 16:06
株式会社宣伝会議
倫理(エシックス)によって企業の評判が左右される今だから知っておきたい、現代ビジネスパーソンの必須教養をこの一冊で!
2025年2月26日発売/著:橋口幸生/定価:2,420円(本体2,200円+税)

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広告・マーケティングの専門出版社 株式会社宣伝会議(本社:東京都港区)は、『クリエイティブ・エシックスの時代 世界の一流ブランドは倫理で成長している』を2月26日、全国の有力書店とオンライン書店で発売します。現代のビジネスパーソンがいま知っておくべき倫理(エシックス)とその事例を解説。倫理の有無が企業やブランドの評判を左右する時代だからこそ、すべてのビジネスパーソンに読んでいただきたい一冊です。
内容紹介
「倫理(エシックス)」という言葉が、企業経営やブランディングなどビジネスの世界において急速に存在感を増しています。倫理に欠ける企業経営や情報発信はたちまち炎上し、その一方で、高い倫理観が伝わる情報発信や取り組みは、評判を生み企業やブランドの価値を高めます。いまや倫理(エシックス)は、企業やブランドの根幹をなす最重要課題であり、ビジネスの結果を大きく左右するようになっているのです。

本書でいう「クリエイティブ・エシックス」とは、「世界をより良い場所にするかどうか?」という視点で物事を判断するマインドセットのこと。世界の優れた広告事例を見ても、ハリウッド映画やNetflixなどのコンテンツを見ても、近年のヒット作には、クリエイティブ・エシックスに基づいたものが多く見られます。クリエイティブの世界では、エシックスはもはや炎上対策のために守りの姿勢で取り組むものではなく、これまでにない魅力を持った作品を生み出すためのエンジンとなっているのです。

本書は、現代のビジネスパーソンがいま必須教養として知っておくべき倫理(エシックス)とその事例を解説。「炎上するのが嫌だから守る倫理(コンプライアンス)」ではない、「ブランドをより魅力的に成長させるための倫理」を紐解く、はじめての書籍です。人権、ジェンダー、多様性、セクシュアリティ、気候変動などのテーマ別に、押さえておくべきポイントを具体事例と共に紹介します。

著者プロフィール
橋口幸生(はしぐち・ゆきお)電通所属。クリエイティブ・ディレクター、コピーライター。代表作は伊藤忠商事「キミのなりたいものっ展?with Barbie」、世界えん罪の日新聞広告「真実は、曲げられる。」、 Netflixシリーズ『三体』「YOU ARE BUGS お前たちは、虫けらだ」、ニデック「世界を動かす。未来を変える。」など。DEI専門クリエイティブ・チームBORDERLESS CREATIVE主催。国内外の広告賞受賞多数。『言葉ダイエットメール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術』(宣伝会議)、『100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる』(マガジンハウス)著者。Xフォロワー2万4千人超。趣味は映画鑑賞。
表紙アートワークについて
本書の表紙カバーのアートワークは、国内外の障害のある作家とIPライセンス契約を結び、ビジネスを展開するクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」の契約作家・大路裕也氏(やまなみ工房在籍)の作品「ひと」を起用しています。
青山ブックセンターにて先行販売&選書フェア開催決定ヘラルボニー桑山知之氏との出版記念トークも!
発売に先立ち、2月15日(土)より青山ブックセンター本店にて、書籍の先行販売および著者による選書フェアを開始します。また、出版記念トークとして、ヘラルボニーのクリエイティブディレクター桑山知之氏をお招きしたトークイベント「なぜ、いまクリエイティブ・エシックスがブランドに求められるのか?(手話通訳つき)」を2月25日(火)19時より実施します。
詳細・申込みは同書店のWebサイトをご覧ください。
目次
第1章 現代クリエイティブの主流である「クリエイティブ・エシックス」
01. 海外アワードからはじまった「クリエイティブ・エシックスの時代」
02. 「おもしろさ」の定義は変わる
03. クリエイティブ・エシックスと過激さは両立できる 事例1.Netflix
04. クリエイティブ・エシックスと過激さは両立できる 事例2.映画『マッドマックス』
05. クリエイティブ・エシックスは一過性の流行ではなく、不可逆的な変化

