「どうせ短命」「マジメに取り合う必要はあるのか？」石破総理の「奇妙な外交・防衛政策」に各国が抱いている「ホンネ」を読み解く

さらにもうひとり、石破総理が私淑する先人に、元外交官の故・色摩力夫氏がいる。色摩氏もやはり『国際連合という神話』などの著作で、国連などの「アメリカを中心とする戦後秩序」に疑義を呈してきた人物である。石破総理の外交・安保は、これまで主流だった政策と違いすぎて、一見「不可思議」にも映る。だがこうした先人たちの発言という補助線を引けば、その理想が「中国・韓国・ロシアなど周辺国との融和」と「アメリカからの…