この記事をまとめると
■本人に悪気はないのに場の空気を凍らせる「うっかり発言」がある
■クルマ好き同士であってもうっかり発言が許されない禁句7選を紹介
■言葉にする前に一度、脳内変換するなりの一定の配慮をすることが肝要だ
クルマ好き同士だからこそいってはいけないこともある
本人に悪気はないのに、たとえ最高気温39度の猛暑日であろうと、その場の空気を一瞬で凍らせてしまう「うっかり発言」。この「うっかり発言」をしてしまった経験がある人も、あるいはいわれたことがある人も、少なからずいるのではないでしょうか。そこで「親しき仲にも礼儀あり? クルマ好き同士の会話で嫌われるフレーズ7選」をまとめてみました。
1)オレならこうするのに……
オーナーのクルマを見て「俺(私)なら、このホイール(※社外品)より、●●●(※別の社外品)のほうを選ぶのに……」なんていってしまったら一発レッドカードです。仮に別の社外品ホイールのほうが似合うと考える人が多いとしましょう。しかし、オーナーは自分で稼いだお金でこのホイールを選んでいるのです。敢えて人と被らないように選んでいる可能性もあります。
もし本当に別のホイールのほうが似合うと思うのなら、オーナーの誕生日にプレゼントしてあげましょう。喜ばれるかどうかはわかりませんが……。
2)〜すべきだと思うよ
「リセールバリューを気にして好きなボディカラーを選ばないのはもったいないと思うよ」「旧車はオリジナルで乗るべきだと思うよ」、「猛暑の日は洗車しないほうがいいよ。曇りの日に洗車すべきだと思うよ」……などなど、例を挙げればキリがありません。いわれてみれば「確かにそのとおり」なことでも、ちょっとしたいいまわしで相手をカチンとさせてしまう地雷フレーズです。
そもそも「〜すべきだと思うよ」のいいまわし自体が上から目線ですし、余計なひとことなんですよね。
3)センスないよね
相手がいる状況で、面と向かって「センスないよね」っていえる人って、かなり強心臓か鈍感力のもち主だと思われます。しかし、相手がいない状況で「●●さんのクルマってセンスないよね」といい放ってしまうケースは意外とあるのではないでしょうか。これが人づてに、なぜかしかも結構なスピードで、「そういえば◎◎さんが『●●さんのクルマってセンスないよね』っていってたよ」と本人の耳に入ってしまいます。当然、いわれたほうはブチ切れます。
仮に思っていたとしても、いってしまったらアウトな典型的フレーズです。
4)程度よくないよね
オフ会やPAなど。多くの趣味系のクルマが集まっている場で、脳内で思っていた「程度よくないよね」が、言葉としてつい発言してしまうケースがあります。オーナーが近くにいなければそれで済んでしまうかもしれませんが、たまたまこの失言を耳にしてしまうと、場の空気が何とも「よろしくないもの」になってしまいます。
本人も無意識のうちにやってしまいがちな「うっかり発言」、自戒を込めて気をつけたいものです。
5)まだ乗ってるの?
「まだ乗ってるの?」悪気はなく、ついうっかりだったり、じつは褒め言葉だったりすることもありえます。これって言葉にして発した人や受け止める側のキャラクターによってニュアンスがまったく変わったものになりそうです。つまり、本人は好意的な意味合いで伝えたつもりなのに、言葉足らずで誤解されることも多そうないいまわしです。
「まだ乗ってるの? きれいにしてるねー」など、ひとこと付け加えるだけでも、相手の受け止め方がかなり変わりそうです。
6)何で売っちゃったの?
「何で売っちゃったの?」これはもう、確実に嫌われるフレーズ、地雷確定です。ほかに欲しいクルマが見つかったのでやむを得ず、維持費がかかるから、子どもの養育費のため……などなど。さまざまな理由があるにせよ、かなりの確率でやむを得ず手放したケースが予想されます。
つまり、元オーナーとしては触れて欲しくない領域と考えるのが妥当です。場合によっては傷口に塩を塗ることになりかねないかも。いわれる側だとしたら、これはけっこう辛いです。
7)モテなさそう……
「モテなさそう…」これも脳内で思っていたことがついうっかり……のケースが考えられそうです。もしかしたら、オーナー自身もある程度は自覚しているかもしれませんが、他人に指摘されるのはまた別の話。ましてや「モテなさそう……」ですから、あとからどうフォローしても褒め言葉には受け取ってもらえません。数ある「確実に嫌われるフレーズ」のなかでも、もっとも言葉に発してはいけないキーワードといえそうです。
まとめ)たいていは「よかれ」or「うっかり」=空気が読めない?
クルマ好き同士の会話に限らず……ではありますが、確実に嫌われるフレーズって、たいていは「よかれ」か「うっかり」のように感じます。言葉を発している本人に悪気がないのがいかんともしがたいところです。つまり「空気が読めない」という結論に至りそうです。
自分自身への戒めを込めて……であることはいうまでもありませんが、言葉にする前に脳内変換するなり、脳内ストップをするなり、一定の配慮が求められそうです。