GPSR(一般製品安全規則)対応専用サイトをリニューアル。欧州への越境ECの支援を拡大。

2024.12.02 12:09
オプティ
オプティ株式会社は、この度、越境ECに取り組む事業者の支援を目的として、GPSR(General Product Safety Regulation、一般製品安全規則)の専用サイト刷新を発表しました。
イメージ(画像はAiにより作成)

GPSR(一般製品安全規則)について
2024年12月13日より、欧州連合(EU)ではGPSR(一般製品安全規則)という規則が施行されます。この規則は、EU市場に製品を供給する全ての事業者を対象としており、日本からの越境ECセラー(個人事業主、法人)は迅速な対応が求められます。

GPSR(一般製品安全規則)は製品安全性を確保し、消費者保護を強化する目的で導入されました。これにより事業者には新たな責任が課されることとなります。越境EC市場は年々参入が増え、競争が激化している中で、これらの最新の規制への対応を怠ると、事業継続に支障をきたす恐れがあります。

-GPSRサービス
GPSRの立法趣旨と法律の内容(時系列)
GPSR(一般製品安全規則)は、欧州連合(EU)の消費者保護を目的に設立された法規制です。
1992年の一般製品安全指令(General Product Safety Directive)からの置き換えとなり、GPSR(一般製品安全規則)の施行開始は2024年12月13日となります。

GPSR(一般製品安全規則)は製品安全の基準を定め、危険性のある製品の市場流通を防ぐ仕組みを導入しています。GPSRは製品の安全性基準を定め、危険性がある製品の市場流通を防ぐ仕組みを導入しています。具体的な内容として、事業者は製品の設計、製造、ラベリングにおいて安全性基準を遵守しなければなりません。
また、製品のライフサイクル全体を通じて追跡可能性を確保する義務があります。

GPSRは、一般消費者向けの製品全般を対象としています。
主な対象製品は以下の通りです:
- 玩具
- 電気機器
- 家具
- 台所用品
- 衣類および履物
- スポーツ用品
- 装飾品および家庭用装飾品


これらの製品については、設計、製造、ラベリングの段階で安全性基準の遵守が求められます。

また、リコールや消費者への注意喚起を迅速に行うための手続きも規定されており、事業者には適切なリスク管理が求められます。規制違反に対しては、EU各国での罰金やオンラインマーケットプレイスでのリスティングの承認が得られないといった問題が発生する可能性があるため、事業者は2024年12月13日までにGPSRの遵守を徹底する必要があります。

なお、GPSRの詳細は欧州連合のサイトをご確認ください。

(参照)欧州連合 General Product Safety Regulation
GPSR(一般製品安全規則)導入後に越境ECセラーが対応すべきこと
ECサイトで出品情報に下記の情報を記入することが必要となります。
- 製品製造者の名前(法人名等)と連絡先情報
- 製造者がEUまたは北アイルランドに所在していない場合、EUに拠点を置く責任者の名前と連絡先の詳細
- モデル番号、写真、タイプ、CEマーキングなど、製品に関する関連情報
- 各ローカル言語での安全情報、ラベル、製品マニュアルなどの製品安全およびコンプライアンス情報

GPSR導入により出品時に入力する必要のある情報が増加することになります。特に、これらの情報はオンラインマーケットプレイスでの出品であっても求められることから、対応が必要となります。

環境保護~EPR(拡大生産者責任)への対応
GPSRは消費者保護を目的としています。一方、欧州連合へのEC販売の際は、環境保護のEPR(拡大生産者責任)も対応する必要があります。

EPR(拡大生産者責任)には、ドイツの包装法(VerpackG)、欧州連合のWEEE指令、欧州連合のバッテリー規則、廃自動車指令、ELV指令等の法律で定められています。これらの規制は、製品のライフサイクル全体における環境負荷を最小限に抑えることを目的としております。

当社のEPR対応サービスは下記のサイトよりご確認願います。

-EPRサービス
今後の展望
GPSR制度の施行を控え、越境EC事業者にとって適切な対応が急務となっています。オプティ株式会社はより多くの日本企業が円滑に越境ECを進められるようサポートを強化してまいります。
GPSR制度の施行を控え、越境EC事業者にとって適切な対応が急務となっています。オプティ株式会社はより多くの事業者が円滑に制度対応を進められるようサポートを強化してまいります。
オプティ株式会社について
オプティ株式会社は戦略、法務、税務、IT、M&Aを柱として、国内外の企業のグローバルビジネス支援を実施しています。世界170カ国に拠点を有するAndersen Globalの日本でのコラボレーティングファームとなります。
Andersen Globalのネットワークとともに、市場調査、グローバル戦略策定、法務、紛争解決、税務、M&Aアドバイス、移転価格対応、タックステクノロジー導入などを引き続き進めてまいります。

上記に加えて、自社が特に強い越境EC関連及びタックステクロノジーの導入の技術の進歩や法制度の変更は目まぐるしいものですが、常にフロントランナーであるべく研究開発に投資してまいります。
タックステクロノジーの導入については別途下記のPivotを御覧ください。

-Pivotチャネル【グローバルECの新常識】TAXテクノロジー/国・地域別に数億通りのルールに対応/日本の商品・コンテンツを世界販売/国際間接税の管理がラクになる
GPSRサービス(オプティ株式会社)
EPRサービス(オプティ株式会社)
追加事項:ウェビナー開催(2024年12月5日 木曜日 15:00-16:30)
2024年12月5日セミナー「ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか」

なお、2024年12月5日(木曜日)にSAPジャパン株式会社の村田聡一郎様とウェビナーを開催します。デジタル化の進まない日本、及び働き方が依然「エクセルバケツリレー」で変わらない日本がどう変わるべきかを示唆するセミナーです。

是非エクセルバケツリレーから脱却したい企業様は必見の内容となります。是非よろしくお願いします。
プレス・リリース
(なお、プレス・リリースでは12月5日水曜日と誤表記となっておりますが、正確には12月5日木曜日午後3時からとなります)
本リリースに関するお問い合わせ先
オプティ株式会社  広報担当:
Email: account@opti.co.jp 
URL:

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