冤罪の原点「免田事件」が私たちに問うもの

2025.02.01 09:00
「被告人は無罪」――たった6文字の言葉だが、冤罪を訴え続けている一人の人間にとっては何ものにも代え難い、万斛(ばんこく)の思いがこもる言葉であろう。

2024年9月26日、静岡地裁(國井恒志裁判長)は「袴田事件」の再審判決公判で確定死刑囚の袴田巌さん(88)に無罪を言い渡した。事件発生から58年、死刑確定してからでも44年が経過していた。何という時間の長さだろうか。
 
事件の発生は1966年…

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