前回のプロジェクトで自社製ビールを缶に充填する機械を導入することができました。今回は、缶の調達コストを下げてより多くの皆さまに澄川麦酒をお届けしたく、缶を一括購入するための資金の一部を皆さまにご支援いただきたくプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの実行者について
澄川麦酒の齋藤です。
はじめましての皆さま、よろしくお願いします。
にご支援いただいた皆さま、今回もよろしくお願いいたします。
最初に、はじめましての皆さまに、まずは、私のこと、澄川麦酒のことを少しご紹介させてください。
澄川麦酒の前身は、わたくし、齋藤が2011年に札幌市南区澄川で開業した「ばぁる・ひらら」に遡ります。カウンターだけの小さなお店で、当時、まだ「クラフトビール」という言葉もなかった頃に、ドイツビールや日本のクラフトビールなどを楽しんでいただいておりました。
当時の店内の様子(イベントの準備で椅子を片付けていますね、、)
6年ほど営業するころ、師匠である石見麦酒との運命的な出会いから、2018年4月より、クラフトビールの自社製造を開始。師匠の醸造方法をアレンジした設備を使用し、ひと仕込みたったの120リットル仕上がりという、ナノサイズのブルワリーであることを逆手に取り「少量だけと超多品種醸造」を特徴とするブルワリーとして今に至ります。
家庭用の冷凍ストッカーを改造して発酵機につかうのが特徴です
そして、創るビールは、麦芽を贅沢につかって、しっかりとしたボディのビール、を目指しています。
副材料も北海道で収穫されるものはもちろん、全国で見つけた面白そうなものも積極的に使い、そんなこんなで、これまで醸造したクラフトビールは500種類以上になりました。すべてのビールをお飲みいただいているお客さまも数人いらっしゃいます。皆さまに支えられて、今日までやってこられました。あらためて感謝いたします。
以上、かなり端折った紹介ですみません。細かい歴史(?)などは、
のページで詳しく話しておりますので、ご興味のある方は、リンクからご覧になってください。
実行者近景・2024年夏の札幌・大通公園ビアガーデン出店での一コマ
このプロジェクトで実現したいこと
さて、今回のプロジェクトについてお話いたします。
端的にまとめると、
缶の調達コストを下げて、より多くの皆さまに澄川麦酒をお届けしたい!
となります。
春のプロジェクトで皆さまからご支援いただいたおかげで、自社製ビールを缶に詰めて出荷できるようになりました。あらためて、多くの皆さまからのご支援に感謝いたします!
前回のプロジェクトページ
あらためましてたくさんのご支援ありがとうございました!
順調に出荷は続いているのですが、ちょっと困ったことが起こりました。。。
缶が手に入らない、、、
缶の調達、実は意外と面倒で、ただ「くださいな」と言ってもうまく手に入らないことがわかりました。
そして、いくつかの取り扱い先にコンタクトするも、条件があわず、どうしても発注できない、、、。
そしてついに、出荷したいのに、詰める缶が手に入らない、という恐ろしい状況に陥りかけました、、、。
あちこち連絡し、ようやく、なんとか手に入れるルートが見つかったものの、あれこれ値上がりが続くなか、1缶のコストが意外と大きいものになっていました。この調達コスト、なんとかならないかなー、とずっと考えている中、さらに「年明けにあたりから、再度値上がりになります」という連絡がはいり、いよいよ「何か対策を考えなければ!」という気持ちになりました。
皆さまからのご支援で導入した充填機で毎日バンバン詰めてます!
プロジェクト立ち上げの背景
でいただいた皆さまからのご支援で無事に自社ビールを缶に充填できるようになりました。4月から試験充填を始めて、当初は、うまく機械の調整ができず、大量のロスをだしてがっかりしたりしつつも、その後、ようやく充填機のクセも掴み、現在まで、1万缶ほどを出荷できております。皆さまからのあたたかいご支援にあらためて感謝いたします。
ラベルもはって冷蔵倉庫で出荷をまつビールたち
順調に缶の出荷が伸びるなか、頭を悩ませているのが缶の調達方法です。小口で一回に2000缶くらい購入するのですが、じわじわ値上がりするこの1缶の価格が意外と馬鹿にならず、さらには、年明けあたりから値上がりするとの連絡もあり、いよいよ、このままでは価格全体に占める容器代の割合が無視できない感じになってきました。
そんな中、色々と調べていくと、北海道に製缶メーカーがあり、そのメーカーからバルク買い(※)すると、なんと、缶の調達費がかなり安くなることがわかりました。
※バルク買いとは、本来個別に小売販売されるものを大量に一括で買い取ることを意味します。
ただ、バルク買いすると、いっぺんに10トントラック1台分の缶が届くとのこと。さて、これにチャレンジするか検討を始めたのが、9月頃でした。
こんな感じでトラック1台分まるごと買い取ります
そして、導かれた結論は、
これはやるしか無い!
