外国ルーツの子どもたちとその家族が、地域で安心して学びあえる居場所を継続したい!

2025.02.01 09:01
外国ルーツの子どもたちとその家族が孤独を感じることなく安心してすごせる居場所や学習機会の場を継続させたい!互いを理解し尊重しあえる環境を地域で、みんなでつくっていきます。
はじめまして!一般社団法人福岡国際市民協会/Fukuoka International Residents Associationです。FIRA(ファイラ)と呼んでください!
FIRAは、福岡で子育てをする外国にルーツのある保護者やその家族が中心となり設立した団体です。外国人として暮らす中で様々な困難に直面し、孤独と戦った経験もあるメンバーたちは、地域住民、研究者、日本語教師などの仲間と協力しながら、今まさに困難に立ち向かっている外国人や、その子どもたちに寄り添ってサポートをしようと日々活動しています。


FIRAのミッション
「国籍・民族・文化などの違いを尊重し、互いから学びあいともに生活できる地域社会の創造」


国籍やルーツに関わらず、互いを理解し認め合える社会を目指し、福岡市の吉塚という地域から、学びあいのきっかけをつくるチャレンジを続けています。地域での小さな国際交流を促し、必要な人にサポートを届けることで、互いへの理解を深め、より良い「共に生きる社会」へ繋げていきます。
日本に暮らす在留外国人は358万人を超え、私たちが活動する福岡市にも、2024年12月時点で5万人の外国人が暮らしています。この中には、子育てをする世帯も多く含まれ、言語や制度の壁によって様々な問題や悩みを抱えている人がいます。
「外国ルーツの子どもたち」と一口に言っても、子どもたちの状況は千差万別です。国籍やルーツ、母語・家庭での使用言語、生まれ育った国・文化、滞在年数、家庭環境も様々で、ひとりひとり困りごとも必要な支援も違います。


公立学校における日本語指導が必要な児童生徒
文部科学省「令和5年度日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」によれば、令和5年(2023年)時点で、日本の小中学校には日本語指導が必要な外国ルーツの子どもたちがおよそ7万人もいることが明らかになっており、10年前と比べてその数は2倍になっています。教育現場では日本語指導の体制整備が進んできていますが、時間にも人材にも限りがあり支援が十分に行き渡っているとはいえません。


"日本語ができるようになってから学校へ来てね"
さらに、文部科学省「令和5年度外国人の子供の就学状況等調査」の中で、就学年齢であるにもかかわらず、学校に通っていない可能性のある外国人の子どもの数は8,601人と示され、非常に多くの子どもたちが教育を受ける機会を得られていないことになります。FIRAでは実際に「日本語ができるようになってから学校へ来てね」と学校で言われ、就学できていない子どもにもつながっています。学校の中では十分な対応ができないことから、このような提案をされているケースがありますが、地域で子どもが十分に日本語を学べる場所はほとんどありません。自力で日本語を上達させることは非常に難しく、いつまでたっても学校に行ける目途が立ちません。こうしている間に、子どもたちは得られるはずだった教育の機会を失い、自己肯定感が低下し、無力感が生まれ、社会から取り残されてしまいます。


"日本語が上手だから問題ないね!"
FIRAでこれまでに繋がってきた子どもの中には、日本語に不自由なさそうに見える外国ルーツの子どもたちもたくさんいます。彼らは「日本語指導が必要な児童生徒」には数えられていない可能性がありますが、実際には学習に必要な言語能力が身につかず、困難を抱えていることがあります。生活言語能力(日常生活の言葉)は習得するのに2年ほど、学習言語能力(授業の言葉)は習得するのに5~10年ほどかかるといわれています。学力が伸びないことに対して”自分はできないから”とあきらめることのないように、適切なサポートを届ける必要性を感じています。


このように支援が足りていない子どもたちや見逃されている子どもたちを支えていく基盤が必要です。

より良い「共に生きる社会」に向けて
お父さんお母さんが日本での暮らし方がわからないまま不安定な毎日を過ごし、子どもたちも環境になじめずに問題を抱えていては、地域や学校、それぞれのコミュニティでも溝が生まれ、多文化共生の実現はますます難しくなってしまいます。
外国人も、日本の地域社会の構成員であり、ともに助け合いながら地域社会をよりよくしていく仲間です。子どもたちは、複数の言語・文化をもち、いろいろな可能性を秘めた、これからの未来をつくっていく存在です。言語や制度のはざまで社会から取り残され、夢や希望を失ってしまうことのないように、私たちは活動しています。
これらの社会課題を解決するため、FIRAでは様々な取り組みを行っています。
①福岡国際子ども食堂&居場所 
Fukuoka International Children Cafeteria & Space 
外国にルーツをもつ人も、そうじゃない人も、誰でも歓迎の国際子ども食堂&居場所です。2023年2月に開始してから2年で延べ3000人が来てくれました。就学前の子どもたちや小中学生を中心に学習支援や母語・母文化に触れる機会をつくり、親子で交流しながら一緒にあたたかい食事が食べられるようにしています。子どもたちの背景は様々ですが一緒に話したり遊んだりしながら楽しく過ごしています。大人たちは悩みを話したり、子育てに有益な情報を交換したり、時には子どもたちの母語の先生になってくれています。国籍・母語を問わず、みんなで異文化交流を楽しむ暖かい空間です。
②福岡多文化共育スペース 
Fukuoka Multicultural Mutual Learning Space
「みんなの学びの場」を目的にしたスペースです。週に3回行っています。2024年5月に開始し、述べ1300人以上の利用がありました。毎回、30人ほどの親子が参加しています。主に小中学生の日本語・教科学習支援や母語教育、多文化の体験活動を平日放課後の時間帯に行い、食事の提供も行っています。
また、これまで日本語学習の機会が得られなかった外国人保護者にも日本語クラスを行っています。子育ての忙しい時間の合間に受けてもらえるようにオンラインで実施しています。日本語学習だけでなく、就職に関する相談を受けたり、サポートを行ったりしています。
吉塚での活動に参加ができない中高生や九州の他県に在住している子どもたちにもオンラインで学習支援を届け、繋がりが途絶えないようにしています。
③コミュニティ通訳・翻訳 
Community Interpretation
学校や行政機関、医療機関等で日本語でのコミュニケーションが難しい方にむけて、コミュニティ通訳を行っています。同行する場合と電話等で遠隔対応する場合があります。英語・ベトナム語・ネパール語の通訳があります。月に10件程度、これまでに54件の対応をしてきました。機関側からではなく、外国人住民自ら必要なサポートを依頼することができます。

