白老町に来る人住む人の心地よい居場所になる、手打そばとコーヒーの店を開業したい!

2024.09.27 05:46
「てんぞう」は北海道胆振(いぶり)地域の白老町に開業予定の手打そばとコーヒーのお店です。「ここぞという時に開いている店がない」「子育て世代がラクできる手段や店が少ない」「都会の便利がない」という小さな町ならではの課題を解決するため、24年11月の開業を目指しクラウドファンディングに挑戦いたします!
はじめまして!北海道白老町のとみ~こと富田英介です。私は東京出身東京育ちの39歳。
自然が好きすぎる上に、カヤックを始めたことをきっかけに「どうしても湖の近くに住みたい!」と、全国の湖と湖のある町を徹底的に調査。初訪問時に感じた魅力が決め手になり、妻と6歳の息子、私の母も連れて、2022年の年末に自然豊かな白老へ移住しました。
白老好きが功を奏して?
にも紹介していただきました。私の移住に関することが書かれていますので、家族含めて人となりを知っていただけたら嬉しいです!


■会社員を経て
大学を卒業し、百貨店に11年、広告代理店で企画職として2年半、事業会社でマーケティング・広報として1年務めました。店を運営していくこと(接客、在庫管理、装飾演出、販促、広告、広報 etc)を一通り経験してきました。
仕事を通じて「目の前にいる人に喜んでもらう」「仕事で社会に貢献していく」これが大きなやりがい、本質的なやりたいことだと実感しました。


■東京で思い残したこと
生まれも育ちも東京の私。仕事、結婚、育児と充実した時間を過ごし、町内会の役員も勤めていました。そこで話題に上がったのが、町内に夜遅くまで家に入れずお腹をすかせた子供がいるということ。
私も一人親家庭で育ち、親は基本的にいつも不在。この事実は一人でご飯を食べるのが当たり前だった自分に重なりました。
この町の課題、何とか町内会で取り組めないのだろうか?と思いましたが、その話題が上がったタイミングではもう移住を決めていて何もできず。
なんだかずっと心残りでした。


■白老町の人として
子供の友達を通じてたくさんの家族と関わるようになりました。友達との交流は、東京の時よりも輪が大きく広がったように思います。
素敵な町を一緒に楽しみたいという思いから、年齢や性別関係なくみんなで白老を楽しめる会-デイキャンプ、流しそうめん、ホタル鑑賞、カニ釣りーを開きました。
顔のわかる子供は大人が来れなくても預かり、多種多様な子供や家族とたくさんのイベントを企画してきました。




【私の住む北海道白老町はこんな町です】
※画像をタップすると、『白老町』の紹介が読めます!
オープンしたいのは美味しくて安心して食べられる「手打ち蕎麦」と「コーヒー」が楽しめる店。
でも、良い空間で美味しくて安心できる食事を提供するのは、きっと当たり前の目標。
それを通じてやりたいことは、毎日こども食堂を実施し、子育て世帯を中心に町に住む人、来る人を支援することです!


私の実現したいことはコレ!
白老町に移住して一年半以上が経ち、暮らしはガラリと変わりました。都会の生活と小さな町での生活、それぞれで子育てや生活をしてきた中でどちらの良さもわかります。
だからこそ、ふとしたときに振り返ると、白老にもこれがあったら…!こうできたら…!ということが少しづつ出てきました。
東京で暮らしてきた私たちだから気づく不便さは、この町の人にとってはもともと無いから不便に気づいていないのではないか。
それならば、「その便利さを知っている自分たちがそのサービスを提供してみんなの便利になろう!」と思いました。


■創業のきっかけ
せっかく好きで来たのなら、この町で仕事がしたいと思っていたところ、白老の手打ちそば店「むぎぜん」の事業承継についてお声がけがあり、それをきっかけに蕎麦店開業を志します。
でもそれだけでいいのだろうか。飲食店を開店して食事を提供することだけが目的ではなくて、何か貢献できないともったいない。
この町に今ない、少ないことに注目して、「目の前にいる人に喜んでもらう」「仕事で社会に貢献していく」これをやっていこう!その思いを胸に、今回のプロジェクトを計画してきました。


◎小さい町に”あったらいいのに”は、ない。
小さな町だけど白老での生活は基本的には大満足で、大きな不便はありません。でも、その代わりに便利さもない。
特に長時間営業しているような飲食店のチェーン店はほぼありません。
「ランチタイムのピークを過ぎたら町からごはんが消える」「夕方以降は飲食店がほぼ開いてない、スーパーの総菜コーナーもからっぽ…」。
ラクがしたいから今日はファミレスで夕飯済ませて帰ろう、ウーバーイーツでも頼もう、テイクアウトで何か買って帰ろう、という都会の生活で慣れ親しんだ手間抜きはこの町では通用しません。 


◎子育てする環境は最高、でもそれを生かせるかは別。
子供の友達家族を通じて感じるのは、「大人の目と手の足りなさ」。土日にも仕事があったり、先生や監督にならないといけないパパやママ。
休日は子供の面倒を一人で見ないといけない「ワンオペ家族」が多い。町を楽しむ余力がなく、町に住む人が町の良さを知る機会がなかなかありません。


…これ、なんとかならないだろうか?


