「喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう”を成長へ!~」を開催

2024.12.03 15:00
イオンディライト株式会社
「第6回イオンディライト技術コンテスト【警備の部】」国内外から14の警備会社を含めた選抜チームが警備業務の取り組み成果を披露
イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループ CEO:濱田和成、以下「当社」)は、2024 年 11 月 26 日に第一ホテル両国(東京都墨田区)にて、「第 6回 イオンディライト技術コンテスト【警備の部】喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう” を成長へ!~」(以下、「本発表会」)を開催しました。
本発表会には、当社グループが事業を展開する日本、中国、アセアン各国から、共にサービスを提供する警備会社及び当社グループ会社のメンバーを含めた計14チーム※が参加しました。
各チームは、「警備業務を適正かつ確実に行うための取り組み」、「お客さま対応の品質を向上させるための取り組み」、「警備業界における働きがい・やりがいを創出し、持続的な雇用を維持するための取り組み」、「警備業務におけるニューノーマル、時代に沿った施設の『安全・安心』への取り組み」の4つのテーマから1つを選択し、それぞれの取り組みやその成果を発表し合いました。
警備のプロフェッショナルとして、サービスの質をより一層高めるための創意工夫や事件・事故防止に繋がった好事例など、各現場において日々実施される施設の「安全・安心」を守り続けるための様々なエピソードが披露されました。

※ 発表者として参加した警備会社及び当社グループ会社(各エリア内の掲載は五十音順):
[国内]ALSOK秋田(株)、ALSOK北海道(株)、イオンディライトセキュリティ(株)、環境整備(株)、
(株)キューネット、協和警備保障(株)、国際セーフティー(株)、(株)全日警サービス長野
(株)日警保安、日本警備通信(株)、(株)白青舎
[中国]武漢小竹物業管理有限公司
[アセアン]AEON DELIGHT(VIETNAM) CO., LTD.、PT Sinar Jernih Sarana

実効性(効果・影響力)、画期性(アイデア力)、展開性(汎用性)、成長性(ステージアップ)の4つの基準により当社経営幹部が審査を実施した結果、関東支社代表チーム(就業先:イオン海浜幕張店、警備会社:株式会社日警保安)による「社員、会社、お客さまが『しあわせ』になる取り組みについて」が最優秀賞に選ばれました。

●最優秀賞
関東支社 代表チーム(就業先:イオン海浜幕張店、警備会社:株式会社日警保安)
(発表内容)
「社員、会社、お客さまが『しあわせ』になる取り組みについて」
(取り組み概要)
契約要員数に対し配置要員にゆとりがない状態で、警備員の疲労の蓄積や教育不足などが課題となっていた。その状況に対し、1.警備員一人ひとりのワークライフバランスを重視したシフト作り、2.隊長を新人と同じシフトにし、隊長自らが新人に対して施設に特化した専門教育を実施できる体制の整備、3.育成した警備員の他の就業先への応援や異動により同様の取り組みを他現場へ浸透、の3つの取り組みを行った。その結果、事故苦情件数の削減や離職者の低減といった成果を発揮。今後も、警備員一人ひとりのワークライフバランスに配慮した勤務形態を組みながら、社員、会社、お客さまが「しあわせ」になる取り組みを継続していく。

【その他の入賞チーム】
●優秀賞
イオンディライトセキュリティ株式会社 代表チーム(就業先:成田国際空港 輸入共同上屋ビル)
(発表内容)
「保安検査業務の品質向上とグローバル人材の活用」
(取り組み概要)
就業先である貨物倉庫への入場者に対する保安検査の厳格な実施とグローバル人材の活躍促進を目的に、業務手順のみならず、「何のために」行う業務であるのかを盛り込んだ新たなマニュアルを作成。また、日本語を母語としない隊員向けに、平易な日本語で作成したマニュアルを準備。加えて、検査時に使用する携帯型金属探知機の使用が上達するよう模擬訓練を実施。チェックリストで採点し、フィードバックを行った。こうした取り組みを通じ、お客さまから「安全意識が高く、モチベーションや成長意欲を感じる。適切なコミュニケーションが取られており、見ていてすごく安心しています」との評価をいただいた。今後は、保安検査等の各種手順を動画化し、業務品質の更なる向上とともに、グローバル人材を含む新人のスムーズな戦力化を図る。

