発掘時代の終わり。清水穣評「没後30年 木下佳通代」展

2024.12.03 07:00
発掘時代の終わり ポストコロニアリズムによる美術史の書き換えと修正の当然の結果として、モダニズムもまた、欧米に限らず、グローバルに分布する複数の現象として捉え直されるようになって久しい。その結果、1980年代までは「欧米」の「コピー」が「日本」という外皮を被っただけの存在として、オリンピック的「国際交流」のなかで、それなりの場所を充てがわれるに過ぎなかった日本現代美術は、戦前に同時代的に展開された…

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