夕飯は一人で食べるのが当たり前の私でしたが、夕飯に誘われて友達家族の家に行ったとき、「これが家族の食卓なのか」と衝撃を受けた記憶があります。
ワンオペ家庭の忙しさも、子供の寂しい思いも両方よくわかる。
飲食店の開業を目指すなら、大人の手間を少しでも減らすための支援や、子供の食の確保や居場所作りができないものか?と考えました。
そしてこの町には子供だけでなく、高齢化や高齢者の孤食の問題もあります。
みんなでごはんを食べる。息抜きをしたい時に息抜きができる。
そういう場所があって、これから広がっていけば、町の魅力にもなるはずです。
■白老町の蕎麦店「むぎぜん」で修行した、外二の手打ち蕎麦
移住後、初めて一人で外食をしたのがむぎぜんでした。
アットホームな自宅を改装した店舗に、お客さんが目いっぱい入っている。
蕎麦をはじめて食べたとき、蕎麦の香りと強いコシに感動したのを鮮明に覚えています。
なんて美味しい蕎麦なんだ!と、白老周辺にもたくさん蕎麦屋はあるのに、むぎぜんにしか行かなくなりました。
知らない土地で良い飲食店に巡り合うのは一苦労ですが、一度来てファンになってしまいました。
その店が23年の年末に閉店すると聞いた時、町の魅力が一つ無くなってしまうなぁと、とても寂しい気持ちになりました。
この店をこのまま無くしてしまっていいのだろうか?と、そんな風に感じたのは人生で初めてのことでした。
そして、この味を残したいという思いから、むぎぜんの店主に蕎麦打ちを習い始めます。
蕎麦打ちはもちろん技術ではありますが、最初に習ったことは「蕎麦打ちは、”氣”。どういう気持ちで打つかが最も大切。その日の気持ちがお客さんに伝わる。商売に大切なのは、目配り、気配り、心配り。」でした。
素材や技術以上に向き合い方が大切ということ。
同じ工程、同じ配合、同じ素材で打っていますが、同じようにやっても同じようにならない。
店舗で使用していくそば粉はむぎぜんのそば粉と同じ北海道産の上質なそば粉。
それでもあの親父さんの打つ蕎麦と同じにはなりません。だからこそ修行して腕を磨き自分のものにしなければと思っています。


■自家焙煎珈琲豆の「まじっくりぼん」のオリジナルブレンド
私のコーヒー好きは幼稚園からで、お気に入りのカップアンドソーサーを使いブラックでコーヒーを飲む。今思うと普通ではありませんが、私にとっては楽しみな習慣でした。
移住後すぐに探したのが、もちろん美味しいコーヒー豆を買える場所。”マニアック” ”秘密基地のような”という口コミを発見して行ったのが「まじっくりぼん」でした。
職人気質な店主が「鮮度の低い豆は売らない」「普通の豆は扱わない」「店舗や資材にコストをかけない」とこだわりを持っていて、話せば話すほど面白い。
この店の豆はどれも美味しくて個性があり、白老に来てからはほぼこの店で珈琲豆を買っています。
出店にあたってブレンドを開発する時にも、私の面倒で細かいオーダーを聞き、長い時間をかけて向き合ってくれました。
自分でこだわって淹れるようになったのはこの10数年。ハンドドリップ、プレス、モカポット、水出し、いろんな飲み方をしてきましたが、一番好きな淹れ方はモカポットを使ったアメリカーノ。イタリアの家庭で日常的に飲まれるようなコーヒーです。
専用のポットで濃いコーヒーを直火で抽出し、お湯や水で割る。最初にエスプレッソを水で割るのを知ったとき、かなり違和感がありましたが今はもうモカポット無しでは私のコーヒーライフを語れないというくらい好き。
コーヒー豆は、抽出温度、抽出時間、抽出方法で味が大きく変わります。
今回はまじっくりぼん協力の元、私が一番モカポットの淹れ方に合う!と思う「てんぞうブレンド」を開発しました。
定番のアメリカーノ、カフェラテのほか、エスプレッソトニック(エスプレッソの炭酸割り)なども店舗で提供したいと思います。
■蕎麦打ち修行
今は週に2回ほどのペースで蕎麦打ち修行を実施していますが、正直、むぎぜんの親父さんのそばにはまだまだ追いつきません。
打っても打っても満足できることがなかなかないのです。
「15年以上蕎麦を打ってきたけど、自分で満足のいくそばを打てたことはない。毎日毎回が修行。」という親父さんの言葉がとても印象的でした。
蕎麦打ち修行をはじめてから、「蕎麦打ちは数回で形になる。でも店を運営していくことが難しい」と教わっております。
一緒に店を切り盛りしていく妻も、町内にある飲食店の厨房で働きながら実際に開店したときに向けて経験を積んでいます。


