グンゼのより良いコミュニティ・社会づくりの取り組み

2024.06.12 10:00
2022年5月、グンゼ株式会社は中期経営計画「VISION 2030 stage1」を公表し、「社会的価値」と「経済的価値」を両立するサステナブル経営により社会貢献とグンゼの持続的成長を実現することを宣言しました。
グンゼの会社設立目的は、地域産業であった蚕糸業の振興でした。そのため、創業の精神を「人間尊重と優良品の生産を基礎として、会社をめぐるすべての関係者との共存共栄をはかる。」と定め、地域の活性化に向けた取り組みを進めてきました。
今回は、この「より良いコミュニティ・社会づくり」の取り組みについてご紹介します。


■森林再生保全活動「第7回みどりとふれあう植樹会in日向の森」に参加
5月に開催された「第7回みどりとふれあう植樹会in日向の森(千葉県山武市)」に参加しました。この催しは、公益財団法人Save Earth Foundationが主催し、山武市、千葉県森林組合、NPO法人元気森守隊、ワタミ株式会社が協力した植樹会です。グンゼは、マッチングギフト方式の社会貢献団体「グンゼラブアース俱楽部」を通じ、毎年苗木を寄贈しており、今回は、苗木175本を一緒に植樹してきました。
当日は、晴天に恵まれ、広大な日向の森の一画にコブシ、ケヤキ、コナラ、イロハモミジ、コムラサキシキブなど広葉樹の苗木を総勢106名で植え込みました。
寄贈した苗木
苗木を植樹する様子


【コラム】 森林再生保全活動に参加して
公益財団法人Save Earth Foundation様への苗木寄贈は今回で4回目となります。 これまでに日向の森に植樹された521本の木々もすくすくと育っており、安心しました。グンゼは、2010年から「京都モデルフォレスト運動 in 綾部」として、創業の地である京都府綾部市で森林の保全活動に努めており、今回の活動はとても参考になりました。
2024年度も、グンゼラブアース俱楽部を通じ、良いコミュニティー、 社会づくりのため、地球環境保全に取り組む団体へ支援を続けていきたいと思います。
植樹会in日向の森に参加したグンゼ広報IR室 熊谷さん


■創業の地、京都府綾部市にて「おかいこさんフェスティバル」を開催
2024年5月、グンゼは地元の精神・発達障害の当事者団体である「蚕都Grants」と共同で、「おかいこさんフェスティバル」を開催しました。この取り組みの目的は、「蚕都」と呼ばれるほど蚕糸業が栄えたこの地域に残る養蚕の歴史を展示やワークショップで伝えることです。展示では、養蚕に使用された道具や石碑など地域に残る養蚕の歴史を紹介しました。また、ワークショップでは、グンゼ100周年記念事業の一環で整備した、世界各地の貴重な桑の木が栽培されている「桑の苑」にて参加者が自ら摘み取った桑の葉をかいこの幼虫に与えたり、鍋で煮だした繭玉から糸を引き出してまゆ人形を作ってもらったりしました。
また、グンゼ博物苑未来蔵では、当社所有の養蚕に関する浮世絵の中から、養蚕業と人間の関わりについて伺い知ることができる作品を、一般公開しました。弥生時代から始まったとされる養蚕が、江戸時代にどのように発展したかを描いた作品や、現代の養蚕技術との関連を示した作品など、今回初展示の作品もたくさんありました。
グンゼは、これからも祖業である蚕糸業の歴史を通じて、地域社会の活性化に貢献していきたいと考えています。
もうすぐ繭となる大きな五齢かいこが桑の葉を食べる様子が一番人気でした
京都府立丹後郷土資料館学芸員による展示物解説の様子


【 コラム 】 おかいこさんフェスティバルを開催して
このフェスティバルの開催は、グンゼから養蚕文化の保存と継承を目指す養蚕をテーマとした浮世絵展示の提案に触発されたことがきっかけでした。私は、京都府北部の綾部市を中心に精神・発達障害者の就労を支援する当事者団体の代表を務めております。そして、日ごろから地元の人になじみのある養蚕を通して、障害のある人とない人をつなぎ、その中で仕事を生み出し、新しい文化を創っていきたいと考えておりました。そのため、このフェスティバルのテーマを「養蚕がつむぐ可能性」としました。この取り組みが社会課題の解決に一役買うことを期待しています。
※一般社団法人蚕都Grants ホームページ 
一般社団法人 蚕都Grants代表 久馬 憲さん


■地域貢献とプラスチックごみゼロ取り組みを知っていただくため、地元イルミネーションイベントに協賛
グンゼは、滋賀県守山市商工会議所が主催する守山駅前イルミネーションイベント「もりやま冬ほたる」に協賛し、地元の盛り上げに一役かっています。このイベントは、冬の夜に美しい光景を楽しむために企画されており、訪れる方に自然とアートが融合した幻想的な空間を提供しています。特に注目すべきは、イベント名にもある「冬ホタル」です。これは、冬の季節に咲く花や樹木に取り付けられたLEDライトが、まるで本物のホタルが舞っているかのような幻想的な演出を生み出し、ほたるの名所である守山市の象徴となっています。
グンゼは、このイベントに6年連続で参加しており、製造しているプラスチックフィルム廃材を利用してイルミネーションを作成展示しています。これは、プラスチックごみゼロを推進している当社の活動を皆さまにご理解いただく活動の一環となります。
グンゼエリアの前では地元高校吹奏楽部による演奏
廃プラを利用した手作りの装飾


【 コラム 】 もりやま冬ホタルイルミネーションを企画して
私たちがこのイベントに参加した理由は、地元の皆さまにグンゼがこの地で何を作っているかを知ってもらいたいという思いからでした。守山工場で製造している製品は、高付加価値のプラスチックフィルムで、すべてがBtoB商品なので、一般の方々にはあまり知られていません。そのため、製造しているOPPフィルム、収縮フィルム、そしてオレフィン多層シートの廃材を活用して装飾を行い、説明書きを付けました。グンゼのブランドカラーであるブルーを基調にしながら、毎年デザインを変え、皆さまに楽しんでいただける工夫をしています。
また、私たちは廃棄していたプラスチック屑を原料として再利用する「プラスチック資源循環戦略」を推進しており、今年度中にはプラスチックごみゼロを達成する予定です。廃プラスチックを利用したイルミネーションは、私たちのごみゼロ達成への決意を示しています。
グンゼイルミネーションを企画した グンゼプラスチックカンパニー 初田さん

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