賃貸管理サービスから始まったレトルトカレー商品化 フィギュアスケーター友野一希選手監修 健康とおいしさを両立させた『TOMONO CURRY』 誕生の裏側

2024.07.03 10:00
大阪を拠点に今年で52年を迎えた総合不動産会社の第一住建グループ。グループ内で不動産管理を担当する株式会社第一住建は、これまでに不動産業界初の管理サービスの一環として、美と健康の複合施設「INOVE+」を展開してきました。このたび、「INOVE+」で提供する健康カレーのシリーズ第1弾商品として、2024年8月20日にフィギュアスケーター友野一希選手監修のレトルトカレー『TOMONO CURRY』を発売します。
不動産業界初の管理サービス「INOVE+(イノベプラス)」
株式会社第一住建が手掛ける美と健康の複合施設「INOVE+(イノベプラス)
」は毎月の家賃のみで施設内のカレーショップ、美容室、ネイルサロン、セルフエステが毎月利用できる不動産業界初の賃貸管理サービスです。INOVE+では、これまでに健康をテーマとしたカレーを店舗提供してきたことから、かねてよりレトルトカレーのリリースの計画が持ち上がっていました。
フィギュアスケーター 友野一希選手の勝負メシ「カレー」
アスリートの競技環境の向上などを目的に、当社が取り組むCSR活動として、23-24シーズンにフィギュアスケーターの友野一希選手と初のパートナー契約を締結しました。友野一希選手の競技生活における勝負メシが「カレー」であったことから、このたびの『TOMONO CURRY』の監修が実現しました。友野選手の勝負メシがカレーである理由とは?
友野 「元々カレーが好きなのと味が気合いが入る感じがする。海外だとレトルトが作りやすくておいしいから!」

 2023年10月。23-24シーズンのパートナー契約締結後、第一住建グループの本社を訪れてINOVE+のカレーを試食した友野選手が「このカレーのレトルトがあったら遠征先に持っていけるのに」 「カレーの監修はぜひやらせてほしいです!」とお話をされたことから、友野選手監修のレトルトカレーのプロジェクトが立ち上がりました。
契約締結のご挨拶で第一住建グループを訪問した際の友野選手
INOVE+のカレーを試食


友野一希選手監修のレトルトカレーの商品化にあたり、さまざまなミュージシャンやクリエイターとのコラボレーション商品やプロジェクトを手掛けた経歴があり、友野選手の窓口でもある広報担当者が中心となってプロジェクトを進めることになりました。
広報「友野選手監修のレトルトカレーの商品化でまず考えたことは、センスの良さで定評のある友野選手に表現者として納得のいく商品を作っていただくことでした。そして一方では、絶対に競技に悪影響を与えられませんので、友野選手になるべく負担がかからないように自分が手足となって細やかにサポートさせていただくことを決めました」


2023年の晩秋からレトルトカレーの製造業者の選定に動き始めました。第一住建グループは不動産業で食品業界にはほぼ伝手がなく、業者にお問い合わせをするところからスタート。生産数のロットが合わなかったり、なかなか条件の合う業者がみつからず、業者選びから難航することに。
広報「年末の全日本フィギュアスケート選手権では友野選手の応援で長野まで足を運ばせていただきましたが、最終グループの6分間練習のときも頭のどこかでカレーのことを考えていた自分がいます(笑)」
最終的には、大阪府泉南市にある株式会社キャニオンスパイスに製造を依頼。決め手は、素材に保存料などを一切使用せず身体に良いものだけでカレーを作られていること。
広報「良い素材だけで作られるレトルトカレーが、INOVE+のテーマの一つである『健康』とアスリートの友野選手の双方に親和性があると判断しました」
  製造業者が決まり、プロジェクトが大きく動き出したのは、2024年2月頃でした。
友野選手がこだわりの抜いた『TOMONO CURRY』
TOMONO CURRYの方向性の話し合いの様子
 友野選手がカレーを監修するにあたり、商品化するカレーのポイントは3点。
①海外の遠征先で食べたくなるような日本の家庭的なカレーであること。
②友野家の家庭のカレーに寄せた具材のチキンカレーで食感を感じられるもの。
③子供から大人まで誰もが楽しめる商品にしたいため、カレー本体の辛さは中辛(付属のスパイスを足すことにより辛さを調節可能)であること。 


 『TOMONO CURRY』の特徴は、レトルトカレーでは珍しいほどに具材が大きく食べ応えがあること。カレーの方向性の話し合いで友野選手がこだわっていたのは「歯応え」でした。友野選手のイメージで、カレーはチキンカレーに決まりました。その他、友野選手のアイデアを全方位にとりいれたカレー作りがはじまりました。具材として具体的に名前があがってきた野菜は「トマト」「インゲン」「玉ねぎ」「にんじん」など、友野家の家庭のカレーを彷彿とさせるものでした。そして、海外の遠征先で食べたくなるような日本の家庭的なカレーであること、またお子さまから大人までどなたでもカレーを楽しめるように中辛のカレーとし、スパイスで辛さが調節できるようにしました。監修していただく中で、すぐに決まったことは、商品名の『TOMONO CURRY』、そしてパッケージの方向性をアメリカンヴィンテージテイストでPOPな世界観にすることでした。その理由は
友野 「パッと見て気になるパッケージにしたかったからです!」