●優秀賞
AEON DELIGHT(VIETNAM)CO.,LTD. 代表チーム(就業先:ミニストップ他)
(発表内容)
「Bike Keeperシステム」
(取り組み概要)
ベトナムのコンビニでは、バイクや自転車の盗難対策が課題となっていた。そこで、駐車場の監視カメラでの監視に加え、バイクや自転車の管理をシステムで行う、Bike Keeperシステムを導入。このシステムはタイヤのロック装置に加え、盗難が起こった際に知らせるアラームが搭載されている。今後はBike Keeperシステムの品質を向上させ、全国の他施設にも拡大していけるよう、投資と開発を進めていく。

●優秀賞
関西支社 代表チーム(就業先:アスタくにづか1番館北棟その他21物件、警備会社:日本警備通信株式会社)
(発表内容)
「地域社会の安全・安心に貢献する警備」
(取り組み概要)
同エリアの管理物件のうち20物件が機械警備となり、対応までに時間がかかることが課題となっていた。そこで、地区の中心地に基地局を設置し、設備員と連携しながら日常的に各物件の巡回を行い、警備先の異常をいち早く察知できるようにした。また、日々、警備員指導教育責任者が現場に常駐し、現場の隊員に指導教育を行うことで、お客さまと連携を取りながら迅速な対応を行えるようにした。その結果、通常の機械警備では25分以内のところ、5分以内には現場に到着し、素早い対応が実施できるようになった。

●特別賞
環境整備株式会社 代表チーム(就業先:東武宮園町ビル)
(発表内容)
「継続は力なり~地道な活動が実を結ぶ~」
(取り組み概要)
就業先のテナントのひとつである学習塾に通われているお子さまの親御さんから、不審者の立ち入りなどにより安全・安心を不安視する声が挙がっていた。積極的な施設前での立哨や座哨の工夫、掲示物の見直し、付近で働く方との情報交換などにより、不審者や防犯対策を講じ、安全・安心な環境作りを強化し継続している。

●特別賞
武漢小竹物業管理有限公司 代表チーム(就業先:イオンモール武漢経開)
(発表内容)
「警備員総合サービス能力の向上」
(取り組み概要)
各部門(設備・警備・清掃)の業務連携を強化し、お客さまに提供できるサービス全体の品質向上を目的とした改善を実施。業務項目カードを作成し、従業員が随時他部門との連携業務の内容を把握できるようにした。また、部門ごとに分かれていた点検表を共同にし、関連部門に点検表の内容を連携できるようにした。加えて、実施結果の確認のためのダイナミックレポートの作成を開始。管理者が審査し、異常や問題を確認し対応処理を行えるようになった。その結果、他部門との連携作業件数が約30%増加し、対応終了までにかかる時間が短縮された。

■当社社長 濱田による総評
各チームがそれぞれの専門性を発揮した発表内容を聴きながら、エリアを問わず、多種多様な施設において高い品質とブランドを実現できていることを実感し、改めて各現場で日々の「安全・安心」を守る皆さんに感謝するとともに、経営者として自信を深めることができた。 現在、人手不足が深刻化し、警備業界を含めたファシリティマネジメント業界全体で最大の課題となっている。こうした中、当社においても各種デジタルデバイスを活用したDXを推進している。しかしながら、カメラやセンサーなどにより一部業務を代替することは可能であっても、最終的には「人」による対応が不可欠であり、14社による発表にもその創意工夫の跡が見られた。人手不足は同時に専門性を持つ人材の価値が今後ますます高まっていくことを意味している。本日、発表された仲間たちを中心に、現場を支える人間力と技術力を兼ね備えた専門人材の存在は、当社にとって極めて重要な財産である。
本発表会の開催を通じて、これからも、グループ会社やパートナー会社と共に、専門性に磨きをかけながら、現場からの創意工夫を重ねていくことで、お客さま、地域社会に「安全・安心」をお届けしていく決意を新たにした。
当社は、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた専門家人材を育成し、期待を上回るサービスの提供を通じて、お客さま満足度をより一層高めることを目的に2019年より設備管理、警備、清掃の3事業において「イオンディライト技術コンテスト」を開催しております。
警備事業では、協業する警備会社各社の皆さまに感謝の気持ちを伝え、絆をより深めることで共に成長していきたいという思いから「喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう”を成長へ!~」と題した取り組み発表会の開催を続けています。当社は、今後もこうした取り組みを通じて、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた警備の専門人材を育成し、施設とその周辺環境の「安全・安心」に貢献してまいります。

※第1弾 【設備の部】につきましては、2024年11月14日付「第6回 イオンディライト技術コンテスト【設備の部】を開催」、第3弾 【清掃の部】につきましては、2024年12月3日付「『第10回 働きやすさ追求活動 取組み発表会』を開催」をご参照ください。

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