タイガー魔法瓶3製品にて2024年度グッドデザイン賞を受賞！

TIGER
魔法のかまどごはんが2024年度グッドフォーカス賞［防災・復興デザイン］を受賞

　熱制御テクノロジーで世界をリードするタイガー魔法瓶株式会社（社長:菊池嘉聡、本社:大阪府門真市）は、以下の3製品において、 2024年度グッドデザイン賞(主催：公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。また、内2製品がグッドデザイン・ベスト100に選定され、電気やガスを使わずに新聞紙でごはんを炊くことのできる「魔法のかまどごはん」が2024年度グッドフォーカス賞［防災・復興デザイン］を受賞しました。
　グッドフォーカス賞［防災・復興デザイン］とは2024年度に選ばれたすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、自然災害への防備または自然災害による被害からの復興に寄与する優れたデザインとして特に認めるものに贈られる賞です。
　タイガー魔法瓶は、今後もデザインを追求し、またお客様においしさや安心をお届けする製品を通じて幸せな団らんに貢献してまいります。

【受賞製品】
グッドフォーカス賞［防災・復興デザイン］／グッドデザイン・ベスト100　魔法のかまどごはん KMD型
グッドデザイン・ベスト100　斜め型ミキサー＜TIGER EDGE＞SLB-A型
グッドデザイン賞　電気ケトル＜QUICK＆SAFE＋＞PCS-A型



グッドフォーカス賞［防災・復興デザイン］／グッドデザイン・ベスト100受賞　魔法のかまどごはん　KMD型　

電気やガスを使わずに、かまど下部の2つの穴に交互に新聞紙を入れ、火をつけることの繰り返しで、「炊きたて」のごはんを炊くことができます。新聞紙一部で炊けるからキャンプで便利に使え、かつ自然災害の多い日本においては防災グッズにもなる。「いつものごはんが、もしものごはんになる」という、備えあれば憂いなしを体現した製品です。

　業務用モデルでは、業界基準より長く10年間保有している修理・交換用のアフターパーツ部品(補修用性能部品)で、設定保有期間が過ぎ、廃棄予定であった炊飯器の内なべを再利用し、アウトドア施設や公共団体などで青少年教育や防災訓練・地域の防災備蓄といった機会にご活用いただいております。

（審査委員コメント／原文）
　そのネーミングのとおり、魔法のような道具の提案である。一部の新聞紙さえあれば普段と変わらないごはんが、普段から慣れ親しんだ炊飯器の佇まいを備えた道具で炊くことができる。アウトドアはもちろん、災害時などでは、「いつもの道具・味」が与える心理的な安心感は計り知れないだろう。更に素晴らしいのは、使われている釜は、同社が抱えていた廃棄予定のものを活用している点である。実物をみると少しだけ中心がずれていることに気づく。これが燃焼のための煙突効果を生む工夫とのこと。こういったシンプルで考え抜かれた構造のおかげで、道具としても使いやすく使い手を選ばない点にも高い評価が集まった。非常に完成度が高く、今後このようなジャンルの製品の発展を期待したい。

グッドデザイン・ベスト100受賞　斜め型ミキサー＜TIGER EDGE＞SLB-A100

　切削力を高めるために、従来は水平だったミキサーの刃の設置角度をゼロから見直し、斜め型45度を採用。新角度45度によって、りんごやアボカドも丸ごと粉砕※できる切削力と、ケールなどの葉物までもなめらかに仕上げる撹拌力を実現。新発想の技術で、ミキサーに新たな常識を創り出します。

※ りんごを使用いただく際は、芯と種を取り除いてご使用ください。アボカドを使用いただく際は、半分に割って種をとり、皮を剥いてご使用ください。

（審査委員コメント／原文）
　現代のフードロスの課題に目を向け、家庭におけるフードウェイスト削減も念頭において開発されたミキサーの新しいかたち。高さを押さえた安定感と独自の姿は、切削性を高めるべく斜めに設けられたカッターや、水の乱流をもたらす斜めのモーターより導き出された理のあるフォルムであり、意欲的な提案が製品全体の印象的な姿に結実している。自社の強みを生かしながら製品の幅を拡げるチャレンジに向かった、企業の果敢な取り組みの好例としても高い評価が集まった。

グッドデザイン賞受賞　電気ケトル＜QUICK＆SAFE＋＞PCS-A080/A100

　タイガー電気ケトル史上最軽量※1、かつ「コンパクト設計」でありながら、当社の電気ケトルの特長である“スピード沸とう”と“安全設計”は備わっており、「転倒お湯もれ防止※2 」機能を搭載し、安心してお使いいただけます。日々の操作を配慮に入れ、手馴染みの良い注ぎ角度と取っ手の握りやすさを実現しました。
容量：PCS-A080（0.8L）/A100（1.0L）

※1 2024年7月31日現在。当社同容量の機種との比較。
※2 給湯ロックボタンがロック状態になっていても、本体を傾けたり倒すと注ぎ口などからお湯が流れてやけどのおそれがあります。

（審査委員コメント／原文）
　低重心で安定感のあるフォルムだが、シャープなスタイリングにまとめることで、すっきりとした印象を与える。ハンドル上部にスイッチを配置することで操作しやすく、握りやすい形状に仕上がっている。また、滑らかな表面処理が、本体の特徴的なスタイリングを美しく見せている。価格を低く押さえながら、転倒時の熱湯漏防止構造を搭載するなど、使用時への安全配慮は、企業としての責任意識の高さを感じる。

グッドデザイン賞とは
　1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

グッドデザイン・ベスト100について
　グッドデザイン・ベスト100は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた100点です。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出されました。