BrainBrunnGALLERY
現代アートギャラリー「BrainBrunnGALLERY」(東京都八王子市)次回企画展のおしらせ
吉川薫個展 -君の目は僕の目と似ている- メインビジュアル 《目覚めた木の根》/部分 F30 2024
次回企画展【吉川 薫 個展-君の目は僕の目と似ている-】のご案内
当個展の主題にある『君の目』、それは「他者の目」という意味でなく、現在の作家吉川薫から見た過去の彼女自身の姿を指しています。いわば『君の目』とは単なる過去を映し出す鏡ではなく、過去の『彼女』が今新たな『自分自身』へと変貌を遂げるための触媒となる自己超越の象徴なのです。
「過去に囚われて苦しんでいる『かつての自分』へ『立ち上がれる可能性がある』『前進できる力を持っている』ということを作品を通じて伝えたい」と言う吉川。それは自己変革の記録であり、過去から未来の自分自身へのエールでありメッセージでもあります。
今回は約30点の新作と共に、自身が入選した『BrainBrunn ART AWARD2024』の大賞作品に加え初の立体作品も並びます。
自ら焼き上げた磁器をキャンバスへ貼付、油彩等を用いて抽象と漫画表現と織り交ぜ大胆に表現された作品たちにどうぞご注目ください。
第3回 BrainBrunn ART AWARD2024 大賞展示
(C)︎吉川薫《野性的なメッセージ》F10 2024
吉川 薫 個展 展示風景
《展示作家の紹介》
吉川 薫 Kaoru YOSHIKAWA
1979年生まれ 大阪出身 横浜在住
亡き父との記憶に苦しみ、過去の呪縛と戦い続ける自身の葛藤を、ペインティングと磁器を併せた作品に投影する現代美術作家。ニーチェ哲学への共感を昇華させ、弱さを超克し主体的に生きる願望を「戦う子ども達」というモチーフに込め日々制作に取り組んでいる。
<作家ステートメント>
私は父亡き後、亡父にまつわる過去の記憶に囚われ行き場のない苦しみの感情を作品に投影し吐き出すことで制作を続けてきました。しかし、最近は亡くなった後も私の心に留まり何度も頭の中で再生される忌々しい記憶を受け入れることしかしない自分自身に憤りを感じていました。今の私は本当の私なのだろうか?もう変わることが出来ない、仕方がないと諦めて生きていく姿が「私」というものなのだろうか?
克服したい、強くなりたい、自分の人生を自分の足で歩みたい。そのような思いが沸々と沸き上がった時期、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェが書いた「牧人」と「黒蛇」のエピソードと出会い、私も自分の人生を主体的に生きる超人になりたいと強く願うようになりました。
展示作品は日々弱気な心を持ちながらも自分の人生を肯定し、弱い自分に打ち勝ちたいという私の願いを「戦う子ども達」に投影したものです。作中の子ども達は明るい未来を勝ち取ることができるのか?ペインティング作品を中心に制作していますが、今回は磁器で制作した立体作品も数点展示しています。
作品の前に立った時、皆様に何か感じて頂けたら幸いです。
吉川 薫
(C)︎吉川薫《戦士 No.3》16x22cmオーバル 2024
(C)︎吉川薫《戦士 No.9》16x22cmオーバル 2024
<主な展示歴>
1999|「梅田造形センター」 グループ展参加 (大阪)
2005|ギャラリー「法隆寺画廊」二人展 (奈良)
2007|KTS鹿児島テレビアートマーケット参加
2011|ギャラリー「セル」 グループ展参加 (福岡)
2012|「Me&Art」 グループ展参加 (ブリスベン, オーストラリア)
KTS鹿児島テレビアートマーケット参加
2014|ギャラリー「竹川画廊」 グループ展参加 (東京)
KTS鹿児島テレビアートマーケット参加
2015|眼鏡の三城 国分店 個展「指先から先の世界」展(鹿児島)
2016|「Ouchi Gallery」 グループ展参加 (ニューヨーク, アメリカ)
2017|「Ouchi Gallery」 個展(ニューヨーク, アメリカ)
2020|月光荘ギャラリー 展示 (東京)
Independent Tokyo 2020 (東京)
2021|月光荘ギャラリー 個展 (東京)
Independent Tokyo 2021(東京)
千の窓展 優美堂(東京)
2022|「美術新人賞デビュー2022入選展」泰明画廊(東京)
「Spongleheim gallery "unreqited" 展示」(online)
「ギャラリーニイク」 個展(東京)
Independent Tokyo 2022 (竹芝, 東京)
2023|「美術新人賞デビュー2023入選展」ギャラリー和田(東京)
