OSAJI(オサジ)がベーシック シリーズをリニューアル。循環型リサイクルシステムを導入し、ブランド7年目にさらなる高みを目指す理由とその想いとは

2024.10.02 11:11
健やかで美しい皮膚を保つためのスキンケアライフスタイルを提案する敏感肌ブランド「OSAJI(オサジ)」が、10月2日からベーシック スキンケア シリーズのリニューアルを開始します。


フェイシャル、ボディ、ヘア、メイクアップ、フレグランスを取り扱う2017年から誕生したOSAJIは、江戸時代、大名や将軍に仕える医師が匙を使って薬を調合する姿になぞらえ「お匙(おさじ)」と呼ばれていたことから命名しました。そして、健やかで美しい皮膚を保つためのライフスタイルをデザインする現代の「お匙」でありたいという思いから、フェイシャルの基礎化粧品ラインのパッケージは日本の伝統色「千歳緑」「葡萄色(えびいろ)」を起用し、日本人が安らぎや安心感を感じられるようにとデビューしました。


ブランド7年目を迎えたベーシック シリーズが、時流に沿ったパッケージデザインへ進化するにあたっては、2年かけてリニューアルする試みとなりました。その理由や水平リサイクルの取り組みへの意気込み、さらに、発売当初よりこだわり続けてきた敏感肌向けのフェイシャルケアのアップデートなど、OSAJIが目指す未来を商品企画室に聞きました。
商品企画室 鈴木あかね(画像左)と足立菜保子(画像右)
ブランド5年目に感じた違和感。定番商品のリニューアルを決断
足立:OSAJIは、いっときの流行や特定の美意識に縛られることなく、普遍的・本質的な美しさの価値を提案できるブランドを目指しています。
多様な魅力を尊重し、細部まで意識を宿らせる日本の美的感覚を、モダンな提案を通して伝えながら、肌質や年齢、ライフスタイルを問わず、お客様ひとりひとりが今立っている現在地を晴れやかに肯定し、未来へと進んでいけるためのお手伝いをしていきたいと思っています。
OSAJIのこれまでのベーシック シリーズのパッケージと、リニューアル後のパッケージ


鈴木:そうしたときに、ブランドが5年目を過ぎたあたりからデビュー当時のパッケージを使用し続けていることに違和感を感じてきました。普遍的ではあってもモダンさはあるのかと。パッケージデザインはもちろんのこと、資材に関しても、もっと今にあった材質があるのではないかと。


環境に配慮した取り組みに関しても、OSAJIでは2020年6月から店頭とオンラインショップでリサイクル容器回収を行なっているのですが、もっと踏み込んでいかないと年々変わる気候変動に危機感を感じますし、まずは自分達から変わらないと。と定番商品を見直すことになりました。
直営店をはじめ、セミセルフコスメショップやセレクトショップを含めると全国120を超える店舗販売を展開。
写真は9月にオープンしたばかりのOSAJIルミネ立川店
使用済み容器が新たな化粧品ボトルに。お客さまとともに取り組む、循環型リサイクルシステム
鈴木:容器改定についてはいろんなリサイクルの可能性を探る内に、取引のあるメーカーさんから、新たに水平リサイクル※の取り組みを主軸とする会社を立ち上げるとお聞きして、すぐにプロジェクトメンバーと佐賀県の工場に見学に行きました。


※水平リサイクル・・・使用済みの製品を原料として使って、同一製品を新たに作ること


自社だけの回収分で自社商品が生まれ変わるのは、どのような大企業でも難しいとわかるほどの大規模なものではありました。しかしながら、まだまだ小規模な私たちでも小さな一歩を踏み出したいと思い、新たに循環型リサイクルシステム「BEAUTYCLE(ビューティクル)」システムを導入することにしました。これまではお客さまから受け取った使用済みの容器を素材ごとに回収業者に渡すという形だったので、その後どうなるかまでは追えませんでした。


今後は自分達の使用済みのプラスチック容器が新たな化粧品ボトルとして生まれ変わる姿が想像できるので、お客さまも参加いただきやすいのではないかと期待しています。
BEAUTYCLEとは、使用済みのプラスチック容器を回収し、洗浄→粉砕→樹脂化を経て、新たな化粧品ボトルとして再生する仕組みです。別分野でのアップサイクルを狙うのではなく、同じ分野の資源として活用し、水平リサイクルを実現します。
7年ぶりに刷新したベーシック シリーズ。海外展開もスタートし、「日本の美」を世界にも
足立:また、ありがたいことに、OSAJIのフェイシャル・ヘアケアのベーシック シリーズはホテルやサウナ施設のアメニティとしても全国約160箇所に導入いただくなど、支持をいただいています。「アメニティがOSAJIだったので、その宿にしました」「宿泊先のコスメがOSAJIだったので、気持ちも満たされた旅行になりました」と感謝の言葉がお客様相談室に届くことも珍しくありません。


