日本フレスコボール協会(JFBA)、香川県・大手前高松中学校で国内初となる中学生による同好会「大手前高松フレスコボール同好会」の設立を発表。

2025.02.06 15:30
一般社団法人日本フレスコボール協会
大学生・高校生・小学生によるJFBA公認地域団体はありましたが、中学校では初。『フレスコボールツダノマツバラカップ2024』開催を契機に普及の波が同校へ。他校や地域に先駆けた活動モデルを目指します。

コミュニケーションデザインスポーツ"フレスコボール"の国内での普及活動を行っている、一般社団法人日本フレスコボール協会(以下、JFBA、代表理事 窪島剣璽)は、香川県・大手前高松中学校で国内初となる中学生による同好会「大手前高松フレスコボール同好会」が設立されたことを発表いたします。同クラブは、日本では5団体目のJFBA公認学生団体となります。
大手前高松中学校は、香川県高松市室新町に所在する私立中学校。”品位ある人格者”で”指導的社会人”を育成することを建学の精神とし、県下で最も注目を受けている学校の一つと言われています。

このたびの同好会設立にあたっては、同校の⾢地秀一郎教諭とJFBA公認地域協会「四国フレスコボール協会」(会長:藤田然吏)が連携して実現。⾢地教諭は、英語教師でありながら女子生徒との漫才コンビ『二者面談』を結成し、M1グランプリ2023「ナイスアマチュア賞」、M-1グランプリ2024では2回戦に進出。最近では日本テレビ「ウチのガヤがすみません正月SP」に出演するなど多方面で活躍しています。2024年に同県さぬき市・津田の松原で開かれた『フレスコボールツダノマツバラカップ2024』ハーフタイムショーで漫才を披露したことで、フレスコボールとの縁が始まりました。
⾢地教諭は、「フレスコボール全国大会での漫才という謎の依頼があり、とりあえず現場に行って披露したところ、爽やかなフレスコボーラー達が印象的だった」と当時を振り返り、「いざ体験してみると楽しいし、集中力や継続力がついて勉強にも活かせる。ビーチに限らず、体育館やテニスコートでも楽しめて場所を問わない。道具代も安価で気軽にプレーでき、ケガのリスクも低い。部活動における諸問題をクリアできるとして、フレスコボールの競技性が合致した」とコメント。
フレスコボールをテーマにしたネタで会場を沸かせた

「他のどの中学校もやっていない点も魅力に映った」といい、『既存の枠組みにとらわれず、失敗を繰り返しながらも、とにかく新しいことに挑戦し、新たな時代を切り拓いていく』という同校を象徴する活動となりそうです。まずは週一回程度の活動を目標とし、テニスコートや体育館での練習を予定。四国フレスコボール協会の指導員たちによる技術連携も計画され、地域と学校が連携した新しい同好会モデルとしての期待がかかります。
四国フレスコボール協会が昨年10 月に体験会を実施
生徒らの満足度の高さも同好会設立の後押しに
■クラブ概要名称:大手前高松フレスコボール同好会
略称:OTFC
代表:邑地秀一郎
活動場所:大手前高松中学・高等学校テニスコート
代表者コメント:とりあえず生徒の要望もあり、作ってみました!全国初中高一貫校のフレスコボール同好会です。ニュースポーツで四国を盛り上げていきたいです!



◎教育におけるフレスコボールの魅力
1. コミュニケーション能力が鍛えられる
フレスコボールではパートナーとお互いに打ちやすい位置を相談しながらプレーを進めるため、自然とコミュニケーション能力が養われます。相手の気持ちや技量を考えた配慮が求められるため、日常の人間関係にもプラスの影響を与えると考えられます。
2. 誰とでも楽しめるユニバーサルスポーツ
フレスコボールは性別・年齢に関係なく楽しめるスポーツであり、先生と生徒、親子でも楽しめます。また、ブラジルでは車椅子プレイヤーが活躍している例もあり、ハンディキャップを持つ方も参加可能な「ユニバーサルスポーツ」としての魅力を持っています。
3. 成長を感じられるスポーツ
技術レベルが異なる人とでもラリーを通じて成長を実感できます。例えば、上級者と組んだ場合はさらに高いレベルを目指す喜びを味わえ、初級者と組んだ場合でもラリー回数が増加することで相手の成長をともに喜べるため、協力し合いながら上達する経験を提供できます。
4. 気軽で安価に始められる
フレスコボールは、ラケットとボールさえあれば手軽にどこでもプレー可能なスポーツです。また、ベーシックラケットセットは約7,000円程度と、他のスポーツと比べて低コストで始められます。

■”コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、2025年2月現在、日本全国で27のJFBA公認地域クラブと5の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年中に日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。

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