元チャットモンチー 高橋久美子氏が語る!「音」からひもとく新しい文章論『いい音がする文章』1月15日発売

2025.01.15 10:00
株式会社ダイヤモンド社
 いい文章からは、いい音がする――語彙力でも、伝わりやすさでもない、誰かの心に残る文章に必要なのは「いい音」だった!元チャットモンチーのドラマーで現在は作家・作詞家として活動中の高橋久美子氏が、さまざまな名文を「音」という独自の視点から解説した1冊、『いい音がする文章』が、1月15日にダイヤモンド社から発売となります。
高橋久美子:著 『いい音がする文章』 ダイヤモンド社:刊

■読む・書くがもっと楽しくなる!「人生の大半を音と言葉に向き合ってきた」著者の渾身の書
「この小説、すごく読みやすい」「あの歌詞、独特で好き」「SNSのこの投稿文、センスある!」―私たちは日々、多くの言葉や文章に触れています。そのなかでも、心に残って離れない一文に出会うことはありませんか? なぜその一文に惹かれるのでしょう……答えは「いい音がする文章だから」かもしれません。本書は「音」と「言葉」の関係をひもとき、これまでにない新しい文章論を展開する1冊です。
 著者は作家・作詞家の高橋久美子氏。2011年まで、ロックバンド「チャットモンチー」のドラマー兼作詞家として活躍し「シャングリラ」「風吹けば恋」「8cmのピンヒール」など、数々のヒット曲の作詞を担当してきました。音楽と文章、両方に精通する高橋氏の独自の視点から、小説やエッセイ、歌詞、絵本、テレビCMなど、さまざまな名文に潜む「いい音」のエッセンスを解説していきます。おなじみのあの文章・あの歌詞の魅力を再発見できる内容となっています。
 誰もが発信者になれる時代。「SNSやブログに書く文章や感想がありきたりになってしまう」「思いの伝わる文が書けない」……こうした悩みに対し、本書はあたらしい解決の糸口を与えてくれます。「いい音」の正体がわかれば、AIには決して真似できない、自分だけの文章が書けるようになるはずです。

■目次(一部抜粋)
はじめに いい文章は「いい音」がする

第1章 ことばは「音」でできている
・本を「音」で読む人
・ニックネームは「呼びたくなる音」
・「バズ」を狙うと自分の音が消えていく
column1 私の好きな「いい音がする文章」1.文豪の音

第2章 文のリズム・日本人のリズム
・国語は音読から始まる
・米津玄師の曲が「懐かしい」のはどうしてか
・金子みすゞと中原中也と「7・5調」
column2 私の好きな「いい音がする文章」2.エッセイストの音

第3章 自分の音を鳴らすということ
・みんな知ってる言葉を組み合わせて誰も知らないリズムを作るスピッツ
・ドラマー同士「音」で会話していた
・「日記」で自分の音を鳴らそう
column3 私の好きな「いい音がする文章」3.方言の音

第4章 なぜ自分の音を出しにくいのか?
・『上を向いて歩こう』はなぜ人の胸を打つのか
・「音楽の力」を嫌った坂本龍一の言葉
・「チョベリバ」は短命で「ヤバい」が長生きなのはなぜ
column4 私の好きな「いい音がする文章」4.新聞記事とルポルタージュの音

作詞講座で伝えている基本的な「書き方」

第5章 「音楽」にとって言葉とはなにか
・私がチャットモンチーだったころ
・歌詞は歌われて完成する
・自分の音をコントロールして出せるように
column5 私の好きな「いい音がする文章」5.絵本の音

エピローグ 生き方が音をつくる
あとがき
参考文献

■著者プロフィール:高橋久美子(たかはし・くみこ)
1982年、愛媛県生まれ。作家・作詞家・詩人・農家。ロックバンド「チャットモンチー」のドラマー兼作詞担当を経て、2012年より本格的に文筆活動を開始。詩、エッセイ、小説、絵本の執筆、絵本の翻訳の他、さまざまなアーティストへの歌詞提供など、多彩な創作活動を続ける。一年の半分を愛媛の実家で農家として過ごしている。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『一生のお願い』(筑摩書房)『旅を栖とす』(KADOKAWA)『暮らしっく』(扶桑社)、農業ノンフィクション『その農地、私が買います』『わたしの農継ぎ』(以上、ミシマ社)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(ミシマ社)、絵本『あしたがきらいなうさぎ』(マイクロマガジン社)等がある。翻訳を担当した『おかあさんはね』(マイクロマガジン社)で第9回ようちえん絵本大賞を受賞。




■『いい音がする文章』
著者:高橋 久美子
定価:1,870円(税込)
発売日:2025年1月15日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六並製・314ページ
※リリース内の画像・写真は、本書籍に関わる報道を目的とした使用に限ります。

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