第2章 なぜ今、クリエイティブ・エシックスの時代なのか?
01. 1960年代~90年代「先駆者」の時代
Levy’s「ユダヤ人じゃなくても」ポスター/アメリカン・エキスプレス「自由の女神像・エリス島 修復キャンペーン」/オリビエーロ・トスカーニによる「BENETTON」
02. 2000年代 非営利団体の時代
Truth 反喫煙キャンペーン(2001)/UNICEF & Volvic「1リットル for 10リットル」プログラム(2005~2016)/UNICEF「TAP PROJECT」(2007)/DOVE 「Evolution」(2007)
03. 2010年代前半 非営利組織からブランドの時代へ
フィリップ・コトラー「マーケティング 3.0」(2010)/Twitterの普及/SDGsの登場(2015)/VOLVO UK「Life Paint」(2015)
04. 2010年代後半から現在 政府からブランドへ
ドミノ・ピザ「Paving For Pizza」(2018)/ソーシャルグッドへの批判/Nike「Dream Crazy」(2018)

第3章 人権
01. 人権は法律である
02. 人権は、国際社会のOSである
03. AIも人権で動いている
04. 近現代史は、人権拡張の歴史である
05. 世界えん罪の日 新聞広告

第4章 ジェンダー
01. 広告とジェンダーバイアス
02. セクシャル・オブジェクティフィケーション
03. Libresseが描く、女性の身体と性のリアル
「#Bloodnomal」 (2017)/「Viva la Vulva」(2018)/「#wombstories」 (2020)
04. 子どもとジェンダーバイアス
05. Always「Like a girl」(2015)
06. ITOCHU SDGs STUDIO 「キミのなりたいものっ展? with Barbie」(2023)
07. ルッキズム
08.Dove 「Real Beauty Campaign」
2004年にキャンペーン開始/「Daughters」から「Evolution」へ/「Real Beauty Sketches」(2013)/テクノロジーと美しさ/「Reverse Selfie」(2023)/「#TurnYourBack」(2023)
09. 男性にとってのジェンダー問題
有害な男らしさ/Gillete「We Believe: The Best Men Can Be」(2019)/PANTENE「#DADDO」 (2016)
10. 男vs女を超えて

第5章 多様性
01. 表象の多様性
映画におけるレプリゼンテーション/「ホワイトウォッシュ」の問題/時代劇が世界的ヒット作になる時代/レプリゼンテーションの社会的重要性/障害者のレプリゼンテーション/Channel4「Meet the Superhuman」(2012)/Channel4 「We are the Superhumans」(2016)/Channel4「SUPER. HUMAN.」(2021)/Channel4 「Considering What?」(2024)/日常的レプリゼンテーション/CoorDown「Integration Day」(2012)/日常的レプリゼンテーションは広告最大の力
02. 組織の多様性
「世界ダウン症の日」新聞広告(2021)/アメリカが大国でありつづける理由/なぜCIAは同時多発テロを防げなかったのか/DEGIRO「Pink Chip」(2024)
03. マイノリティ vs マジョリティ を超えて

第6章 セクシュアリティ
01. セクシュアリティと知性が結びついていた古代ギリシャ
02. 明治以前の日本の、おおらかで開放的なセクシュアリティ
03. セクシュアリティを罪と考えたキリスト教
04. セクシュアリティを「権利」ととらえる現代社会
性と生殖の健康と権利(SRHR)/性の権利宣言/「セクシャリティは権利」から社会をとらえ直す
05. DoorDash「Self Love Bouquet」(2023)
06. Relate「The Joy of Later Life Sex」(2021)
07. 包括的性教育とは
08. Whisper「The Missing Chapter」
09.インドが生んだヒーロー「パッドマン」
10.日本における権利としてのセクシュアリティ

第7章 気候変動
01.国連気候変動会議(COP)
02.気候変動訴訟
03.ツバル政府「The First Digital Nation」(2022)
04. Solar Impulse Foundation「Pret a Voter」(2022)
05. Suncorp「One House to Save Many」(2022)
06.広告の使命は「希望の提示」

第8章 バックラッシュを超えて
01.顕在化するソーシャルメディアの負の側面
02.人権のダブルスタンダード
03.それでも、人権は国際社会のOSであり続ける
04.日本も、クリエイティブ・エシックスの時代へ

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