それはインバウンド需要がある日本で、海外の宿泊利用者からも同様です。ホテルのアメニティからだったり、OSAJI第一号店である、海外旅行者にも人気のスポット・谷中にある路面店からだったり、きっかけは様々ながら海外の方にもOSAJIを認知いただけるようになってきました。
今秋には海外展開もスタート。"日本の美”を軸に、世界に向けて発信していきます。
今秋からOSAJIのフェイシャル商品の取り扱いがスタートする台湾で
代表の茂田正和がメディア発表会で登壇する様子
調査結果を受け、こだわり続けてきた「敏感肌向け」のケアをアップデートへ
鈴木:OSAJIのブランドファウンダー兼代表の茂田正和は、もともとは美容業界とは無縁の人間でした。母親が交通事故による精神的なストレスで皮膚トラブルを起こし、それまで愛用していたコスメが使えなくなってしまったことをきっかけに、皮膚科学研究者であった叔父に師事し、茂田自身が皮膚科学を学んで自宅のキッチンで化粧品を作り始めるようになったことが起源です。


そのため発売当初より「敏感肌向け」を軸として提案していますが、今回改めてどのくらいの方が「敏感肌」と感じているのか調査しました。


すると3分の1以上の方が自分は敏感肌であると認識されていることに大変驚きました!
調査対象者:20代〜40代の女性1,000名
調査機関:フリージー 調査方法:WEBアンケート
調査実施日:2024年05月15日


さらに、敏感肌と回答された方を対象に肌の調子が不調となる頻度を調査した結果、約2割の方が毎日不調、約6割近い人が週に1回以上不調であるという結果が得られました。
敏感肌の方は日によって肌が揺らぎやすいということを改めて感じたのです。


加えて、ゆらぐタイミングや要因を詳しく確認していくと


・生理周期、ホルモンバランス
・季節性のもの(乾燥時期など、湿度の変化)
・外的刺激(化粧品、花粉、大気汚染物質etc.)
・ストレス
など多岐にわたりました。
ゆらぎやすい敏感肌の方の悩みに応えたい。バリア機能をサポートする、スキンケアに着目
ならば、バリア機能が乱高下することをゆらぎと定義し、ゆらぎを減らすことにより一時的に肌が敏感にならないように防げれば、肌トラブルの引きがねを減らせるのではないかと考えました。


バリア機能をサポートすることで、ゆらぎの「頻度」や「起伏」の割合を減らしていき、“予防ケア”をする配合となったのが今回の新しいベーシック スキンケア シリーズです。
乳酸とミネラルを配合した新メソッドを採用。生まれ変わったベーシック スキンケア シリーズ
足立:そこで、OSAJIが注目したのが、「乳酸」と「ミネラル」です。乳酸とミネラルを掛け合わせた3種の成分(乳酸カリウム・乳酸カルシウム・乳酸マグネシウム)を独自のバランスで配合。肌のバリア機能をサポートし、ゆらぎにくい肌へと導きます。
「乳酸」×「ミネラル」を用いて、効果的でありながら敏感肌でも刺激を感じにくい配合バランスに配慮しています。


こうして新たなテーマとして「ゆらぎへの不安とさよならする肌へ。」を掲げ、毎日の土台づくりを実直に積み上げていく、OSAJIのベーシック スキンケア シリーズが進化しました。今は第二弾のヘアケア・ボディケアのリニューアルに向けて日々奮闘中です。
リニューアル第一弾:スキンケア シリーズのニュースリリース
リニューアル第二弾:ヘア・ボディケア シリーズのニュースリリース
100年愛されるブランドを目指す。敏感肌と環境に優しいリニューアルで新たなステージへ
足立:リニューアルに2年かかったのは、社外へのアウトプットと並行し、インナーブランディングのフェーズも組み込んでいるためです。OSAJIの強みは、ほとんどインハウスで実現しているところ。開発も調香もデザイナーもメイクのアーティストも、物流だって自社で行なっています。


年齢も性別も皆バラバラですが、敏感肌でこれまで自分の肌に合うものが見つからずOSAJIに辿り着いて入社した人もいれば、OSAJIの代名詞とも言える世界観のあるメイクの色名に魅了されて入社したような、OSAJI愛に溢れたメンバーが集まっています。




今回のプロジェクトは、選出された各部門のリーダーが「OSAJIがお客さまと目指す未来」を話し合うことで始まりました。


「OSAJIは、自分の自然な変化を肯定し、さらに楽しんでいけるような、心地よさを感じながらもサスティナブルな美容を目指したい。」


皆が一致した価値観を体現し、お客さまと一緒に表現していきたいと思っています。
100年続くオーセンティックなブランドを目指します。
新デザインの環境に配慮した「FSC®認証紙」を使用した紙袋も順次提供開始。
森にはさまざまな植物が多様性を持って自生するように、パッケージや資材には、
少しずつ色合いの異なる深緑を採用。






鈴木:ブランドが始まって以来、初の大型リニューアルです。OSAJIの製品は敏感肌でも安心して使えるものであることが大前提。製品を使うその瞬間だけでなく、使い続けていく未来まで安全であることを最優先に考えたい。
その上で、心地よい使用感や日々の充実を叶える機能性を追求していきます。


最終処方の方向性が確定した時に、全直営店のメンバーにサンプルを配布し、スタッフの意見を反映している部分でも社内の距離が近いOSAJIならではの自慢の商品開発力です。




足立:「メイクアイテムやネイルは知っていたけど、スキンケアがあるのは知らなかった」というお客さまも多いので、この機会にぜひ試してみていただけると嬉しいなと思います。性別や年齢問わず、使いやすいことがOSAJIの魅力なんです。


風邪をひかないように予防する方法があるように、揺らぎにくい肌の土台づくりを体感していただけると嬉しいです。
OSAJIのベーシック スキンケア シリーズ 特集サイト

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