越えなければならないハードルはありますが、なんとか達成したい!と、今回のプロジェクトの計画となりました。
缶への充填をおえてラベルを貼る前に乾燥中の図
さて、越えなければならないハードルが大きく2つあります。
・一つは、10トントラックに満載で届く缶の置き場所。
・もう一つは、それらが届いた後に支払う、10トントラック満載で届く缶の代金の調達。。
思い立ったのは良いのですが、簡単そうで結構高いハードルを越えないといけない、、ということに気づきました。。。
現在の準備状況
2つのハードルを超えるために、夏の終わりころから動いておりました。
まずは、「置き場所」がないとどうにもなりません。当初、ウチでビール造りを学んだ研修生の先輩が農業を営まれていて、その倉庫の一部をお借りする、という話がまとまりかけたのですが、缶メーカーの下見の結果、「缶の置き場所としては不適切」となりました(10トントラックが倉庫に横付けできないなど、メーカーの求める要件を微妙に満たしていませんでした、、、)。
当初お話を進めていた農家さんの倉庫。広々していてほとんど気持ちは固まっていたんですが、、、
さて、困りました、、、。
10トントラック1台分の缶(パレットにして24枚くらい)を置く場所なんて、そんな簡単には見つからず、一旦は諦めたのですが、とある取り引き業者の方から「ウチで借りてる倉庫の一部を使うとかどうですか?」とご提案を受け、話を聞いてみると、家賃も十分に払っていけそうな金額で、こちらを契約することで、ひとまず置き場所は確保できるメドが立ちました。
こちらの資材倉庫の一角をお借りできることに!
これで、置き場所はなんとか確保できました。
そして、もう一つのハードルが、10トントラック1台分の缶の代金の支払い、です。
これまでは、小分けで購入していたため、毎月の支払いの中でコマコマ回せていたのですが、今回は、10トントラック1台分。数にして8万缶とか来ちゃいます。一回の支払いで、普段仕事で使っている中古のハイエースをもう一台買える!位のお金が必要なのです。。。これは、なかなかです、、、
前回のプロジェクトでご支援いただいた充填機を持ち帰る際の画像
このクルマをもう一台買える位の支払いが必要です
このお金のメドがたてば、いよいよ、10トントラック1台分の缶を発注することができるのですが、さてどうししたものか、、、。会社の運転資金を取り崩すには、ちょっと額が大きく、まるっと使ってしまうのはちょっと怖い、、。銀行から融資を受けるのも一つかな、と思いつつ、これから相談に言っても、実行までの期間を考えると支払いが間に合うのか?というスケジュール感。。。
うーむ、、、、
と思っている中、古い友人と食事をする機会があり、「まだクラファンとかするなら協力するよー」と声をかけてもらい、あ、そうか!、と今回のプロジェクトを立ち上げるに至りました。
皆さまからのご支援をこの缶の代金の一部に充てさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
いつも支えてくださる皆さまたち
ありがとうございます!
リターンについて
今回のプロジェクトを応援していただいた方々にむけて以下のようなリターンをご用意しています。
例えば、プロジェクト成功後には、プロジェクトにご支援いただいた方だけにお楽しみいただける、今回のプロジェクトのリターンのためにのみ限定で醸造するビールをお届けいたします。
飲食店や、ビールサーバをお持ちの方には、この限定醸造ビールを樽生ビールとしてお送りすることも出来ます。
また、直営店で「齋藤と一緒に飲む」権利や、直営店で使うことのできる「ビール引換券」や「お食事券」もご用意しております。
本気でマイクロブルワリーを立ち上げたい方には、コンサルティングを差し上げるリターンもご用意しております。
今回のプロジェクトにご支援いただくことで、私たちの夢を実現する一翼を担って下さい。何もかもが値上がりする中、できる限り「現状維持」ができるよう、できる限りのアイデアを我々も考えます。そして、より多くの方々に私たちのビールを知っていただくことができればと思っています。ぜひ、この機会に私たちのプロジェクトにご支援いただければありがたく思います。
直営店のカウンターごしにビールを並べて
プロのカメラマンに撮影していただきました
資金の使い道・スケジュール
みなさまからご支援いただいた資金は、
・資材倉庫を借りるための費用の一部
・バルク買いする缶の購入代金の一部
・支援者さま限定ビール醸造のためのビールの材料費
・支援者の皆さまへの商品配送費
・キャンプファイヤーの手数料など
に利用させていただきます。
自家製ビールを醸造しはじめた頃
大まかなスケジュールは以下のように考えています。
11月中旬 倉庫の契約・缶の発注
12月上旬 倉庫の使用開始・缶の納品
12月 中旬 クラウドファンディング終了
12月下旬 支援者さま向け限定ビールの醸造
02月下旬 支援者さま向け限定ビールの完成
04月上旬 リターン発送
齋藤の趣味はスキューバダイビング
でも魚介を使ったビールはほとんど創ったことはありません最後に
前回のプロジェクトでも書かせていただきましたが、私たち澄川麦酒のビールは、これまで多くの方々に応援され今日までやってこられました。そして、私たちは常にお客様との関係を大切にし、品質にこだわり続けてまいりました。
幸せを感じるビールを食卓にお届けしたい
齋藤がビールを設計・醸造・お届けするにあたって、常日頃から思い続けていることです。この気持ちを今後も忘れずに、ビールをつくり続けて行きたいと考えています。今回のプロジェクトでは、新たな挑戦として資材調達の方法を検討し、我々のビールをより安定的に提供することを目指しています。私たちの想いや努力を共有していただける方々と一緒に、新たなビールの形を作り上げることができれば幸いです。
ご支援いただける方々には、私たちの感謝の気持ちを込めて、リターンをお届けします。ぜひ、私たちのプロジェクトにご参加いただき、私たちの夢を一緒に叶えて下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
自家醸造直後のイベントで
初心忘れるべからずでこれからも精進いたします
《リターンにお酒を含みますため以下の情報を記載いたします》
<酒類販売管理についての記載>
1.販売場の名称及び所在地
澄川麦酒 西岡工場
〒062-0034 札幌市豊平区西岡4条9丁目1-46
2.酒類販売管理者の氏名
齋藤泰洋
3.酒類販売管理研修受講年月日
2024年7月3日
4.次回研修の受講期限
2027年7月2日
5.研修実施団体名
日本フランチャイズチェーン協会
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はビールのリターンを選択できません