 初校時のパッケージデザインはカレーの写真が入ったものや友野選手の画像が大きく掲載されたもの、チキンカレーを象徴する鶏のイラストがあしらわれたものがあがってきました。地の色は友野選手のイメージカラーであるTOMONO RED。
 友野選手のアイデアで、自身の画像は裏面のみに掲載し、フィギュアスケートに詳しくないかたにも手に取っていただけるようなデザインにすること、商品名のフォントをうねらせたり遊び心を持たせること、鶏のイラストをとってフォントだけのもの等、さまざまなパターンのデザインの方向性に広がりました。友野選手が3週間以上考え抜いて選んだこだわりのパッケージビジュアルは、とてもPOPで商品名も目につきやすいデザインとなりました。
上段:実際に採用のパッケージデザイン 

下段:友野選手が絞ったパッケージデザインの
最終候補
『TOMONO CURRY』サンプル試食会を実施
 パッケージのビジュアル制作と並行してカレー作りも開始。製造は株式会社キャニオンスパイス 常務取締役 営業本部長 堺政次氏および常務取締役 商品開発部長 油谷幸嗣氏が担当しました。友野選手から具体的なカレーのイメージをきいて、どんなことを考えたのでしょうか?
堺「ご家庭の食卓でカレーを囲って食べられている温かいご家族を最初にイメージしました。レトルトですので、いつどの場所でお召し上がりいただいても、ご家庭を思い出せるようなどこか懐かしさも感じつつ思い入れのあるこだわったカレーを作る必要があると考えました」 
 友野選手がイメージしたカレーをキャニオンスパイスが試行錯誤して作り上げ、以下の3種類のサンプルが完成しました。


①こっくりした味わいの欧風チキンカレー ② ①のカレーにイタリアントマトを追加し爽やかさをプラスした欧風チキンカレー ③バターチキンカレーの3種類


 実際に完成した①~③までのカレーの試作品を作る上でのこだわったポイントは?
油谷「①のカレーは、お子さまから大人まで楽しめるカレーということで、最も馴染みのある欧風カレーにチキンと25種類以上のスパイスと原材料をバランス良く配合し、色、食感、具材のサイズにまでこだわった風味豊かな温かみを感じられるカレーに仕上げました。②は、サンプル①でもほぼ納得の出来る仕上がりではございましたが、さらにイタリア産トマトの酸味と旨味を追加で配合することにより、家庭的な味に加えて、より上品で本格的なチキンカレーに仕上げました。
 ③は、友野選手は一番始めにイメージしたインドの代表的なバターチキンカレーを何とか日本の家庭的なカレーにアレンジできないかと開発した欧風バターチキンカレーです。バターチキンカレーの特徴を前面にだし、スパイスのバランス、その他の原材料の調合の工夫によりどこか欧風カレーを感じることが出来るようなサンプルを表現しました」


 いよいよ商品化されるカレーの味を選定するにあたり、友野選手を迎えて試作品①~③の試食会を実施することに。参加メンバーは、友野選手のほか、商品開発を担当した株式会社キャニオンスパイス油谷幸嗣氏、当社代表の松尾 武、常務取締役 山口 潤、広報担当者、そして社内からカレー好きのスタッフ数名が参加して実施されました。
サンプルカレーを試食する友野選手














