愛知県内の少年院で生活をしている少年院在院生と、少年院出院後に生き直しの道を歩んでいる出院者たちと一緒に「俺たちの日めくりカレンダー!」を作成します。少年院で各自の部屋にこのカレンダーを置いて、少年たち一人ひとりに使ってもらい、少年の再非行を減らすきっかけにします。はじめに
数ある中から、わたしたちのページを見てくださり、ありがとうございます!
NPO法人再非行防止サポートセンター愛知(以下、再サポ愛知)と申します。わたしたちは、主に4つの活動を軸に、非行・犯罪を行った、少年・少女・青年たちの本音と希望を基に、再非行・再犯を減らし、社会の笑顔を増やしたいと願い、活動を行っています。
そんなわたしたちは、クラウドファンディングに挑戦します。その経緯を皆様にお伝えさせてください。まずは、代表から挨拶申し上げます。
高坂理事長よりご挨拶
僕は、元非行少年です。
被害者の方々には大変申し訳ありませんが、過去に少年院に入ったこともあります。妻が妊娠するまで、非行・犯罪をやめることはできませんでした。しかし、自分が父になることを真剣に考えた時に、我が子を不幸にしたくないと思い、「悪いことをやめる」と決意しました。今から18年前のことです。
しかし、生活は順風満帆にはいきませんでした。自業自得ではありますが、仕事は続かず、借金だらけになり自己破産しました。自分勝手な言動がおさまらず、離婚となり、我が子と別々に住むことになりました。一人アパートで泣き、後悔の渦に包まれました。
当時、僕は特別養護老人ホームで働いていました。高齢者の方々は僕の過去は知りませんが、中卒で刺青もあり、介護の知識も経験もない僕を、いつも笑顔で迎え入れてくれました。僕が介護をさせてもらうと、時には涙を流して喜んでくれました。元非行少年の自分でも、こんなに必要としてもらえたことが嬉しくて、仕事が休みの日にボランティア活動をしたいと思うようになりました。
自分に何ができるかを考えた時に、過去の自分のような非行少年に、「自分みたいになってほしくない」と思い、非行少年と直接関わる活動を始めました。今から16年前のことです。
こうして、妻との離婚から2年後、同じ女性と二度目の結婚をさせてもらうことができました。離れ離れになった我が子との生活も戻り、その後に、2人目の我が子も誕生しました。
このときに、母と約3年ぶりに再会しました。母は僕が非行少年だった時、親としての責任を感じて、「僕のことを殺して、自分も死のう」と毎日のように悩んでいたと話してくれました。それを聞いた僕は、涙を我慢できなくなりました。
非行・犯罪は被害者や、被害者の周りの人、加害者の家族も不幸にさせてしまうと実感しました。自分自身が再非行・再犯を増やしてきた過去から、死ぬまで再非行・再犯を減らす活動を本気で取り組もうと、自分の心に誓いました。
僕が、再非行を減らす活動を始めてから、16年が経ちました。仲間も徐々に増えていき、「非行少年・少女の本音と希望を基にサポートをおこない、再非行を減らし笑顔を増やす」ことをミッションとして、2014年にNPO法人再非行防止サポートセンター愛知を設立しました。今年で設立10周年を迎え、この間に、150人を超える非行少年・少女に対するサポートをさせてもらいました。
活動紹介とスタッフ紹介
わたしたちは、主に4本柱のサポートを行っています。
プロジェクトへの想い
約10年前の2014年、NPO法人再非行防止サポートセンター愛知を設立した時に、一つの大望を抱きました。
『365人の方に会員になっていただき、非行少年・少女や、再非行防止への情熱を込めて、日めくりカレンダーを作成したい』
そして、法人設立から10年が経った今、大望が形となってきました。
わたしたちは再サポの活動を通じて、多くの少年たちとの関わり、わたしたち自身が多くのことを学びました。その中でも、二つの大きな気づきがあります。
一つは、少年院と社会が大きく乖離していることです。もう一つは、少年院の院内、そして社会復帰後も、1日1日の積み重ねが大切であることです。
わたしたちは、これら二つの気づきを、少年たちにも伝えたいと思い、それを「俺たちの日めくりカレンダー」として、少年たちの手元に届けます。これは、少年院を出院した元少年たちと、少年院で生活する少年たちからメッセージを集め、少年院内で使うことのできるカレンダーを作ろう!という企画です。
もちろん、少年院在院中の少年たちと再サポスタッフが一緒に日めくりカレンダーを作るという企画なので、気軽にできることではありません。わたしたちは、いつもお世話になっている法務省矯正局少年矯正課、名古屋矯正管区、瀬戸少年院、愛知少年院と、何度もオンラインで打ち合わせをさせていただき、この企画を実現化できる手前まできています。関係者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございます!!