■お助けネットの提供会員へ
プライベートでもたくさんの子供と関わるようになり、開業後にもさらに幅広い年代の子供と接していくことを踏まえ、町内の子育て支援団体の中心的な存在であるNPO法人お助けネットが主催する「子育て支援サービス講習会」を受講しました。
夫婦で提供会員としても支援活動をしていきます。
改めて子供と接するときに必要な知識や情報を得て、これから子供の支援活動の場を広げていきます。


■NPO法人Kids Future Passportとの提携
店舗開店後に申請し審査となります。利用者の募集、告知は2024年12月から開始予定です。
こども食堂の運営開始は2025年の2月からを目指しています。


■補助金の申請
創業に向け、
を申請し無事に承認を得ました!
公益財団法人北海道中小企業総合支援センターが公募する「地域課題解決型起業支援金」にも申請中です。
これらの補助金は、店舗の広報費や人件費などの運営資金に充てる予定です。


■店舗の賃貸契約

旧ツルハドラッグ白老店(白老町本町1丁目9-33)の一角で賃貸契約を済ませました。
10月1日より店舗改修工事に入ります。


■Instagramアカウント開設
『てんぞう』のInstagramアカウントを開設しました!
▶︎
このアカウントでも、開業に向けての進捗状況を投稿していきますので、ぜひフォローお願いします!
2024年9月26日~10月31日 クラウドファンディング期間
2024年10月1日~10月31日  店内改修工事期間
2024年11月11日 店舗オープン    (予定)
2024年12月~  支援者様へのリターン開始
2024年12月~   こども食堂利用者募集開始
2025年  2月~   こども食堂スタート
出店予定の店は、現在、壁しかない空っぽの空間です。
店舗で皆さんがより快適に過ごせるための備品や改修費に資金を使わせていただこうと考えています。
【設備備品】  80万円 テーブル、椅子、こども用チェアなど含む店舗内備品
【改装費】 200万円 内装、小上がり、本棚など大工内装工事
【クラウドファンディング手数料】 17万円
【広告費】 20万円
上記他、資金総額約340万円のうち、まずは100万円を第一目標に挑戦しています!
【こども食堂支援について】
<提供対象者>
配布日に来店した先着順でチケットをお渡しいたします。
※同伴者、大人は利用対象外とします。
※配布は一人につき一枚となります。
※上限枚数は店舗で設定いたします。
(ex 各日5枚上限、1週間20枚まで、木曜日配布開始など)
<提供スケジュール>
配布期間 2024年12月~
※事業が存続し、支援していただいた枚数に達するまで配布いたします。
※開始時間、配布枚数については別途店頭もしくはSNSアカウントにてお知らせいたします。
【こども食堂支援について】
<提供対象者>
配布日に来店した先着順でチケットをお渡しいたします。
※同伴者、大人は利用対象外とします。
※配布は一人につき一枚となります。
※上限枚数は店舗で設定いたします。
(ex 各日5枚上限、1週間20枚まで、木曜日配布開始など)
<提供スケジュール>
配布期間 2024年12月~
※事業が存続し、支援していただいた枚数に達するまで配布いたします。
※開始時間、配布枚数については別途店頭もしくはSNSアカウントにてお知らせいたします。
応援メッセージをいただいた順にご紹介します!
皆様、心温まるメッセージをありがとうございました!
自分は、この白老町に移住してきて、本当に良かったと心から思っています。そして、ここで蕎麦と珈琲のお店を開業すると決意できたことにワクワクしています。
自分のやりたい事が形になるまでに、様々なアドバイスやサポートをいただいた皆様に、そして移住も開業も一緒に歩んでくれている家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、私の目標は飲食店の開業だけではありません。
白老町に暮らす人来る人を食と場を通じて応援することです。この町で育って良かった、この町に来てよかったと思ってもらえるようなサービスを提供していきます。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。また、ご理解・ご支援もいただき、感謝しています。
プロジェクト終了の10/31(木)まで、駆け抜けます!
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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