スパルコの電動キックボード! 高性能ポータブル冷蔵庫! エヴァグッズ! FSWで開催されたジャパントラックショーの面白すぎる出展物を集めてみた

2024.11.05 10:00
この記事をまとめると
■「ジャパントラックショー in Fujispeedway 2024」が開催された
■会場ではトラック用に限らずさまざまな商品が販売されていた
■この記事では魅力的なグッズをピックアップ
「スパルコ・コルセ」に注目!
  去る10月27日(日)、富士スピードウェイにて2回目を迎えた日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fujispeedway 2024」が開催された。トラック関連の総合展示会とはいうものの、トラックの実車やパーツを「観る」だけでなく「走る」「楽しむ」コンテンツとして楽しめるのが大きなメリット。富士の1.6kmにおよぶストレートを巨大なトレーラーやデコレーションされたはしご車が疾走する姿は新鮮で、一度でも観た方は病みつきになること請け合いだ。
  そんな会場の一角では、トラック関連のパーツやアクセサリーの販売ブースが立ち並び、数々の商品がラインアップされていた。ここでは、トラックファンだけでなく、一般的なクルマ好きにも魅力的なグッズを紹介しよう。
スパルコがリリースする”意外な”商品たち
  イタリアの名門ブランドとして知られるスパルコは、スポーツカーのユーザーやレースを趣味とする方々にはお馴染みだろう。が、そんなスパルコからチャイルドシートや電動キックスケーターがリリースされていたとは知らなかったはず。これは「スパルコ・コルセ」というサブブランドによる商品で、スポーティなグッズを扱う本家に対し、より幅広いクルマ関連グッズをスパルコのクオリティで楽しめるというもの。
  まずは、スパルコのブランドカラーも鮮やかなチャイルドシートを紹介すると、バケットシートやサポートクッションと同様の手触りのいい生地が印象的だ。キッズ向けの最適なホールドや、セーフティベルトなどレースで培われたノウハウが存分に活かされた逸品といえるだろう。
  そして、手軽なわりに効果も絶大なファブリック製タイヤチェーンもスパルコブランドであればより安心だろう。布製チェーンといえども、日本のチェーン規制に対応しており、よほどの降雪地帯でなければこれひとつで事足りるはず。スパルコ・コルセでは生地の特性によってノーマルとより強力なブラックの2タイプをラインアップしている。
  電動キックスケーターは世界中で雨後の筍かのように発売されているが、国内向けの法規をクリアし、パフォーマンス&安全性ともに信頼できるものはさして多くない。その点、スパルコ・コルセの「e MOBILITY」は、特定小型原付の最上級モデルとして開発され、公道/歩道の走行設定が可能となるなど、新道路交通法にきちんと対応している。
  スパルコブルーも鮮やかだが、ホワイトやブラックもスパルコのロゴがよく映える。むろん、レースファンなら、サーキットの移動はスパルコ一択といえるのではないだろうか。
災害時に役立つグッズを手頃な価格で販売
カーライフだけでなくいざというときも!
  車載冷蔵庫といえば、サイズや性能など星の数ほど商品があふれているものの、アメリカのENGEL社は50年以上の技術と実績を誇り、「最初の1台、あるいは最後の1台」として最適なものに違いない。
  たとえば、自作キャンピングカーには各種サイズが豊富なビルトインタイプがオススメだし、車外にもち出せるポータブルタイプもクルマのサイズや用途に合わせてさまざまなタイプがラインアップ。
  また、電気を使用しないクーラーボックスもENGELの保冷性能や耐久性は他社を圧倒せんばかりだ。分厚い断熱材や真空バルブ技術によって平均気温26度のなかでも6日間は氷が解けないという素晴らしさ。とりわけソフトシェルシリーズは運搬性にも優れているため、いざという時にも背負っていけるなどサバイバルにも最適だろう。
  なお、ENGELは他社製品に比べてお手頃な価格というのも見逃せない。レジャーや仕事といった場面だけでなく、災害への備えというポイントでもチェックしておきたいブランドである。
トラックショーらしいもの、そうでないもの
  運送業界を襲った2024年問題は、当然トラック業界、および周辺のパーツベンダーなど関連業者にも深刻な打撃となった。これは、老舗工具メーカーのTONEがショー会場でメインに出品していた「コードレス電動タイヤレンチ」の説明を聞いても明らかだった。
  同社によれば、現在は24問題によってトラックや運送車両が工場へ出向く時間すら節約されており、修理業者やタイヤショップなどはほとんどが出張業務になっているという。
  もちろん、小型トラックなどにコンプレッサーを搭載したメンテナンス業者もいるが、作業をする現場での手順を考えれば、コードレス工具は圧倒的なアドバンテージを持つのである。同製品は省力化に加え、高精度なトルク管理を実現しており、業者だけでなくセルフメンテをするユーザーにも心強い商品であること間違いないだろう。
  もうひとつ目についたのはリフターなど専門業者向けの工機をリリースしているALTIAから出品されていた「エヴァンゲリオン」グッズ。レースファンには赤いロゴがお馴染みだろうが、ショー会場ではあえてエヴァのカラーリングを施したポータブルバッテリーや、スポンサーをしているレースカーのミニチュアカーなどプレミアムなグッズが揃っていた。
  ちなみに、同社はエヴァカラーのカーリフトまで発売した経緯があり、クルマ好きに加え、アニメファンまで取り込んだという素晴らしい(?)実績がある。

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