日本初の海藻ドキュメンタリー映画『ここにいる、生きている。~消えゆく海藻の森に導かれて~』2025.1.10(金)アップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー決定

2024.11.15 11:10
one's
日本の海からコンブが消える?海の砂漠化が問いかける、自然と人の新たな関係。
(C)︎ No.0 inc.
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一般社団法人映像文化革新機構(通称:one ’ s 代表理事:徳武秀明)は、日本初※の海藻ドキュメンタ リー映画『ここにいる、生きている。 ~消えゆく海藻の森に導かれて~』をアップリンク吉祥寺ほかで 配給することを決定しました。

※2024年11月14日時点 日本国内において劇場上映された「海藻をテーマにしたドキュメンタリー映画」として 自社調べ

予告編
私たち世代の選択が、未来を変える。
海の異変を学び、これからのヒントを探す旅へ。さぁ、出発です 。
海のゆりかごとも呼ばれる海藻。その海の命を育む「海藻の森」が、ここ数年、全国各地の海で急速に 砂漠化している。このままでは、海の生態系全体の存続が危ぶまれる。地球温暖化が肌で感じられ、気 候変動が刻々と進む今、私たちは「どんな未来」を次の世代へと手渡してゆくのか。海とゆかりのなか ったひとりの映画監督が、何かに突き動かされるように日本列島の沿岸部に足を運び、そこに住む子ど もたち、漁師、研究者と語り合った。海辺に住む人も、海のない街に住む人も、日本に住むすべての人 必見のドキュメンタリーです 。
Photo by Jim Bingham
映画監督 / 映像作家
長谷川 友美(はせがわ ゆみ)
1982年生まれ、東京出身。邦楽演奏家の両親の元、幼い頃から舞台や芸術に親しむ。日本大学芸術学部で映画制作を専攻したのち、撮影監督としてキャリアをスタート。撮影を担当した短編映画「かの山」は第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ短編部門にノミネートされた。2021年、ドキュメンタリー映画「The Taste of Nature 世界で一番美味しいチョコレートの作り方」で初めて監督を務め、カナダのPRPLForkFest映画祭にて最優秀賞長編ドキュメンタリー賞を受賞。2021年東京国際映画祭でも公式上映された。今作が監督2作目である。一児の母。

<監督メッセージ>
身近な海に起きている大きな変化を知ったことがきっかけで、今回の旅が始まりました。今まで全く海と関わりのなかった私が、何かに導かれるように日本各地をめぐり、海に潜り、たくさんの人たちと出会いました。私が2年間の制作期間を経て心から思うのは、この世界はまだとても美しく、人々はとても温かく、たくさんの可能性が残されているということです。私達は自然の一部であり、歴史の一部であり、答えのない未来を共に作り上げていく仲間でもあります。この映画が皆さんの未来の選択に少しでもお役に立てたら、こんなに幸せなことはありません。




<作品コメント>
日々海に素潜りする私が、季節の移ろいを真っ先に感じる場所は海の中です。一番寒い真冬に芽生えるワカメに春の訪れを知り、自然のリズムを感じ、自分自身も自然の一部であると気づく。ここ数年で海藻が減り変化する海の姿を目の当たりにし、地球全体の変化の一端として危機を感じます。けれど目に見えない限り、人の行動は変わらない。この映画を通して多くの人が海の変化を知り、未来を変えていく力になることを願います。
武藤由紀(フリーダイバー 2011-21年フリーダイビング日本代表選手)

逗子の海が急変しているとは知らなかった。昆布がウニに食われていることも知らなかった。気候変動の話はいつもスケールが大きい。反対運動も過激だ。けれども変化は足元で起きているし、生き残りのヒントは身近なところにある。そんなことを実感させる映画。まずは天然昆布から始めよう。
東浩紀(批評家)

いつからこうなってしまったんだろう。 気づいたらグローバルとかイノベーションとか、耳心地の良い変化の只中に放り込まれ、我々が利便性を享受するために自身で創り上げたシステムに雁字搦めだ。 そのツケは、最前線で自然と向き合う人々の生活を脅かす。いつだって人は目先の対策に追われてしまうが、本質的な疑問が取り残される。なぜ守れないのか、どうして破壊されてしまうのか、と。 自然に比して、人の一生は短い。だからこそ親から子へ、代を繋いで海を守る。人生を研究に捧げる人がいる。高い壁に抗う人々の切実さと相まって、天然の昆布が群生している海中の映像は神々しいほど美しい。
李相日(映画監督)

海の現状は、決して「海の中」だけでの問題ではありません。海の恵みがわたしたちのもとへ届き、生きる糧となる。当たり前に思えるようなこの状況は、一部の方々の努力だけで永遠に成り立つものではないのです。長谷川監督が美しく透明感のある映像で淡々と描いた作品が、静かに、深くわたしたちへ問いかけそして、答えを探す旅へと背中を押し出してくれたような気がします。
池田陽子(全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ)


監督・撮影・編集・ナレーション:長谷川友美 
音楽:イアン・ハートリー 
プロデューサー:大野裕子、大野康介
製作:株式会社No.0
配給宣伝:one’s(一般社団法人映像文化革新機構)
宣伝協力:安藤亘(ECOS技術士事務所)
後援: 国立環境研究所 /ジャパンブルーエコノミー技術研究組合
    北海道函館市/港湾空港技術研究所/神奈川県逗子市
文部科学省選定(青年・成人・家庭向き)
2024年|16:9|103分|5.1ch|DCP

公式ホームページ 
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