ほとんどの人が使ったことがないだけに要チェック! 「SOSコール」の注意点5つ

2024.10.16 13:00
この記事をまとめると
■最近のクルマには「SOSコール」が搭載されている
■SOSコールの利用には自動車メーカーのコネクテッドサービスを契約する必要がある
■SOSコールは車載通信機を利用するためにその内部電池の電池切れには注意が必要
さまざまな万が一の事態のための安心装備
  あおり運転による被害が急増した時期に、車内に装備されている「SOS」のボタンを押すと通報ができると話題になった通称「SOSコール」。軽自動車では日産デイズがいち早く搭載し、あおり運転被害だけでなく事故や急病などの緊急事態に警察や消防への通報がボタンひとつででき、万が一エアバッグが展開してドライバーの意識がなくなるような事態でも、エアバッグ展開と連動して自動で通報してくれる機能があるため、最後の砦として付いていると安心な装備となっています。
  通称は「SOSコール」ですが、これは日本緊急通報サービスが提供する「HELPNET」というサービスを自動車メーカーが採用し、ユーザーが利用できるようにしているもの。2024年7月現在で、トヨタ、レクサス、ホンダ、日産、マツダ、スバル、三菱、スズキが採用しており、主にルームミラーの上付近の天井に赤い文字で「SOS」と表示されたスイッチが配置されています。
  普段はまず使わないスイッチなので、自分のクルマについていることを知らなかった、という人もいるかと思いますが、それではいざというときに命が助かる確率にも影響します。あらためて、どこに付いているのか、どのように使えばいいのか、しっかり確認しておきましょう。
  また、付いていることは知っていたのに、いざ使おうと思ったら使えなかった、という事態も避けたいところ。それにはいくつかの注意点がありますので、この機会にぜひチェックしておいてほしいと思います。
  まずひとつめは、SOSコールスイッチに赤色のインジケーターのみが点灯していたら、システムに異常があるか、サービスの契約期限が切れている知らせ。このサービスを利用するには、自動車メーカーが提供するコネクテッドサービスを契約する必要があります。有料のメーカーもあれば無料のメーカーもありますが、いずれにしても契約の有無、契約期限を確認して、切れていれば継続しておきましょう。
  ふたつめの注意点は、ボディカラーを塗り替えたり、ナンバー変更をした場合には必ず自動車メーカーのお客さまセンターなどへ連絡すること。というのは、SOSコールによって緊急車両が手配されると、車両位置、車種のほかにナンバーやボディカラーをもとに現場へ向かい、通報車両を特定します。そのため、情報と異なるナンバーや違うボディカラーに変わっている場合には、確認に手間取って到着が遅れる可能性があるのです。1秒でも早く救援がほしいときに、それでは本末転倒。変更した場合には速やかに報告を入れましょう。
初期設定を済ませておくことが大切
  3つめの注意点は、SOSコールを利用する前には、車両側での初期設定が必要です。契約してあるからそのまま使えるだろうと思っていると、いざというときに使えなくて困ることになってしまいますので、販売店で初期設定を完了しておくことが大切です。
  4つめは、SOSコールは車載通信機を使用してオペレーターとやりとりしています。車載通信機の内部電池には寿命があるため、定期的に確認して電池切れになることがないようにしておきましょう。また、心臓ペースメーカーやそのほかの医療用電気機器を使用する場合には、各医療用電気機器メーカーや販売業者に電波による影響について確認してから使いましょう。
  5つめは、自動車メーカーによってはSOSコールのスイッチを押す際には安全な場所に停車してから押すことを推奨しています。視線を前方から逸らさないといけない位置にスイッチがあるので、前方不注意とならないための配慮です。また、誤操作防止のためスイッチを1秒以上「長押し」して離すと、グリーンのインジケーターが点灯し、オペレーターとの通信が可能となりますので、落ち着いて操作することも大切です。
  ということで、いざというときに助けが呼べる頼もしいサービスであるSOSコール。一生使わないほうがいい装備ではありますが、普段から抜かりなく正常に使える状態にしておきたいですね。

あわせて読みたい

地震に台風…「クルマ×防災」はどうなっているか
東洋経済オンライン
「保険スクエアbang!」の自動車保険一括見積もりはおすすめできる?口コミや評判について
WEB CARTOP
あなたの動画を自然に翻訳!「AI動画翻訳くん」とは?
antenna
アルピーヌ、「A110 Rチュリニ」の受注を開始!同時にオプションプログラムを刷新、より幅広いカスタマイズが可能に!
CARSMEET WEB
自動車部品メーカー 豊田合成(株)のエシカルブランドRe-S(リーズ)強靭なエアバッグ生地×しなやかな鹿革|先端技術×伝統が融合したエシカル巾着をリリース
PR TIMES
御代田町の複合施設「MMoP」内各店舗にてクリスマスを彩るフェア開催
PR TIMES Topics
知っているようで知らないスマホで緊急通報をする方法と誤作動の防ぎ方
@DIME
“電気自動車のSクラス”にふさわしいデザインへと刷新! メルセデス・ベンツ「EQS」発売
CARSMEET WEB
【古市庵】人気のクリスマス商品登場
PR TIMES Topics
9月1日は防災の日!緊急時に役立つiPhoneやApple Watchの機能まとめ
@DIME
エリザベス2世女王陛下が使用した、歴代レンジローバーとランドローバー
octane.jp
【文明堂】期間限定の新色「黄色いこぐま焼き スイートポテト」新発売
PR TIMES Topics
ワンガンブルーなど美麗な新色を加えて、日産「フェアレディZ」「同 NISMO」2025年モデルを2月から発売!
CARSMEET WEB
4G通信データ付きモバイルWi-Fiルーター: "トップ・アップWiFi"(TopUp WiFi)販売開始|米国SIMO社が日本へ上陸
PR TIMES
【HASHIBAMI】新作フラワーバックルシリーズ全3型を販売開始
PR TIMES Topics
J.D. パワー 2024年日本自動車テクノロジーエクスペリエンス(TXI)調査(SM)
ラブすぽ
あおり運転の定義と罰則は? 危険な妨害運転の罰金・懲役について解説
WEB CARTOP
もちぷる新食感の新商品『スティックわらびもち』発売
PR TIMES Topics
LivAiA「音声操作防災LED電球」、クラウドファンディング開始2時間で目標金額を達成!
PR TIMES
BMWの車内で応援が可能に!? BMW×独フットボールリーグ「DFL」、ブンデスリーガのコンテンツ協力を拡大へ
CARSMEET WEB