いま最注目の作家・小川哲、1年ぶりの新刊『スメラミシング』が発売翌日、即重版決定!

2024.10.15 17:00
河出書房新社
『地図と拳』『君のクイズ』『君が手にするはずだった黄金について』と新地平を切り拓き続ける作家が放つ超弩級エンターテインメント
山本周五郎賞、日本SF大賞、直木三十五賞他、これまで数々の文学賞に輝き、2022年から2年連続で本屋大賞にノミネートされる、いま最注目の作家・小川哲による最新作『スメラミシング』が、10月10日(木)に河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)より刊行。
発売直後より、話題書ひしめく全国書店〈小説・文芸書〉ランキングの上位に軒並みランクイン、想定を超える大きな反響を受け、発売翌日、10月11日(金)に即重版を決定いたしました。

■最新作『スメラミシング』は信仰の虚妄と救いを描く、黙示録的作品集!
この世界は末期です。全部壊さないといけません。(「スメラミシング」より)

反ワクチン、ディープステイト、暗黒政府、イルミナティ――、数多の陰謀論と思惑を取り込み、生きる価値のない現実を打倒する、救世主<スメラミシング>のマスタープランとは一体何なのか。

カリスマアカウントを崇拝する覚醒者たちのオフ会を描いた“陰謀論×サイコサスペンス”、表題作「スメラミシング」をはじめ、七十人訳聖書の秘密をめぐる歴史SF(「七十人の翻訳者たち」)、天皇の棺を運ぶ一族の末裔による労働バイオレンス小説(「密林の殯(もがり)」)、最後の宗教〈ゼロ・インフィニティ〉をめぐる魔術的数学奇譚(「神についての方程式」)、神が禁忌とされた惑星の不都合な真実(「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」)、文明崩壊後の少年少女に与えられた残酷な使命(「ちょっとした奇跡」)を収録した、超弩級エンターテインメント全6編。
信仰の虚妄と救いを描く、現代の黙示録的作品集です。

■『スメラミシング』へ寄せられた熱いレコメンド!
小川哲の精緻な設計は、眼と舌、移動と思考を等価であるかのように見せかける。
凄い。とても、凄い。
――京極夏彦(作家)

多様性が声高に叫ばれる現代に於いても、掬い上げられることなく無視され排除されていく人々をその内面から描いた、挑戦的な快作。
――金原ひとみ(作家)

世界の隅から吹き寄せられた言葉の切れ端が、列をなし、「文」になり、拳となって、今あなたの隣に座る。
――飛浩隆(作家)

ヒリつく不安、積まれる緊張、ピリつく世情、生まれる破局。
全てに病みつきになりました!
――魚豊(漫画家『チ。』『ようこそ! FACTへ』)

ボルヘスを理系的センスで再構築した超欺瞞世界!
――マライ・メントライン(エッセイスト)
『スメラミシング』店頭用ポスター


■本書をお読みいただいた全国書店員の皆様より絶賛の声!
「ちょっとした奇跡」の本当に「ちょっとした奇跡」っぷりに感動。
ディストピアに宿る情愛、こんなんみんな大好きなやつじゃないですか!!!
――田村書店 吹田さんくす店 村上望さん

バッキバキの小川哲作品!! 読書という快楽を体現したような、麻薬のような短編集。
――ページ薬局 尼子慎太さん

深く考えさせられつつも、とんでもなく笑える。
物語が持つ神秘性を否定することを、物語で肯定させる荒業。
すげー本読んだぞ!!
――萬松堂 渡邉典朋さん

虚と実、聖と俗、光と闇。人間の営みすべてを俯瞰しつつ、神の領域に触れるようなスリルが最高。
――オフィスアルパカ 内田剛さん

ひねくれているんだけど、どこか共感してしまう。そんな物語を生み出す小川哲が大好きです。
――未来屋書店 碑文谷店 福原夏菜美さん

この何か、ずんずんと突き詰めて、迫ってくるものは、重くて、尊い。
――ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん

自分の中の奥底にある何かが呼び起こされてはじける。痺れる読書体験。
――未来屋書店 秋田店 佐藤香奈子さん

「小川さんの頭の中は一体どうなっているのだろう」と気になって気になって気になって仕方がなくなります。
――福岡金文堂 行橋店 富山未都さん
『スメラミシング』店頭用POP


■『スメラミシング』発売告知ショート動画を配信中!
『スメラミシング』発売告知動画

「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部に乗って、アウタースペースで文字たちが舞い踊るショート動画に、自ずと高揚感、期待感が高まります。
下記URLより、ぜひご覧ください。

河出書房新社 YouTube :
河出書房新社 Instagram:
■Web河出「スメラミシング」緊迫の冒頭1万字超を無料公開中!
大反響の表題作「スメラミシング」緊迫の冒頭1万字超をWeb河出にて無料公開中です。
「1万字あっという間」「絶対買う」と、評判の約1万字をまずはご堪能ください。
■著者紹介
小川哲(おがわ・さとし)
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。
2015年、「ユートロニカのこちら側」でハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。2017年刊行の『ゲームの王国』で山本周五郎賞、日本SF大賞を受賞。2022年刊行の『地図と拳』で山田風太郎賞、直木三十五賞を受賞。同年刊行の『君のクイズ』が日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門受賞。近刊に『君が手にするはずだった黄金について』がある。
ラジオ・パーソナリティーとしても活躍。




■書誌情報
書名:スメラミシング
著者:小川哲
仕様:46判/上製/本文280頁
発売予定日:2024年10月10日
税込予価:1,870円(本体1,700円)
ISBN:978-4-309-03218-4
装画:jyari
装幀:川名潤
※電子書籍配信中

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