④国際交流事業 
International Exchange Programs
地域で異文化の理解を深め、お互いのことをよく知り歩み寄る機会を創るため、国際交流イベントを開催しています。外国の文化として「中秋節」や「旧正月」などをテーマにしたインターナショナルフェスティバルを開き、その中で様々な国の文化紹介や文化体験を行っています。外国ルーツの子どもたちにとっても、自分のルーツがある国の伝統文化に触れ、体感するとても良い機会になっています。
それに加えて、外国ルーツの大人も子どもも地域行事や日本文化の体験活動に積極的に関わり理解が深められるように、多言語で周知したり、引率したりして参加を促しています。「外国人」と聞いて”よくわからない存在”と不安に感じてしまう人もいるかもしれませんが、話してみれば日本人と変わりのない、親しみやすい人々であることに気付くはずです。話すきっかけをつくり、誰もが安心できる地域づくりのためにも、地域コミュニティとのつながりを大事にしています。
⑤多言語での情報提供・ガイダンス開催 
Provide Multilingual Information 
外国人が適切な情報を得られずに生活で困難を抱えたり、制度やルールに適応できずにトラブルになることを防ぐため、これまで、日本での生活オリエンテーションや子どもの就園・就学ガイダンス、税金セミナー、防災に関する勉強会などを実施してきました。多言語での資料を用意し、通訳を入れて、外国人のニーズに合わせた情報の提供を行ってきました。今後も必要な情報の発信・周知に力を入れていきます。
現在FIRAは、助成金などを活用しながら運営していますが、それぞれ期限があるため、2025年3月以降の活動の継続が難しい状況にあります。活動を大幅に縮小しなければならないかもしれません。
始めてから2年でたくさん繋がることのできた子どもたちが安心できる居場所を、お父さんお母さんが気軽に相談できるようになった環境を、どうにか継続したい!
住んでいる場所やいろいろな事情で吉塚の活動には参加できないけれど、オンラインでつながることのできた家族へのサポートを途絶えさせたくない!
不就学や学齢超過の子どもも含めて、子どもの教育の権利を守りたい!
このプロジェクトを通して、外国にルーツのある家族を一緒に支えていきませんか?
ご支援いただいたお金は、大切に運営に使わせて頂きます。
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「福岡多文化共育スペースの運営費」
■スペースの賃貸料と送迎サポート:40万 
■学習サポート代:30万 (200時間分)
■オンライン授業運営費:30万 (200時間分)
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そして、寄付だけがサポートする方法ではありません。あなたの街にも困っている家族がいるかもしれません。声をかけることから一緒に始めませんか?
私たちの思いやプロジェクトに共感して、場所を問わず仲間が増えていくことを、支援の輪が広がっていくことを、心から願っております。
①とにかく応援!3千円コース および ②とにかく応援!5千円コース 
☆感謝の気持ちをこめて、メールにてメッセージをお送りします。
(①、②ともに同じリターン内容になります。)




③もっと応援!1万円コース、 ④もっと応援!3万円コース、⑤もっと応援!5万円コース
☆感謝の気持ちをこめて、メールにてメッセージをお送りします。
☆2025年の年間活動報告1回分をPDFでお送りします(2025年12月予定)。
(③、④、⑤ともに同じリターン内容になります。)


⑥心から応援したい!10万円コース および ⑦心から応援したい!30万円コース
☆2025年の年間活動報告1回分をPDFでお送りします(2025年12月予定)。
☆感謝の気持ちをこめて、動画メッセージ(3分程度)をお送りします。
 メールに動画を視聴頂けるURLを記載いたします(2025年3月予定)。
(⑥、⑦ともに同じリターン内容になります。)


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
すべてのコースの寄付にはシステム利用料、協力費が発生します。心苦しいですがご負担いただきますようよろしくお願い致します。
For International Friends!
Recently, more and more foreigners with families have come to Fukuoka and Kyushu to work. However, due to language and social system barrier, many families have been struggling with various issues such as access to public services, education for children and career design. Since the establishment in 2023, FIRA has been utilizing various public funds to provide free support for families of foreign workers in Fukuoka and Kyushu through different activities such as international children cafeteria and space, multicultural mutual learning space, online study and career support for JHS/HS students and foreign parents, community interpretation, cultural events, seminars and parental guidance. However, the funds will end at the end of February yet many international children and families still need our supports. That’s why we are requesting everyone to support us so that we can continue these essential activities. You can donate, volunteer at our activities or connect international families in difficulty with us. Let’s together eliminate the gap of the well-being and quality of education in current Japanese society.

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