現役助産師が自らのこどものために開発した”自分の機嫌は自分でとる”メタ認知アプリ。J300で特別賞を受賞したアプリが目指す社会課題解決とこれからの未来

2024.07.19 09:00
はじめに
株式会社COMARUは、人々の生活を豊かにすることを目指して、多くの革新的なプロジェクトを手掛けてきました。現在、自閉症を抱える子どもたちを育てる当事者である鈴木円香が、東京都の支援を受けた女性エンジニア養成講座の一期生として参加しながら、自身でプロダクト開発を手掛けています。


このストーリーでは、この度J300特別賞を受賞した「”自分の機嫌は自分でとる”メタ認知アプリ」の開発背景や、アプリを通じて解決したい社会課題について、これからさらに進化を目指すために挑戦するクラウドファンディングへの取り組みについてお話します。
”自分の機嫌は自分でとる”メタ認知アプリ」について、製品紹介
「自分の機嫌は自分でとる」メタ認知アプリは、ユーザーが自分の感情や気分を理解し、自己調整する能力を高めるためのツールです。このアプリは、日々のストレスや感情の変動に対処するための実践的な方法を提供し、より健全なメンタルヘルスを維持することを目指します。
解決したい課題
感情認識の難しさ:
多くの人は、自分の感情を正確に認識することが難しいと感じています。このアプリは、ユーザーが自分の感情を記録し、分析することで、感情認識のスキルを向上させます。
ストレス管理の困難さ:
現代社会において、ストレスは避けられない要素となっています。このアプリは、ユーザーにストレス管理のための具体的なテクニックや練習方法を提供し、日々の生活の中で実践できるようサポートします。
自己調整能力の不足:
自分の気分や行動を適切に調整することができないと、日常生活や仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。このアプリは、ユーザーが自己調整能力を高めるためのメタ認知的スキルを習得する手助けをします。
持続的なメンタルヘルスの維持:
一時的な解決策ではなく、長期的に健全なメンタルヘルスを維持することが求められています。このアプリは、ユーザーが継続的に自分のメンタルヘルスをケアするための習慣を形成する支援を行います。


ユニバーサルな必要性
「自分の機嫌は自分でとる」メタ認知アプリが提供するスキルは、障害の有無に関わらず、全ての人にとって必要なものです。障害がある人にとっての利点:自己認識と自己調整能力の向上により、日常生活や対人関係における困難を軽減し、自立した生活をサポートします。障害がない人にとっての利点:感情の管理とメンタルコントロールのスキルは、職場や家庭でのストレス管理や人間関係の改善に役立ちます。
このアプリは、全ての人が自己認識と自己調整能力を高め、より健全で充実した生活を送るための強力なツールとなります。
「メタ認知アプリ」がJ300特別賞を受賞。すべての人をご機嫌にするアプリの魅力
私たちの「”自分の機嫌は自分でとる”メタ認知アプリ」は、その革新性と社会的貢献が認められ、第8回J300特別賞を受賞しました。この賞は、特に優れたアイデアやプロジェクトに対して贈られるもので、受賞理由は「すべての人をご機嫌にして社会を明るくする」点が評価されたことです。
特別賞の詳細はこちらの記事でご覧いただけます。
また動画も作成していただきましたので、見ていただけますと幸いです。
ユーザーのフィードバックでアプリを改善。9月にクラウドファンディング実施決定
アプリの開発過程では、多くのフィードバックをいただき、その改善を重ねてまいりました。ユーザーの皆様からのご意見は非常に貴重であり、これを基にさらなる機能拡充や使い勝手の向上を図っています。