GEISAI#22&Classic 東京ビックサイト(東京)
RED展(グループ展) 鈴画廊(東京)
始弘画廊 個展(東京)
KENZAN 東京芸術劇場 (東京)
2024|BrainBrunn ART AWARD2024展(東京)
ギャルリー東京ユマニテbis 個展(東京)
<受賞歴>
2011,2012,2014|霧島美術展入選
2013|霧島美術展市民文化賞
2015|霧島美術展優秀賞
2022|美術新人賞デビュー2022入選
Spongleheim gallery "unreqited" 展入選
2023|美術新人賞デビュー2023入選
2024|BrainBrunn ART AWARD2024 大賞
吉川 薫 個展 展示風景
《企画展概要》
【吉川 薫 個展-君の目は僕の目と似ている-】
■開催期間:2024年11月13日(水)ー12月25日(水)
※作家来廊日等のお知らせは順次WebサイトやSNSを通じて告知致します。
■開催場所:東京都八王子市元横山町3-1-1
「BrainBrunnGALLERY」2Fメインギャラリー
■アクセス:「JR八王子駅」徒歩約12分 /「京王八王子駅」徒歩約14分
西東京バス「市街地循環」路線「元横山町1丁目」降車、徒歩約1分
■入場料 :無料
■詳細URL :
事前予約可/ご予約なしでもご高覧いただけます
▼予約ページURL▼
オチボ mini個展「engi」メインビジュアル《序の序》F4 2024
「直接自己の本質を伝え、内面を感じ取り、それぞれの感情や思考を喚起することを願っています」
現代美術家オチボの作品、油絵等を用いた平面表現は「オチボワールド」と名付けられ、一見その世界観はダイナミックな筆使いを特徴としています。しかしその一本一本のストロークには深い思索が反映されおり、作家の繊細な気質も伺えます。
それこそが「生きる証であり自己対話を可能にしたニュートラルな存在として、形や定義を超えて伝わるもの」とした彼の抽象表現であり、それは鑑賞者の心に直接働きかけ、感情や思考を揺さぶることを意図しています。
今回は初の小型作品に挑戦。大型作品と同様の制作時間がかかったという作品にどうぞご期待ください。
★1Fミニギャラリー「LilbrunnGALLERY」にて|2024年11月13日(水)から12月25日(水)まで
(C)︎オチボ 2024
ステートメントアートは、私にとって生きる証であり、それは自己対話を可能にし、ニュートラルな存在として、形や定義を超えて伝わるもの。
ひとつの形ではなく、その時その時に変化し、伝わるもの。オチボワールドは、裸の自分を見せ、見る人に直接自己の本質を伝えます。
内面を感じ取り、それぞれの感情や思考を喚起することを願っています。
それがオチボワールドの真髄です。
「僕らはひとりひとりの宇宙に生きているけれど、そのひとつひとつの宇宙は誰かの宇宙と縁起というもので繋がっている。
縁起で繋がった僕らの宇宙はひとつの大きな宇宙と繋がっている」
オチボ
<主な展示歴>
2016年 第12回世界絵画大賞展 入賞
2020年 第70回モダンアート展 入選
2021年 第4回THE ENERGY of JAPAN "Paris 2021" 奨励賞 受賞
2022年 第72回モダンアート展会友推挙
2022年 アートオブジャパン主催フランスにて2人展を開催
2023年 Art Incubation 主催“Stepping into a World 夏” NewYork展 入賞
2023年 Art Incubation 主催“Stepping into a World 冬” NewYork展 優秀賞受賞
2024年 第3回BrainBrunn Art AWARD2024展 入賞
2024年 第74回モダンアート展入選及び賞候補
(C)︎オチボ《ヤシロノヲト「社ノ音」》F0 2024
《お問合せ先》
BrainBrunnGALLERY/ブレインブルンギャラリー
現代美術企画アートギャラリー『BrainBrunnGALLERY』は時代や流行に左右されない芸術の不変性と芸術本来の意義を追求する現代美術アートギャラリーです。
企画展等を通じて、絵画、造形、ミクストメディア作品等、現代美術作家のプライマリー作品を紹介しています。
広報担当:代表小林 雄人
住所:〒192-0063 東京都八王子市元横山町3-1-1
OPEN:水~日+祝 12:00~18:00/休廊:月、火曜(国民の祝祭日を除く)
TEL:042-649-2497
E-Mail:mail@brain-brunn.com
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