ROOFコンポストで「食の循環」を楽しく体験!ROOFが目指す「食べられる街」とは?

2024.05.31 16:00
株式会社SOYMIL(ソイミル)は、2021年3月に設立したベンチャー企業で、「食」をテーマにした商品・サービスの開発を通して、サステナブルで平和な社会の実現を目指す取り組みを行っています。


2024年6月1日(土)正午より、ROOF(ルーフ)コンポストの公式サイトを公開します。

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ROOFコンポストは、「杉チップと発酵微生物」を独自の配合によって組み合わせることで、微生物の発酵力により生ごみを発酵・分解して有機堆肥に変化させるアイテムです。使い方はシンプル、生ごみを「入れる」「まぜる」「ふたをする」だけ。約1か月半でベランダで使えるプランターに活用できる栄養満点の有機堆肥になります。
2023年年初に構想し、数多くの実証実験を重ねてから、2024年2月にMakuakeで先行予約販売を実施しました。ROOFコンポストを発信しつつも、これから目指しているのは「食べられる街」をつくること。「食べられる街」とはいったい何なのか?ROOFの生い立ちを振り返りながら、私たちが描く未来について紹介します。
216名の方に応援を頂き、大盛況に終わった先行予約販売
まず最初に、216名の方がROOFプロジェクトを応援してくれたことを心から感謝しています。たくさんの方から関心や応援を頂くことができ感無量で、自信をもって次のステップに進むことができました。
また、プロジェクト実行中に、東京・二子玉川と大阪・枚方でポップアップイベントを開催したところ、多くの方から関心の声を頂きました。


「これくらいコンパクトなコンポストを探していた」
「室内に置けるコンポストは斬新でぜひ使ってみたい」
「これを機に、やめてしまったガーデニングを再開してみたい」


こうした声を聞くたびに、ROOFを生み出して本当に良かった!と思っています。
改めて振り返る、私たちの原点と決意
我々は、2021年3月に創業したスタートアップ企業で、価値が付きにくい地域資源に「食」の切り口から新しい付加価値を作る活動をしています。具体的には、「ボタンひと押し約30分で豆乳を作れるブレンダー」と「日本全国から厳選した在来品種大豆の豆乳キット」の企画・開発・販売を行っています。
大豆産地を巡る中、秋田県大仙市の畑で「食の循環」という考え方と出会いました。前の年の作物の残渣(茎や根などの残りかす)を堆肥として土に還し、次の作物の養分にするという営みが、私にとって非常に新鮮な光景でした。


また、鹿児島県鹿屋市在住の祖父のプランター栽培に熱心な様子に触れ、「食の循環」を手軽に体験できるコンポストを普及させていくことが、「植物や自然と手軽に触れ合うことで、前向きな生き方ができること」に繋がると感じ、次なるサービスとして世に出すことを決意しました。
そこから、約6か月の時間をかけて専門家のご指導を頂きながら様々な実験を行い、商品として自信をもって販売するに至りました。ROOFコンポストは、農業法人を営んでいる同世代の仲間、農業資材メーカーさん、多くの方々のお力添えがあったからこそ生まれた商品であり、ブランドです。
家族やグループで楽しむことができる!「食べられる街」の実現
ROOFは、ROOFコンポストを軸に「食べられる街」をつくることを目指しています。それは、自宅のベランダ、ビルの屋上、空いているスペースで植物を育てて食べることがもっと手軽になるような世界です。
ROOFコンポストの構想を練っていた時、ただ「コンポストを軸に食の循環を具現化した商品を世に出していきたい」くらいしか考えていませんでした。ところが、ROOFコンポストを使ってくださる方々と接点を作る中で、「自分(私)が楽しむもの」というよりも、「家族(私たち)で楽しむもの」という着眼点を得ることができました。ここから、コンポスト単体でとどめるのはもったいないと思うようになったのです。
香港で見つけた「食べられる街」のヒント、世界の主要都市からの学び
香港へ出張で訪れた際に、空いた時間で現地の都市型農園を訪問することを決めました。この農園を運営する
(ルーフトップ・リパブリック)社は、香港の大型商業施設やオフィスビルでの都市型農園の企画・運営を行っています。
私が訪れたのは、香港中心部にあるMetro Plazaという大型商業施設の屋上です。テニスコート約2面分の面積を農園にしており、野菜やハーブ類を育てていました。商業施設に入居しているレストランやカフェの生ごみをコンポストで有機堆肥にしているだけでなく、近隣の学校の課外活動に活用されていたり、近郊農業を行っている農業法人さんが定期的にマルシェを行っていたりします。
Vincentさん(右)とJadeさん(左)からRooftop Republicの取り組みを紹介してもらったのみならず、ニューヨーク、パリ、ベルリンやシンガポールの事例も伺うことができました。


特筆すべきは、シンガポールの事例です。食料の約9割を輸入に依存するシンガポールは、2030年までに食料自給率を30%まで引き上げることを目指しています。施策の一つとして、立体駐車場やマンションの屋上を代替農業スペースとして利用したり、家庭菜園を奨励するために各家庭に野菜の種を配布したりしています。植物や自然と手軽に触れ合うことで、前向きな生き方ができるだけでなく、社会問題の解決に繋がっています。


世界の主要都市は、高層ビルや近代的な建築物に囲まれた無機的な空間ではなく、多くの植物や人が集まるような温かみのある空間に移っており、人間と自然が共存し、食を供給供足していくことが未来の都市のあり方だと確信しました。
人と自然の橋渡しを。食の循環に触れあえる機会を広げていく
ROOFは、自然と距離のある都市において手軽に食の循環を体験できる機会を生み出していくためにも、今後は以下の三点を注力していきます。


(1)虫や鳥から植物を守る商品の開発と充実化
(2)再利用や処分が容易な土の開発
(3)生育について分かりやすいコンテンツの作成と発信


単に「街」という場所を作るだけでは、持続可能ではありません。自宅で楽しく使えるような体験を増やしていき、人の輪を広げていくことが将来的な街での取り組みや盛り上がりに繋がっていくと考えています。
また、ROOFコンポストを開発する中で出会った農業法人・農業従事者の方々と接する中で、見えてきた課題がたくさんありました。課題は広範囲に及んでいますが、自分たちの商品・サービスがどのように食と人の流れに対して新しい貢献できるのかについてすごく考えています。


ROOFコンポストを起点に、都市と自然が混ざり合う世界を創ることが、食を通して生きることや他者との繋がりを再考するキッカケになりますし、他者と共に生きていくことに対して真剣に向き合っていきたいです。


「食」は個人としての生き方だけでなく、社会としてのあり方を定義するものです。
ROOFコンポストを個人や家族で使うものとして広げていきながら、社会や街での取り組みに繋がっていくよう、全力で広げていくつもりです。
ROOF公式サイト、こちらから
【概要】
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ROOF(ルーフ)
▽ROOF Instagram公式ページ
▽ROOF 公式LINE
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