一般社団法人日本ケアメイク協会
手のひらと指を使って行うブラインドメイクで化粧を諦めない
一般社団法人日本ケアメイク協会(本社:群馬県高崎市 理事長:山岸加奈子)は、視覚障がい者のための日本発メイク技法「ブラインドメイク」を広める活動として、体験イベント「ブラインドメイクを世界に広げよう!プロジェクト2024」を東京・大阪の2拠点で開催いたします。
当協会では、10月10日「目の愛護デー」を「ブラインドメイクの日」と定めており、10月10日(木)に東京、10月14日(月)に大阪で実施いたします。
お申し込みページ:
当協会は、ブラインドメイクの普及、および視覚障がい者理解を広めるため2020年に設立されました。
視力障がいの有無にかかわらず、メイクをすることで引き出されるのは、視覚的な魅力だけでなく、内面に起こるポジティブな変化です。
ブラインドメイクを通して、視覚障がいをお持ちの方だけでなく、ご家族や関係者すべての方々へ、個人差を尊重しあい、多様性が当たり前に存在する社会をともに考える、そんな機会になればと願っています。
■開催概要
【東京会場】
日時:10月10日(木)18時~20時
場所:丸紅ビル4階 コミュニケーションラウンジ Oasis
参加料:無料
参加対象:視覚障がいをお持ちの方、ご家族、ご友人、メイクに関心のある方などどなたでもご参加いただけます。
※ご来場のみの場合は予約不要、ブラインドメイク体験をご希望の場合は20名までの予約制となります。
をお願いいたします。
【大阪会場】
日時:10月14日(月・祝日)14時~16時
場所:千寿製薬株式会社2階
参加料:無料
参加対象:視覚障がいをお持ちの方、ご家族、ご友人、メイクに関心のある方などどなたでもご参加いただけます。
※ご来場、ブラインドメイク体験共に
をお願いいたします。ブラインドメイク体験は20名までの予約制となります。
■開催プログラム
・ブラインドメイク実演
化粧訓練士による解説付きでブラインドメイクが仕上がるまでのプロセスを実演いたします。
・特別企画
【東京会場】ブラインドメイク経験者によるトークセッションを実施いたします。
【大阪会場】視覚障がい者による着物着付けとファッションショーを実施いたします。
・ブラインドメイク体験
事前予約いただいた20名の方限定で化粧訓練士によるブラインドメイクを体験いただけます。株式会社コーセー様、株式会社さくら屋様からご提供いただくメイク用品を使用して行います。
※障がいをお持ちでない方も体験いただけます。
※体験者以外の方も自由に見学いただけます。
-写真展示「dear face −自分と出逢うとき−」
視覚障がい者の方々をモデルに、メイクがもたらす心の豊かさが現れた瞬間を切り取った写真を展示いたします。
プロデュース:茂田正和(株式会社OSAJI・日東電化工業株式会社)
■関係企業
協力:株式会社OSAJI
協力:丸紅株式会社
協賛:株式会社コーセー
協賛:株式会社さくら屋
協賛:マーシュ・フィールド株式会社
■手のひらと指を使って行うブラインドメイク
両手指を使ってチークを入れる様子
ブラインドメイク*は2010年に日本で生まれた化粧療法ですが、視覚障がいをお持ちの方を中心に、全世界の男女ともに全ての方に必要とされるメイク技法です。
*「ブラインドメイク」は商標登録されています。使用するには、一般社団法人日本ケアメイク協会の承認を必要とします。
現在日本で視覚障がい者として障がい者手帳を保持している方は約30万人。手帳は取得していないが、生活で視力に不便を感じている方は約160万人とも言われています。
見えにくくなり外出も不自由になる中、口紅をはみ出さずに引くことが難しくなり、自分でメイクをする自信がなくなり、引きこもってしまう方も少なくありません。そのような方に、自力でメイクができるという自信を持っていただき、「メイク用品を買いに出かけたい!」「友人とランチに行きたい!」とこれまで約300名の方に前向きな一歩を踏み出していただくきっかけとなっています。
■化粧訓練士はどんな人か
両手指を使ったアイシャドウレッスンの様子
化粧訓練士*はブラインドメイクを視覚障がい者に指導する専門知識と技術を身に着けたもので、化粧の指導のみでなく、当事者理解、衛生管理知識や眼の構造や感染疾患、皮膚感染症についての知識を習得し、一般社団法人日本ケアメイク協会で化粧訓練士と認定したものです。
*「化粧訓練士」は商標登録されています。使用するには、一般社団法人日本ケアメイク協会の承認を必要とします。
■「ブラインドメイクを世界に広げよう!プロジェクト」の取り組み
2018年からこれまでに5回、中国、ベトナム、タイでブラインドメイクを広める取り組みを実施しています。合計2000名以上が参加、国境を超えてブラインドメイクの可能性を広めています。
ご参加者がブラインドメイクを実践されている様子
■ブラインドメイクにかける想い
理事長 山岸加奈子私もブラインドメイクを習得した視覚障がい者の一人です。
見えなくても自力で化粧ができるようになることで、「新たなことにチャレンジしてみたくなった」「恋をしたくなった」など、気持ちに大きな変化が生まれます。自身の体験をもとに、同じような境遇の人たちへ化粧の素晴らしさを届けたいという思いで活動しております。
副理事 株式会社OSAJI 代表取締役 茂田正和僕は20年に渡り化粧品を作り続けてきました。その中で、ブラインドメイクに出会い、視覚障がいを持った方が、化粧という行為を取り戻し、社会と繋がる自信が生まれ、恋をし結婚する。そういう奇跡の物語を目の当たりにすることで、化粧が持つ本質的な価値に気づくことができました。今回、僕が信頼するクリエイターが有志として集まり、視覚障がいを持った方が輝きを取り戻す瞬間を写真に収めました。この写真が、美容や福祉に携わる人以外でも、全ての人にとって希望となり、自身の個性と向き合う勇気に繋がると信じています。
▶ブラインドメイクの訴求活動に取り組むOSAJI(オサジ)ディレクターの想い
■お問い合わせ先
お問い合わせ窓口メールアドレス:info@caremake.jp
一般社団法人日本ケアメイク協会
日本ケアメイク協会は、メイクをしたい視覚障がい者にブラインドメイクの存在を伝えその技術を学ぶ環境を提供するため活動しています。
ブラインドメイクを視覚障がい者に指導することのできる「化粧訓練士」の養成、認定を中心に行っている組織です。
ブラインドメイクの情報が拡散される仕組みを作り、多くの視覚障がいを持った当事者やその近親者に情報を伝達していきます。
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