最後に、このクラウドファンディングの目標を達成することで、「俺たちの日めくりカレンダー」作りを成し遂げたといえます。わたしたちが、あえてクラウドファンディングに挑戦することに決めた理由としては、多くの皆様に「俺たちの日めくりカレンダー」を手にしてもらうことで、少年院で生活する少年たちのことを皆様と一緒に考えていきたいからです。
皆様と、このクラウドファンディングを成功させたいと思っています。どうぞお力をお貸しください。
僕たちはこの企画、クラウドファンディングを成立させることで、将来的には、全国の少年院に活動が広がることを夢見ています。少年院在院生と、地域の人々とが共に作り上げた「俺たちの日めくりカレンダー」を、全国の少年院在院生たちが自分の部屋で使ってほしいと心から願っています。
お一人お一人の皆様と、志を同じく持ち、結果として、わたしたちの法人のミッションでもある、「再非行を減らし、笑顔を増やしたい」と思いますので、ご寄付や、ネット上でのシェアなど、ご協力、宜しくお願いいたします。
スケジュール
2024/11/12 瀬戸少年院、愛知少年院で奇数日分の制作
2024/12 月中旬 少年院出院者から偶数日分のメッセージを集める
2024/12/25 クラウドファンディング終了
2024/12月下旬 業者に「俺たちの日めくりカレンダー」デザイ ン入稿
2025/3月中旬 「俺たちの日めくりカレンダー」完成
2025/3月中 瀬戸少年院、愛知少年院に「俺たちの日めくりカレンダー」を届ける
2025/4月頃 クラウドファンディングのご支援者様にリターンを発送
支援金の使い道
目標金額:587,300円
NPO法人のため、資金の透明化を目指し、目標金額ぴったり集めたいと思っています。
「俺たちの日めくりカレンダー」 計500部製作
(内訳)
瀬戸少年院 240部
愛知少年院 120部
協力してくれた出院者 15部
返礼品 125部
支援金の使い道
「俺たちの日めくりカレンダー」作成費用(見積額 579,326円)
リターンの送料の一部(約8千円)
その他、リターンの送料の一部、メッセージカード等にかかる費用等、合計約6万円は、法人が負担します。
返礼品
※お支払いは、クレジットカード・銀行振込・コンビニ支払い・ペイ系等で可能です。
応援プラン1(3700円)
①「俺たちの日めくりカレンダー」1部
②Thank you カード
応援プラン2(4700円)
①「俺たちの日めくりカレンダー」1部
②Thank you カード
③再サポ正会員と同等の特典を付与(2025年3月末まで)
応援プラン3(13000円)
①「俺たちの日めくりカレンダー」1部
②Thank you カード
③再サポ正会員と同等の特典を付与(2025年3月末まで)
④高坂理事長含むスタッフとの食事会にご招待(食事代実費請求)
応援プラン4(52000円)
①「俺たちの日めくりカレンダー」1部
②Thank you カード
③高坂理事長の出張講演
応援メッセージ(五十音順)
さいごに
私たちの想いが、たくさんの方に伝わることを願っています。当法人にご興味のある方は、ぜひホームページもご覧ください。たくさんの方のご支援をお待ちしております。