東京フィルハーモニー交響楽団
ヴァイオリンとチェロの俊英が名誉音楽監督チョン・ミョンフンのピアノとともに奏でるベートーヴェン
東京フィルハーモニー交響楽団 2025シーズン開幕2月定期演奏会
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区/理事長:三木谷浩史)の2025シーズン開幕となる2月定期演奏会(2/24、25、26)は、東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフンが登場。ピアニストでもあるマエストロが指揮とピアノをつとめ、ベートーヴェンの「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」、そして傑作として知られる「交響曲第3番『英雄』」をお届けいたします。
「三重協奏曲」の弦楽ソリストにはヴァイオリンに日本の俊英・前田妃奈、チェロに2006年生まれのハン・ジェミンを起用。円熟の巨匠とともに祝祭的な協奏を届けます。
3月2日(日)には、東京オペラシティコンサートにて「日韓国交正常化60周年記念 KBS交響楽団 & 東京フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会」への出演も予定しているマエストロ チョン・ミョンフン。若き才能との音楽を通じた交歓をご堪能ください。
【聴きどころ】
シーズン開幕は、名誉音楽監督チョン・ミョンフンが登場。ベートーヴェン・プログラムを披露する。三重協奏曲は、2024年の東京フィルとの韓国ツアーと同様、マエストロがピアノの弾き振りで参加。今回は次世代を担う日韓の若手奏者と共演する。ヴァイオリンの前田妃奈は、2022年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、マエストロ推薦のチェロのハン・ジェミンは、2021年エネスク国際コンクールに史上最年少の15歳で優勝。国際的に実力が評価された2人のエネルギッシュな演奏に期待が高まる。交響曲は、昨年の『田園』に続き、『英雄』を取り上げる。2020年のベートーヴェン・イヤーに予定されていた(コロナ禍による渡航制限で延期の)『英雄』がようやく実現。その磨き抜かれた演奏は聴き手の胸を熱くするだろう。
◆公演日時・会場 date & venue
2月24日(月・祝)15:00 Bunkamuraオーチャードホール
February 24, Mon/Holiday 15:00 Bunkamura Orchard Hall
2月25日(火)19:00 サントリーホール
February 25, Tue 19:00 Suntory Hall (Main Hall)
2月26日(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
February 26, Wed 19:00 Tokyo Opera City (Concert Hall)
◆出演 cast
指揮・ピアノ:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)
Conductor & Piano: Myung-Whun Chung (Honorary Music Director)
ヴァイオリン:前田妃奈*
Violin: Hina Maeda
チェロ:ハン・ジェミン*
Cello: Jaemin Han
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
Tokyo Philharmonic Orchestra
◆プログラム program
ベートーヴェン/ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op. 56
Beethoven: Concerto for Violin, Cello and Piano in C major, op. 56 ("Triple" Concerto)
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 Op. 55『英雄』
Beethoven: Symphony No. 3 in E-flat major, op. 55 ("Eroica")
◆関連記事
【特設ページ】
【ぶらあぼONLINE】
東京フィルの新シーズンはチョン・ミョンフンの弾き振り&熱きタクトのベートーヴェン・プロで開幕
チケットについて
◆定期会員券料金(8回通し券;税込・全席指定)
定価SS¥96,000・S¥56,000・A¥47,600・B¥39,200・C¥30,800
東京フィルフレンズ料金*()内は定期会員券1公演あたりの価格です
S¥50,400(¥6,300)・A¥42,840(¥5,355)・B¥35,280(¥4,410)・C¥27,720(¥3,465)
>定期会員券について
◆1回券料金(税込・全席指定)
定価SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
東京フィルフレンズ料金S¥9,000・A¥7,650・B¥6,300・C¥4,950
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引でご購入いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。
東京フィルフレンズへの入会方法など詳細はこちらをご参照ください。
◆チケットお問合せ
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平日10時~18時/土日祝休/発売日の土のみ10時~16時営業)
東京フィルWEBチケットサービス
◆ご来場の皆様へ
・本公演は全席指定です。入場券指定の座席にご着席ください。演奏開始間際の入場の際にはスタッフの案内で入場券記載とは異なるお席への着席をお願いすることがございます。
・演奏中のご入場は固くお断りいたします。楽章間のご入場は楽曲の進行によりスタッフがご案内いたします。ご入場いただけない場合もございますのでご了承ください。
・曲間・楽章間での退場につきましては、体調に不安がある場合など、無理せずご判断ください。その際、周りのお客様の鑑賞の妨げとならぬよう、ご配慮いただければ幸いです。
・未就学児のご入場はお断りしております。
・やむを得ない事情により、出演者・曲目などが変更になる場合がございます。
・公演中止の場合を除き、お求めいただいたチケットの払戻・変更等はいたしません。
主催: 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力: Bunkamura(2/24公演)
出演者について
指揮 チョン・ミョンフン Myung-Whun Chung, conductor
東京フィルハーモニー交響楽団 名誉音楽監督
東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフン (C)上野隆文
韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校、ジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放送響音楽監督および首席指揮者(1984~1989)、パリ・オペラ座バスティーユ音楽監督(1989~1994)、ローマ・サンタチェチーリア管首席指揮者(1997~2005)、フランス国立放送フィル音楽監督(2000~2015。現在は名誉音楽監督)、ソウル・フィル音楽監督(2006~2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者(2012~)など歴任。1997年に本人が創設したアジア・フィルの音楽監督も務める。2022年6月、イタリア共和国功績勲章であるグランドオフィサーの称号を長年にわたるイタリアの文化発展への貢献に対して受勲。2023年3月、イタリア・ミラノのスカラ・フィルハーモニー管弦楽団として初めての名誉指揮者に就任した。
2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9月に名誉音楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。
ヴァイオリン 前田妃奈 Hina Maeda, violin
ヴァイオリン 前田妃奈 (C)平舘平
2022年第16回ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールで優勝し、国際的に注目を集める。19年日本音楽コンクール第2位および岩谷賞(聴衆賞)、20年東京音楽コンクール第1位および聴衆賞など輝かしい受賞歴を誇る。令和4年度(2022年度)大阪文化祭奨励賞受賞。第25回(2023年度)ホテルオークラ音楽賞受賞。第33回出光音楽賞受賞。公益財団法人江副記念リクルート財団第48回奨学生。現在、東京音楽大学アーティストディプロマコース在学中。使用楽器は、日本音楽財団より貸与されているストラディヴァリウス1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」。
チェロ ハン・ジェミン Jaemin Han, cello
チェロ ハン・ジェミン
2006年韓国のウォンジュに生まれたチェリスト、ハン・ジェミンは、2021年にジョルジュ・エネスク国際コンクールで最年少優勝を果たし、国際的に知られるようになった。その後、ロッテルダム・フィルやルクセンブルク・フィルなど、名だたるオーケストラと共演。2024年には、フランクフルト放送交響楽団とバーミンガム市交響楽団にデビューし、「BBCプロムス・イン・コリア」でソリストを務めた。ドイツのクロンベルク・アカデミーでヴォルフガング=エマニュエル・シュミットに師事、サムスン文化財団から貸与されたジョヴァンニ・グランチーノのチェロを演奏している。
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
東京フィルハーモニー交響楽団 (C)上野隆文
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『クラシックTV』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組でも取り上げられた。
海外公演も積極的に行い、これまでに3回のヨーロッパ・ツアー、創立100周年記念ワールド・ツアー、アジアでは2005年に日中韓3か国、2015年に東京とソウルの2都市で日韓国交正常化50周年記念コンサートなど多数開催。2015年12月に日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会、2024年5月にチョン・ミョンフン指揮のもと韓国3都市4公演でのツアーを行い国内外の注目を集めた。近年ではヨーロッパや中東からの招聘を受けるなど、さらに広い地域で高い評価と注目を集めている。
1989年よりBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また三善晃管弦楽作品シリーズ「音楽の未来遺産」3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)(指揮:アンドレア・バッティストーニ)、2022年「第20回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞」(指揮:チョン・ミョンフン/2022年10月定期演奏会におけるヴェルディ歌劇『ファルスタッフ』演奏会形式上演)などを受賞している。
In 2025, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 114th anniversary as Japanʼs first symphony orchestra. With about 160 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. Tokyo Phil is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung, who has been conducting Tokyo Phil since 2001, as Honorary Music Director, Maestro Andrea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor.
Tokyo Phil has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet as signments at the New National Theatre Tokyo, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including broadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. In March, 2014, Tokyo Phil became a global sensation in its centennial world tour of six major cities: New York, Madrid, Paris, London, Singapore and Bangkok. In December 2015, TPO held Beethovenʼs 9th symphony concerts in Seoul and Tokyo with Mastro Myung-Whun Chung, with Seoul Philharmonic Orchestra combined into one orchestra. Tokyo Phil has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
東京フィル ホームページ&SNS
Website
♪次の100年へ~東京フィルへのご支援をお願いいたします
東京フィルハーモニー交響楽団 2025シーズン2月定期演奏会
東京フィルハーモニー交響楽団 2025シーズン2月定期演奏会