ビーイナフ株式会社は優良工務店認定制度『せやま印工務店プロジェクト』の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めています。
このストーリーでは、『せやま印工務店プロジェクト』の誕生秘話、住宅業界の課題に挑戦することになった理由をお話します。
「もっと施主に優しい住宅業界を」。様々な業界に触れたからこそ気付いた、住宅業界の問題
当社代表の瀬山は、ある日ふと思いました。
「施主が安心して家づくりをできる住宅業界にしたい…。」
彼はこれまで人事コンサルタントとして、様々な業界の内部に触れてきました。そこで、住宅業界の複雑な問題に直面します。
住宅業界の光と「罪深い闇」に気づく
「ん…?なんだこれは?」
住宅業界には、誠実に施主と向き合い、理想の家を提供しようとする工務店が存在する一方で、巧妙な営業手法で施主を惑わし、契約を結ばせる悪徳住宅会社も少なくありませんでした。結果として、施主は思い描いていた家づくりに失敗し、後悔に苦しむことに。一方で、誠実な工務店もその良さが伝わらず、不当な評価を受けることが少なくなかったのです。
「これじゃあ、悪徳住宅会社が得をするばかりだ…。こんな状況を変えたい。」
瀬山はこう確信しました。「施主と誠実な工務店がつながりさえすれば、両者にとって理想的な家づくりが実現できるはずだ。そうなれば、悪徳住宅会社は自然と淘汰されるだろう。」
そう考えた瀬山は、深い課題が横たわる住宅業界の中へ飛び込むことを決意し、2019年9月に当社を創業しました。
価格と品質のバランスがとれた『ちょうどいい塩梅の家づくり』の誕生
「家の質を高めながら、コストも抑えられる家づくりとは何だろう…?」
瀬山が目指したのは、単に高性能なだけでなく、価格と品質のバランスが取れた家づくりでした。高性能を追求すればコストは上昇し続けますが、ある一定のラインを超えると費用対効果が急激に下がることに気づいたのです。
「これだ。このラインを見極め、最高級を目指すのではなく、合理的なレベルで満足できる家を提供しよう。」
こうして生まれたのが『ちょうどいい塩梅の家づくり』というコンセプトです。
家づくりをする上で分かりやすい指標『せやま基準』を確立
さらに瀬山は、家づくりの基準を明確にする必要性を感じます。
「施主に分かりやすい指標を作らなければ。」
そこで彼は、建材や標準仕様に関して多方面の専門家から意見を集め、自らの理想を反映した『せやま基準一覧表』を完成させました。そして、その基準に沿って自らの家を建築し、実際にその住み心地を確認します。
「これなら快適だ!家族にも友人にも自信を持って勧められる。」
この経験を通じ、瀬山は『せやま基準』を広く世の中に発信する活動をスタートさせました。
『せやま印工務店プロジェクト』が始動。『せやま基準』に共感、条件を満たす誠実な工務店も集まる
『せやま基準』を取り入れた家づくりは施主から高い評価を得ましたが、すべての基準を満たせる工務店は限られていました。
「ならば、この基準に共感し、一緒に家づくりを行える工務店を集めよう。そして、それらの工務店を施主に紹介する仕組みを作ろう!」
この想いから『せやま印工務店プロジェクト』が始まりました。施主が後悔のない家づくりを実現し、誠実な工務店も持続的に利益を上げられる業界を目指して動き出したのです。
瀬山の誠実な姿勢が全国に広まり、クルーの数も拡大
活動が進む中で、瀬山の取り組みは一部の住宅会社から批判されることもありました。しかし、瀬山は「施主が知りたい情報は隠さない」という信念のもと、情報を積極的に発信し続けました。
その結果、瀬山の考えに共感する施主や工務店は増え続け、今では『せやま印工務店プロジェクト』のクルー数も大きく拡大。全国各地で、誠実な工務店がこのプロジェクトに参加しています。
「施主に優しい住宅業界」を実現する日まで、今後も挑戦を続けていく
瀬山は今もこう語ります。
「住宅業界は確実に良くなってきている。でも、まだ道半ばだ。」
施主と誠実な工務店が『ちょうどいい塩梅の家づくり』を成功させ、日本中で「施主に優しい住宅業界」が実現するその日まで、瀬山の挑戦は続きます。
『せやま印工務店プロジェクト』―― 誠実な家づくりの未来を切り開くために。
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『せやま印工務店プロジェクト』のなりたちはこちらの動画でも紹介しています。
【会社概要】
社名:ビーイナフ株式会社
本社所在地:〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-1-1 新大阪阪急ビル3F
代表取締役:瀬山 彰
事業内容: ・住宅情報メディア『BE ENOUGH(ビーイナフ)』の運営
・YouTubeチャンネル『家づくり せやま大学』の運営
・優良工務店認定制度『せやま印工務店』の運営
・オリジナル間取り図面『せやまどり』データの販売
設立: 2021年3月(創業:2019年9月)
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