株式会社イトーキ
Webとリアル双方のコミュニケーションシーンに対応可能なこれまでにない六角形・約六平方メートルの大型個室ブース。工事不要でオフィスの会議室不足や音問題の解決も。
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊 宏司)は、2024年11月1日(金)より、六角形形状でチームの一体感を高め、オフィスの会議室不足や音問題を解決する工事不要のマルチユースワークポイント「ADDCELL Hexa(アドセルヘキサ)」を発売します。
■開発背景
ハイブリッドワークやWeb会議が定着した昨今、「慢性的な会議室不足」や「Web会議の音声環境問題」の解決手段として可動式個室ブースの需要は増加傾向にあります。当社では2022年1月、人と音に配慮したあらゆるオフィスになじむクローズドブース「ADDCELL(アドセル)」を発売。通常のブースと比較して床をなくした新たな構造が特徴で、1人用、2人用、4名用、ユニバーサルタイプなどの多様なバリエーション、工事不要の手軽さ、スリムな外周デザインによるブース内の快適性に好評をいただいています。
最近では大型ディスプレイを用いたミーティングなどの増加による多人数タイプの需要も高まっています。また2023年3月の消防法改正により、消防設備が免除される個室ブース(可動式ブース)の床面積が従来の最大三平方メートルから最大六平方メートルに緩和されたことを受け、チームミーティングにも対応できるよう、より多人数で一体感のあるコミュニケーションを実現するモデル開発に至りました。
六角形形状を活かしたディスプレイモニターに向き合う座位配置、遮音と吸音に優れた最新型の個室ブースにより、オフィスでの会議室不足やオープンスペースでの音問題を解消し、創造的なチームの協働を実現します。
■主な特徴
1.Web・リアル双方で一体感を高める六角形形状と多様なラインアップ
大型ディスプレイを設置でき全員が見やすいレイアウトにすることでチームの一体感が生まれやすい六角形形状を採用しています。外形に沿った専用のソファは、同席する人同士が向き合う対話しやすい形状となっており、リアルでのプレゼンやWebでのコミュニケーションに適しています。ハイシートタイプではホワイトボードと合わせてブレインストーミングを中心とした動的な打ち合わせにも対応します。Webとリアル双方のコミュニケーションシーンで活用でき、モニターは最大55インチまで取り付け可能です。
参加者と向き合うリアルミーティングでのプレゼンテーション利用イメージ「ラウンジタイプ(ローソファ)」
遠隔参加者とも対面コミュニケーションしやすいWeb会議利用イメージ「ラウンジタイプ(ローソファ)」
モニターやホワイトボードを用いたアクティブミーティングイメージ「ラウンジタイプ(ハイシート)」
「ラウンジタイプ(ローソファ)」「ラウンジタイプ(ハイシート)」のほか、会議室不足をカバーする対面着座型の「テーブルタイプ」、使い勝手に合わせて内部の什器をアレンジできる「ブランクタイプ」の全4種のラインアップをご用意。働き方に応じて自由にインテリアをお選びいただけます。
左からラウンジタイプ(ローソファ)、ラウンジタイプ(ハイシート)、テーブルタイプ、ブランクタイプ
※テーブルタイプには任意のチェアを選定いただけます(推奨チェア:vertebra03)
※モニターやWeb会議用マイク・カメラ等の設備は含まれておりません
2.オフィスの中央にも設置でき、ハドルスペースも活用できるデザイン
ガラス面を最大化し、抜け感のあるデザインへとアップデートすることで、オフィスの中心へと設置場所の拡張性が高まりました。また、複数台並べたブース外面を活用することで人が集うハドルスペース(一時的なミーティングスペース)としても利用可能です。ホワイトボードはオプションでブース外側にも取り付け可能で、打ち合わせ前後のショートミーティング、ちょっとした作業などに最適なワークスペースを自由に構築でき、オフィスワーカー同士のコミュニケーションを誘発するとともに業務効率を高めます。
3.工事不要で組み立て時間も早い大型個室ブース
従来の個室ブースにはなかった最大6名用まで使用可能な約六平方メートルの大型ブースです。間仕切工事の際に発生する大掛かりな設備工事が不要で手軽に導入できます。1ブースあたりの組み立てにかかる所要時間は半日程度と、これまでのアドセルと同様に速やかな設置を実現。優れた遮音性と吸音性、スリムな外周デザインによるブース内の快適性はそのままに、多人数でもゆとりを持ってチームミーティングを行うことが可能です。
■従来のデザインを踏襲した四角形形状「ADDCELL(アドセル)」六平方メートル対応モデルも新発売
四角形形状の大型モデルも2025年1月に発売予定です。人と音に配慮したあらゆるオフィスになじむクローズドブースとして展開してきたこれまでのADDCELLで最大サイズだった4人用(約三平方メートル)を6~8人(約六平方メートル)で利用可能なタイプに拡張。従来搭載の入室に伴う照明・ファンの自動運転機能や、リアル・Web会議利用として十分な遮音性はそのままに、設備工事を伴わず中規模会議室のフレキシブルな増設に対応します。
■人と人、場と場をシームレスにつなぐスマートオフィス商品群
イトーキでは “Tech×Design based on PEOPLE” 強みを生かし、ハイブリッドやABWによる新しい働き方の使い勝手をよくするスマートオフィス商品群を展開しています。オープンスペースでのWeb会議の音漏れや雑音混入などの音問題を解決するsound furniture seriesの「sound parasol(サウンドパラソル)」や「sound sofa(サウンドソファ)」、対面のような一体感を生み出しコミュニケーションを活性化する会議テーブル「Panora(パノラ)」、 働く場所の選択と利用を円滑化する予約状況表示ラベル「Workers Trail Hoteling Label(ワーカーズ トレイル ホテリング ラベル)」など、空間デザイン×テクノロジー×家具を掛け合わせることで、人と人、場と場をシームレスにつなぎ、快適で創造的な新しい働き方を実現します。
sound furniture series「sound parasol(サウンドパラソル)」
sound furniture series「sound sofa(サウンドソファ)」
sound furniture series「sound sofa(サウンドソファ)片面タイプ」
「Workers Trail Hoteling Label(ワーカーズ トレイル ホテリング ラベル)」
(※)ABW(Activity Based Working)10の活動は、オランダのワークスタイル変革コンサルティング企業 Veldhoen + Company の研究により作られた考え方です。イトーキは同企業とABWのビジネス展開について業務提携を結んでいます。
【イトーキのワークプレイス事業について】
株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、“Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
ハイブリッドワークが普及し働く場所や働き方の多様化が進むなか、生産性や創造性を高める空間DX、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスなども展開。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に行い、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案しています。