こうした取り組みを支えるため、私たちは9月にクラウドファンディングを実施することを決定しました。これは、より多くの人々にアプリを利用していただくための一歩であり、またユーザーの声を直接反映したサービスを提供するための重要な資金調達手段です。
ユーザーのニーズに応える新機能の追加。メタ認知アプリで前向きで幸せな生活をサポート
今後の展望
今後、私たちは以下の目標を掲げています:アプリの機能拡充:ユーザーのニーズに応える新機能の追加と既存機能の改善を継続します。グローバル展開:日本国内に留まらず、海外市場への進出を視野に入れています。コミュニティ形成:ユーザー同士が交流し、互いにサポートし合えるコミュニティを構築します。継続的な改善:ユーザーからのフィードバックを基に、常にアプリを進化させていきます。
私たちのビジョンは、メタ認知アプリを通じて、一人ひとりが自分の機嫌をコントロールし、より前向きで幸せな生活を送ることです。また、自閉症を抱える子どもを持つ親が、デジタル療育プラットフォームを活用して子どもの成長を支援できるよう、より多くの親御さんに利用していただけるサービスを目指します。これからも皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
「自閉症を抱える子どもの親のためのデジタル療育プラットフォーム」について
現在開発中の同アプリについて、下記の動画で開発背景やその特徴について詳しくご紹介しています。
開発背景
アクセスの制約:多くの親は、子どもの療育セッションに参加するための時間的・金銭的な制約に直面しています。このプラットフォームは、自宅で手軽に療育を受けられる環境を提供し、これらの制約を克服します。高コストの問題:療育の費用が高額であり、多くの家庭が継続的なサポートを受けることが難しい現状があります。このプラットフォームは、より手頃な価格で効果的な療育を提供することを目指しています。専門知識の提供:専門家の支援を受けることが困難な家庭に対して、最新の療育知識と実践を提供することで、子どもの発達を支援します。
特徴
リアルタイムフィードバック機能:ミッションを達成するたびに、親と子どもに即時のフィードバックを提供します。これにより、モチベーションを維持し、次のステップへとスムーズに移行できます。進捗トラッキングダッシュボード:子どもの発達の進捗を視覚的に追跡できるダッシュボードを提供します。これにより、親は子どもの成長を容易に把握し、適切なサポートを行うことができます。ミニゲーム機能:親子で楽しめるミニゲームを通じて、療育活動をより楽しく効果的に行うことができます。ゲームは、子どもの特定のスキルを伸ばすように設計されています。カスタマイズ可能なリマインダー:親のライフスタイルに合わせて、療育活動を忘れずに行えるようにリマインダーを設定できます。ABA(応用行動分析)の要素:ABAに基づいたタスクと報酬システムを組み込んでおり、子どもの良い行動を強化し、ポジティブな結果を導くためのサポートを行います。家庭内での療育サポート:家庭環境で実施できる療育プログラムを提供し、親が子どもの発達を支援する方法を学ぶ手助けをします。これにより、家庭全体が療育の場として機能することが可能になります。
期待される効果
親は、子どもの療育に積極的に関与でき、効果的なサポートを行うための知識とツールを手に入れます。子どもは、自宅での療育を通じて、社会的スキルや自己調整能力を向上させることができます。家庭全体が療育に対する理解を深め、ポジティブな環境を築くことができます。
このデジタル療育プラットフォームは、自閉症を抱える子どもの親にとって、手軽で効果的なサポートを提供し、子どもの健全な発達を促進するための強力なツールとなることを目指しています。


プロダクト情報
テストユーザーを募集しています! 
現在診断を受けてなくても、またグレーゾーンと言われている
発達障害ではないけど、お子様の成長発達を楽しみたい
そんなあなた!
ぜひユーザーになってください!
下記日程で説明会兼相談会を実施致しますので応募する前にぜひご参加いただけますと幸いです! 
アーカイブも希望の方にはお送りしますのでぜひお声掛けください!
「Uchimaru」事業説明会
イベント詳細
日時: 2024年7月27日 (土) 21:00 - 22:00
形式: オンライン (ZOOM使用)
イベント内容: デジタル療育プラットフォーム「Uchimaru」の事業説明会では、親子向けの新しい療育支援ツールの概要や機能、今後の展望について詳しくご紹介します。
質疑応答の時間も設けておりますので、ご不明点やご意見を直接伺うことができます。

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