更なる高断熱化とバリエーションの充実で断熱等級5・6・7への対応力強化 高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430/APW 430+」プロジェクト窓リニューアル

2024.09.19 14:00
YKK AP株式会社
 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430/APW 430+」のプロジェクト窓(※1)をリニューアルし10月1日に発売します。プロジェクト窓のトリプルガラスの仕様を変更することで断熱性能を約7%向上させるとともに、設計プランへの対応力を拡げる窓種や仕様を追加しました。高性能樹脂窓の商品力強化を通して、高断熱住宅の普及に貢献します。
 「APW 430」シリーズは、国内トップクラスの断熱性能と、高いデザイン性が特長のトリプルガラス樹脂窓です。2014年の発売当初は北海道など寒冷地を中心に販売してきましたが、寒冷地以外でも採用が広がっています。昨今では、世界的なエネルギー消費事情、夏の猛暑などの異常気象、光熱費高騰の影響から、より高性能な窓が採用されるケースが増加しており、直近1年間の「APW 430」の販売窓数は前年比が約130%と好調です。
 住宅性能表示制度(※2)において断熱等性能等級5・6・7(※3、以下、断熱等級)が創設され2030年には断熱等級5が義務化される予定です。住宅に求められる断熱性能は今後さらに高くなっていくと見込まれ、その性能を満たすには高性能なトリプルガラス仕様の樹脂窓の採用が必要となるケースが増えると想定しています。
 今回「APW 430/APW 430+」のプロジェクト窓の性能面では、トリプルガラス(アルゴンガス入)の空気層を16mmから18mmに拡げることで断熱効果を最大化し、窓全体の断熱性能として約7%(※4)向上しました。優れた熱貫流率で熱の逃げ道を極限まで減らし、日本各地の多様な環境下での冷暖房費低減にも貢献します。また、「APW 430」には高所用すべり出し窓やオペレーターハンドル仕様を追加することで、商品のバリエーションも充実。樹脂フレーム内部に断熱材を充填している「APW430+」には関東以西で多い額縁納まりに対応しやすいアングル付枠の設定を追加し汎用性を高めました。さらに、住宅の高断熱化には欠かせない付加断熱工法(※5)で、窓の取付位置を壁の中心に合わせる「インセット納まり」に対応する水切を新たに設定することで、施工性や水密性などの現場の課題を解決します。
 YKK APは、樹脂窓の更なる高断熱化とバリエーションの充実により高断熱住宅の普及および快適な暮らしの提供に貢献します。
<主な商品特長のポイント>
 ● 空気層16mmから18mmへ変更で断熱性能を最大化
 ● 商品のバリエーション充実で設計プランへの対応力を強化
 ● 付加断熱工法の「インセット納まり」に対応する水切を新たに設定(10月28日発売)


【商品特長】
■空気層16mmから18mmへ変更で断熱性能を最大化
従来の「APW 430/APW 430+」のプロジェクト窓(※1)の空気層は16mmでしたが、断熱性能が最大となる空気層18mmに変更します。空気層にアルゴンガスを封入し2枚のLow-Eガラスで挟んだ総厚45mmのトリプルガラスとなります。これにより窓全体の断熱性能として約7%アップし、熱貫流率は「APW 430」で現行の0.89W/(平方メートル ・K)から0.82W/(平方メートル ・K)に、「APW 430+」では現行の0.84W/(平方メートル ・K)から0.78W/(平方メートル ・K)(※4)に向上します。これまで「APW 430+」にはアルゴンガスよりも断熱性能が高いクリプトンガスの仕様も設定していましたが、希少性が高いため価格が高いことが課題でした。今回、ガラスの断熱性能を向上するとことでクリプトンガスを使用せずに0.78W/(平方メートル ・K)を実現できるため、価格を抑えた提案が可能になります。
高性能トリプルガラス樹脂窓を採用した断熱等級7の家は冷暖房費用の抑制にも貢献。東京で「APW 430」を採用した断熱等級7の家と断熱等級4の家と比較すると年間で約38%減の35,133円(※6)も冷暖房費を抑えることができます。
■商品のバリエーション充実で設計プランへの対応力を強化
「APW 430」では新たに「高所用すべり出し窓」を追加し、複層ガラスの樹脂窓シリーズと同様に電動ユニット、高窓用オペレーター(ループレス仕様)を設定しました。高い位置に設けることで換気をスムーズに行うことができます。また、“たてすべり出し窓”、“すべり出し窓”に「オペレーターハンドル仕様」を追加。身を乗り出すことなく、手元の操作だけで窓の開閉が可能になります。
「APW 430+」にはアングル付枠を設定し、関東以西で多い額縁納まりに対応しやすくします。このように窓種と仕様の追加により様々な設計プランに対応できます。
■付加断熱工法の「インセット納まり」に対応する水切を新たに設定(10月28日発売予定)
断熱等級6・7を目指すには付加断熱工法(※5)が必要で、窓の納め方は「インセット納まり」と「アウトセット納まり」があります。インセット納まりには水切が必要ですが、板金等で現場ごとに対応しているところが多く、施工性や水密性などの課題がありました。そこで今回オプション部材として新たに水切を設定。補助桟に取り付ける仕様のため施工性が向上しています。水切の出幅は90mmと120mmの2種類があり50~100mmの外張り断熱材に対応可能です。インセット納まりは、窓の取付位置が室内側にあるので、外気温の影響を受けにくく、窓表面の温度が室温に近づくため、コールドドラフト現象(※7)や結露の抑制にも効果的です。また、意匠性の面でも窓に陰影のある外観デザインが実現できます。カラーバリエーションは窓本体の外観色に合わせた4色展開です。
【商品概要】
※1:今回リニューアルの対象は、たてすべり出し窓、すべり出し窓、高所用すべり出し窓、FIX窓、開き窓テラス、テラスドア、勝手口ドアです。引違い窓、大開口スライディング窓、ツーアクション窓は除きます。
※2:住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく評価・表示制度であり、国が定める共通のルールに基づき、第三者機関が住宅の性能を評価・表示(任意利用)
※3:「断熱等性能等級」は、住宅性能表示制度のうち、外壁、窓等を通しての熱の損失の防止を図るための断熱化等による対策の程度を示す基準です。
※4:JIS A 4710に基づく試験値/たてすべり出し窓+FIX連窓[16513 サイズ]/ダブルLow-E日射遮蔽型ブルー/アルゴンガス入
※5:柱間に設置された断熱材(充てん断熱)と外側に施工する断熱材(外張り断熱)の両方を組み合わせた工法。
※6:住宅モデルによる年間冷暖房費シミュレーションです。条件は、「APW 430」商品カタログのP7をご参照ください。
※7:窓辺で冷やされた空気が下降気流となり、足元に冷たい空気がたまっていく現象。
※8:10月28日発売予定。シャッター付引違い窓を除く全窓種を対象。
※9:価格は、消費税・組立費・現場搬入費・取付費などは含まれません。


<お客様からのお問い合わせ先>
YKK AP株式会社 お客様相談室
一般のお客様    TEL:0120-20-4134
建築・設計関係者様 TEL:0120-72-4134

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