【キャンピングカー×防災】石川県と日本RV協会が「包括連携協定」を締結

2024.11.22 11:10
一般社団法人日本RV協会
一般社団法人日本RV協会(会長:荒木 賢治、所在地:神奈川県横浜市、略称:JRVA)は、2024年11月21日に石川県と「包括連携協定」を締結しました。防災や観光等の分野において相互に協力・連携し、石川県の更なる発展、地域課題の解決に向けて共同で取り組んで参ります。


弊会では、令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」に対して、石川県からの要請を受け、石川県珠洲市と輪島市に、会員企業から集まったキャンピングカー60台を派遣しました。派遣車両は、被災地で復興の中心となる自治体職員や全国からの応援職員の宿泊施設としてご利用頂き、能登半島復旧の一助としてお役立て頂きました。


この度弊会では、同支援の際に実際にキャンピングカーをご活用頂いた石川県にキャンピングカー1台((株)キャンピングカーランドのYosemite)を贈呈しました。石川県からはキャンピングカーの贈呈に対し、弊会に感謝状が贈られました。寄贈したキャンピングカーは、今後、石川県の観光振興や災害支援に活用される予定です。
(写真左から)石川県知事 馳 浩氏、一般社団法人日本RV協会会長 荒木 賢治
(贈呈車両:(株)キャンピングカーランドのYosemite)

包括連携協定締結、キャンピングカーの寄贈、感謝状贈呈の概要
日時:2024年11月21日(木)


協定内容:石川県の更なる発展、地域課題の解決に向けて共同で取り組み、災害対策強化や地域活性化に寄与することを目的とし、防災、観光、その他の分野において、相互に協力し、緊密な連携を行います。


寄贈車両:キャンピングカー((株)キャンピングカーランドのYosemite)


寄贈者:一般社団法人日本RV協会


感謝状贈呈者:石川県

「令和6年能登半島地震被災地」でキャンピングカーが活躍!その活用事例とは
令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、1月5日に石川県からの要請を受け、会員企業に被災地派遣車両の募集を行い、1月11日より石川県珠洲市、輪島市への応援自治体職員の宿泊施設として、 キャンピングカー60台を派遣しました。被災地での宿泊場所の確保が難しい環境の中で、派遣したキャンピングカーは、全国からの応援職員の宿泊施設として活用されました。
また、日本RV協会(JRVA)では、キャンピングカーをただ貸与するだけではなく、被災地で継続的に安心安全にキャンピングカーを利用して頂くため、「JRVA能登災害RVパーク村支援プロジェクト(以下:JRVA-N.R.S.P)」を発足し、日本RV協会の全国の地域部会から会員企業のスタッフを月に2回現地に派遣し、貸与中のキャンピングカーのメンテナンスを行いました。メンテナンスでは、バッテリーの点検をはじめタイヤの空気圧などの点検及び修理を行い、長い期間でも安心して安全にキャンピングカーを利用して頂くことができました。
※令和6年能登半島地震における日本RV協会の支援状況についてはこちらからご覧いただけます。
※その他具体的な活動の紹介についてはこちらからご覧いただけます。
都道府県や自治体との協定締結一覧
日本RV協会が都道府県や自治体と締結した協定は下記の通りです。「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」は、キャンピングカーの特性を活かし、災害発生時の支援や被災地の復興サポート等にキャンピングカーを活用するためのものです。
今後も日本RV協会では、自治体との協定の締結を通して、キャンピングカーを活用した災害対策や防災支援を全国に展開して参ります。
※JRVAの「防災への取組」はこちらからご覧いただけます。
なぜ災害時にキャンピングカーなのか。その有用性とは
キャンピングカーは、すぐに利用できる点が大きなメリットとなります。災害発生時には素早く行動する必要がありますが、キャンピングカーは移動が容易であり、急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応できます。また、車内はプライベートスペースが確保されており、安全な場所として機能します。物理的な身の安全だけでなく、ストレスや緊張から解放され、落ち着いて過ごすことができる環境の中で心の安定を保つことができます。


その他、キャンピングカーは電気や水、ガスなどの生活に必要な設備を備えている為、災害時においても基本的な生活をすることが可能です。トイレやシャワーといった装備が整った車両であれば、衛生的な環境を維持しながら過ごすことができます。


また、キャンピングカーはフルフラットの就寝スペースを備えており、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康リスクを軽減する効果もあります。災害時には避難所での滞在が長期化することも考えられますが、キャンピングカー内で生活することで、エコノミー症候群の予防に役立ちます。


災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーの電力を活用することができます。キャンピングカーはエンジン用のメインバッテリーと居住空間用のサブバッテリーを搭載しているため、電力供給の確保が可能です。これによって、通信手段を維持しながら避難生活を送ることができます。


以上のように、キャンピングカーは災害時において身の安全を守り、落ち着いて過ごすことのできる生活環境を提供し、電力確保や通信手段の維持にも役立つ重要な存在となります。
「一般社団法人日本RV協会」とはくるま旅と車中泊の文化を創出することを目的とし「日本にキャンピングカーというカルチャーを!」をテーマに、普及・市場の育成・環境整備の活動を行っているキャンピングカー製造・販売事業者等の会員で構成された団体です。

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