『ことのば』(代表 朝比奈正人 さいたま市)は、外国人材を採用する企業向けに、外国人材と共に働くための研修プログラムを提供しています。『ことのば』の特長は、“やさしい日本語”を使って、外国人材と企業のコミュニケーションのハードルを下げること。加えて、職場環境にあわせて研修内容をカスタマイズすることで、本当にいま必要な日本語でのコミュニケーションを実現するというもの。3日で外国人材を即戦力に変えるプログラムを開発し、提供を開始しました。日本で働く外国人材が母国で働くように働きやすい職場を広げたい。そんな思いで立ち上げた『ことのば』の事業について、代表である私、朝比奈正人がお話しします。
『ことのば』の“やさしい日本語”プログラムとは。
『ことのば』では、外国人材が日本で自分らしく働け、企業に定着できる研修を提供しています。単に外国人材に日本語を教えるだけでなく、受け入れ企業の日本人への研修も重視しています。多くの企業が日本語習得は外国人材の努力と考えがちです。でも、言葉の壁、文化の壁は、外国人材の努力だけでは乗り越えられませんし、とても時間がかかります。ところが、職場が外国人材の働きやすさに、ちょっと配慮するだけで、この壁は乗り越えやすいものに変わります。わたしたちが推奨する“やさしい日本語”活用もそのひとつです。
職場での指示や対話を“やさしい日本語”に変えることで、外国人材にとって理解しやすくなり職場での意思疎通が円滑になります。わたしたち日本人は、ひとつのことを様々な言い回しで話しています。漢語、外来語表現も多く、曖昧な表現も多用される日本語はとても複雑です。“やさしい日本語”プログラムは、その複雑さを取り除くことで、外国人材にわかりやすく、的確な指示や対話が可能になります。
職場での外国人の同僚の「困った」からの発想。
この事業を始めるきっかけとなったのは、新卒で入社した自動車業界の企業での出来事でした。同期に4名の外国籍のメンバーがいて、皆働くには問題の無い日本語レベルでした。中には日本語能力検定の最上級レベル(N1)を持った同期が2名いました。そのうち一人とは同じ部署で共に働き始めました。ネパール出身で、日本語も長く勉強してきた人です。ところが、社内の打ち合わせ、メール、コミュニケーション、どれをとっても彼には理解が難しい状況でした。例えば、ビジネスで使用する敬語や、「大丈夫です」というYesとNoの両方の意味を持った言葉遣いに非常に苦労しました。これは、外国籍のメンバーの努力だけではなく、受け入れ企業側が変わる必要があるなと強く感じました。そんな外国人材の難しい状況を目の当たりにし、日本を選び働いている外国人材のために働きたいと考え、『ことのば』を立ち上げました。
”やさしい日本語”で外国人材も働きやすい職場に。
外国人材を活かすには、日本企業も発想の転換が必要です。外国人材の働きやすい職場づくりを考えてみませんか。彼らに寄り添い、彼らにも理解しやすい日本語で話したり、メールを書くことを意識するだけで、外国人材の日本語理解度は大きく変わってきます。外国人材が日本語力を向上するためには非常に多くの努力と時間が必要です。そこで、職場も歩み寄る。職場で、外国人材が理解しやすい日本語を使用することは、はるかに簡単です。短期間で外国人材と必要十分なコミュニケーションが可能になります。
“やさしい日本語”は阪神淡路大震災をきっかけに生まれました。単語や文法を平易にした日本語のことです。入管庁の調査では、アジア諸国やブラジル国籍の方へのやさしい日本語の使用により、理解度が大きく上がったという結果が出ています(図参照)。
図:普通の日本語と”やさしい日本語”の文を読み、「よくわかる」と答えた人の国別結果 (出典:
間違いだらけの語学研修にならないために。
グローバル化に際し、日本人へは英語研修を、外国人材には日本語研修をというのが思いつく方法かと思います。しかし、現在日本で働く外国人国籍の人数ランキングを見てみると、上位10カ国のうち英語が公用語に含まれるのはフィリピン1カ国のみということが分かります。必ずしも英語が外国人材に最適な言語という訳ではありません。
外国人材向けの研修について、よくあるビジネス日本語の教科書を見てみます。顧客からの電話対応やコピー機の使い方がよく記載されています。しかし、製造業の製造現場で働く外国人は顧客から直接電話を受けることはあるでしょうか。コピー機を使うことはあるでしょうか。実際の働く現場を見て、外国人材と面談することにより、本当に学習したい内容の研修を実施します。
外国人材の定着には、暮らしの困りごとへのサポートも大切。
また、外国人材は、日本という異国で暮らすにあたり、仕事以外にも生活、子育て、社会参加など、多くの面で困りごとを抱えています。その困りごとを解決することで、企業への定着につながることもあります。
日本語レッスンを受けているフィリピン出身の女性は、保育園に通う子供がいるため子育ての内容についても研修を受けています。保育園の手紙の読み方や、子供の病気の際の伝え方など、要望に添った研修を行っています。彼女の息子さんはサッカーが好きでチームに入りたいと考えていましたが、チームへの参加の仕方が分からずに入ることが出来ていませんでした。子育てまで含めた支援を実施することにより、子供のサッカーに関する悩みが判明し、サッカーチームへの体験参加や、入会の支援も実施しました。
仕事に直結した日本語研修だけでなく、子育て面の困りごともサポートすることで、外国人材が、この日本で働いて良かったと思ってもらえると確信しています。
息子さんをサッカーチームに入れたいという、フィリピン出身の女性の悩みにも対応。
外国人材を即戦力に変える3日間プログラム。モニター募集中。
『ことのば』では、外国人材が自分らしく働ける環境を目指し、外国人材への日本語教育と仕事文化教育に加え、受け入れ企業側への研修を短期間で実現するパッケージを提供しています。それが、わずか3日間で外国人材の即戦力化を図る『“やさしい日本語”活用プログラム』です。日本語教育は必要ですが、時間がかかります。企業側が、外国人材が理解しやすい日本語の使い方や異文化を理解することにより、外国人材とコミュニケーションしやすい環境へ短時間で変えることが可能です。
このたび、『ことのば』のプログラムの特長を体験していただける、モニター企業を募集しております。モニター企業様には3っの特典もございます。詳しくは
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面談は無料で実施しております。
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無料セミナー開催中
また、現在、”外国人材に伝わる日本語の使い方5選”セミナーの参加者を募集しています。オンラインセミナーとなりますので、会社やご自宅からお気軽に参加が可能です。
【無料・オンライン】
■こんな人におすすめ!
・外国人材へ指示がうまく伝わらない
・外国人材が理解できる日本語の使い方を学びたい
・外国人材と日本人従業員との交流を増やしたい
■ 開催日時
2025年2月19日(水) 午後4時 ~ 午後5時
2025年2月27日(木) 午後4時 ~ 午後5時
2025年3月 6日(木) 午後4時 ~ 午後5時
※ セミナー終了後に質疑応答セッションも実施します。
■ お申し込み方法
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