この記事をまとめると
■オフ会はクルマ好きの間では定番のイベントだ
■クルマ好きの世界では立ち振る舞い次第で好かれる人と嫌われる人がわかれる
■たとえレアなクルマをもっていても人間性がよくないと最終的に人が寄ってこない
オフ会で嫌われる人と好かれる人の特徴
職場や学校など、いつの時代も慕われる人とそうでない人がいます。それは趣味の世界においても同じことです。さらに、クルマ趣味の世界も例外ではありません。
では、クルマ趣味を通じて「友人に囲まれる人」と「孤立する人」の違いとは? 5つの事例をもとに考察してみました。
1)リアル&SNSで他人の愛車を評価する
クルマの「カッコいい or カッコ悪い」の基準はあくまでも個々の感覚値であり、その基準や評価ポイントは人それぞれ。イベント会場における人気投票でもない限り、本来であれば格付けできるもの(またはするべきもの)ではありません。
それゆえ、友人・知人の愛車はもちろんのこと、見ず知らずの他人のクルマに対して「ホイールのセンスがいまいち」とか「このエアロはダサい」などと評価する資格は誰にもありません。しかし、なぜか批評してしまう人がいるのも事実。そのほか、お父さん世代が若い世代の人に対して「センスいいよね」的な、上から目線コメントももちろん御法度です。
2)自分が困ったときだけ連絡してくる
クルマが故障した、探している部品がなかなか見つからない、評判のいいメカニックを紹介してほしい……。自分が困ったときだけ連絡してくる人がまれにいます。
この手のパターンで多いのが、自力で調べたり探すことなく、端っから相手にすべて丸投げしてしまうパターン。たしかに、その筋の有識者に聞けば手っ取り早いことはいうまでもありませんが、せめて自力でできるところまでやってみてからでも遅くはないはず。ネットスラングでいう「ググレカス(ggrks)」です。
自分が求めている情報が分かると、大したお礼すらなく再び疎遠に……。そりゃ、誰だって腹が立ちます。
3)マウンティング
自分よりもクルマのことについて詳しそうな相手に負けたくない、これまでレアなクルマに乗ってきた(見てきた)人には負けたくない、スゴイクルマを所有している人との人脈でも負けたくない……。理由はそれぞれだとしても、相手に対して常にマウントを取るスタンスは確実に嫌われます。
「そもそも論」として、自分のほうが劣勢であるにもかかわらず、その事実を認めたくないがゆえにマウンティングするわけです。潔く相手のほうが上だと認めてしまったほうがラクになれるのに……。
4)相手によって態度を変える
乗っているクルマ、社会的地位、年齢など、相手のポジションと自分を比較して、圧倒的に相手のほうが上であれば下手に出て、自分のほうが優位だと感じたらタメ口&上から目線……。
しかし、自分のほうが優位だと感じていた相手が突然有名になったり、誰もがうらやむすごいクルマを手に入れたりして一気に立場が逆転すると、態度まで一変。その変化に気づいていないのは本人だけかも。
5)派閥作りが好き
自分を支持してくれる、あるいは崇拝してくれる人とそうでない人を区分する手段として「派閥」があります。ストレートにいうならば「敵と味方」です。
部下を大事にしない上司のように、派閥に属するメンバーを顎で使うような人は確実に孤立します。あくまでも「部下」であって「家来」ではないのです。相手だってこき使われるだけでなんの見返りやメリットがなければ付き合う必要がありません。これが仕事関係ならいざ知らず、趣味の世界であればなおさらです。
■番外編:超絶レアなクルマを所有していても孤立する人は孤立する
世界的にも超レアなクルマを所有していると、物珍しさからさまざまな人が寄ってきます。間近で見られるめったにない機会ですし、ワンチャンあれば運転席に座らせてくれたり、助手席に案内してくれて軽くドライブしてくれるかもしれません。
しかし、そんな淡い期待はどこへやら。実際には会話は一方通行でひたすら自慢話。はじめは面白がって聞いていても、そのうち面倒になって離れていってしまいます。そして、別の場所で別の相手を見つけて同じことの繰り返し。
そのうち「あの人、ひたすら自慢話だから気をつけたほうがいいよ」といった評判が立ちはじめます。何しろ所有しているのは超レア車ですから、あっという間に個人を特定されてしまいます。
あくまでも、その人が所有しているクルマに興味があるだけで、オーナーに魅力がなければ自然と孤立していってしまいます。引力が強い分、時として超絶レアなクルマは諸刃の剣となり兼ねないのです。