 試作品は、レトルトカレーの概念を覆すほどの大きさの具材であることに、まず参加者一同が驚きました。すべての試作品が素晴らしい中辛カレーに仕上がっており、付属のスパイスで味変ができることも友野選手らしく ひと捻りあるカレーでした。
友野 「サンプル①は、これぞ!というカレーだったので間違いないと思いました。②は、普段家ででてくるカレーがトマトが入っているものが多く、馴染み深かった。気づいたらたくさん食べてしまうくらいすごく食べやすかったです。③は本当にレトルトなの⁉ というくらい本格的なバターチキンカレーで、この方向性でもこだわってコラボカレーを出したいと思いました(笑)」
 試食会の結果、友野選手が選定したサンプル②を改良していくことに。
油谷「お打ち合わせの中で、レシピの内容もそうですが、本当にカレーが大好きでいらっしゃることが一番印象的でした。しかもカレーに対するしっかりとしたコンセプトもお持ちで、明確に改良ポイントをご指摘いただけましたので開発担当者としましては、スムーズに開発を進めることができました。カレーメーカーとして『TOMONO CURRY』にご協力させていただけましたこと、誠に感謝し誇りに思っております」
 試食会後改良を重ね、最終的には友野選手も納得のカレーの色味を実現し、誰もがおいしくいただける欧風チキンカレーに仕上がりました。着色料や保存料を一切使用しない健康的なカレーでもあり、アスリートはもちろん、健康に気を遣う方やお子さまにも安心して召し上がっていただける商品となりました。
オリジナルトレーディングカードでワクワク感をプラス
 『TOMONO CURRY』は、作業を進めていくうちにカレー好きはもちろん老若男女すべての方に気に入っていただける商品になると確信しました。完成が近づく中、カレープロジェクトの担当者として、ぜひとも友野選手にご相談したいことがありました。それはオリジナルトレーディングカードの封入。さらに、各絵柄ともに直筆サイン入りのトレカを数量限定で封入したい旨をご相談させていただいたところ、友野選手からその場でご快諾をいただけました。
広報「『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカのゴールデンチケットみたいに、もしかしたら友野選手の直筆サイン入りのトレーディングカードが入っているかもしれないワクワク感をカレーを手にした方に感じていただきたいと考えました」


 トレーディングカードの画像はすべてが撮りおろし画像を採用した全8種類。ヘアメイクを施したスタジオ撮影のものと、ナチュラルな友野選手のパターンで画像を選定しました。友野選手は表情作りやポージングの天才的なセンスの持ち主のため、非常にバラエティに富んだ姿を切り取ることができました。
トレーディングカードの撮影風景 および 実際の入稿デザイン
 パッケージデザインとカレーの味が固まると、プロジェクトの完成がみえはじめ、PRプランの組み立てが進んでいきました。ときは既に5月。オフシーズンとはいえ、友野選手はアイスショーやトークイベントに引っ張りだこの多忙な状況でした。トレーディングカードが完成した5月下旬は、6月出演のアイスショーを控え、友野選手は合宿先の地方に滞在されていました。帰阪の際にサインを入れていただくか、合宿先で合間に書いていただくのか、より負担が少ない方法を選んでいただきました。合宿先に送付し、直筆サインを入れて送り返していただいたものが、商品に封入された直筆サイン入りのトレーディングカードです。トレカの画像は、黒の練習着姿のヴィジュアルが多かったため、金メダルを祈願して金色のペンでサインをお願いしました。
 そして友野一希選手監修の『TOMONO CURRY』は、ついに2024年8月20日に発売することが決まりました。
友野「たくさんこだわったカレーになっているので、ぜひ皆さんに食べてほしいです。そして、これからはこのカレーを食べて試合を頑張りたいと思います!」


 INOVE+ 第1弾商品 友野一希選手監修『TOMONO CURRY』は、友野選手のセンスが随所に生かされたカレーとなりました。コラボレーションにより素晴らしい商品が誕生したことを大変嬉しく思います。
  ひとりでも多くの方に友野選手の新たな勝負メシ『TOMONO CURRY』、そして
INOVEブランドを知っていただけるようこれからも尽力してまいります。
株式会社第一住建ホールディングス 広報担当




INOVE+プロデュース第1弾
『TOMONO CURRY』商品概要
商品名:TOMONO CURRY
価格:800円(税別)
発売日:2024年8月20日
内容量:200g ※オリジナルトレーディングカード1枚封入
賞味期限:製造より2年間
発売元:株式会社INOVE STYLE(第一住建グループ)
取り扱いオンラインストア ※8月20日~
URL:
フィギュアスケーター 友野一希選手
4歳の時に近所にあった上野芝スケートリンクでスケートを始める。競技の面においては世界選手権やグランプリシリーズ、全日本フィギュアスケート選手権などの大会で活躍。2022四大陸選手権 銀メダリスト。また、最近は競技を一歩離れた場所で表現者としても活動の幅を広げ、コラム執筆などメディアでのレギュラー掲載のほか、アイスショーでの活躍で脚光を浴びている。
株式会社キャニオンスパイス
大阪府泉南市りんくう南浜2-17
お客さまの笑顔を想像し、常にスパイスで「美味しい」を追求しています。カレールウ・レトルトカレーを世に送り出すキャニオンスパイス。創業時はスパイスの研究からスタートし、今ではあらゆるスパイスの適切な使い方を熟知しています。それぞれの食材やテーマを基にコンセプトを設計し、これまで全1,000種類にも及ぶレシピを、全てオリジナルの配合で楽しみながら作り上げています。
発売元:株式会社INOVE STYLE(第一住建グループ)
大阪市中央区備後町2-4-10
「より新しく、より豊かなライフスタイルを提供し、多くの人に選ばれ愛され続ける企業となる。」をパーパスとして掲げる第一住建グループは、新たにライフスタイルの分野に特化した事業展開を行う株式会社INOVE STYLEを2024年4月に設立。

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