海老せんべい老舗の挑戦!カレー、ハンドクリームの次は、マンガとお茶漬け!?

2024.05.31 15:10
~坂角総本舖の創業135周年取り組み前半のご紹介。テーマは「つづく海老せん、すすむ海老せん」~
↑135周年記念に4月に発売された〈ゆかり〉詰合せ箱
江戸時代に由来する伝統の海老せんべい〈ゆかり〉が坂角総本舖の代表商品。
代表商品〈ゆかり〉をはじめ、海老せんべいの製造・販売を行う坂角総本舖は、おかげさまで創業135周年を迎えました。
海老せんべい〈ゆかり〉は、1枚の約7割に天然海老の身だけを使用し、江戸時代に由来する伝統の二度焼き製法で7日以上の手間ひまをかけて焼き上げています。
↓海老せんべい〈ゆかり〉について詳しくはコチラ
2021年のBANKAKU KITCHEN、翌年のハンドクリームなど、新しい挑戦を次々とリリース。
海老せんべい一筋で長年商いを続けてきた坂角総本舖ですが、2021年に「BANKAKU KITCHEN」事業を立ち上げ、海老を扱うプロとして、海老カレーや海老カレーパン、海老カツサンドなどを販売しました。
※「BANKAKU KITCHEN」と、10年かけて開発した〈BANKAKU海老カツサンド〉の開発秘話はコチラから↓
さらに翌年(2022年)、〈ゆかり〉製造時に廃棄していた海老殻から「キチン」という成分の抽出に成功し、ハンドクリーム〈エビカラミライ〉を発売。新たな挑戦の幅を広げることとなりました。
※社内活動「オーシャンサイクルプロジェクト」によるハンドクリーム〈EBIKARAMIRAIエビカラミライ〉開発秘話はコチラから↓
創業135周年の新たな挑戦は、マンガ、お茶漬け、そして・・・
坂角総本舖の本年度のテーマは「つづく海老せん、すすむ海老せん。」。
周年事業の冒頭、4月1日に発表されたのは、SNSで人気の漫画家の方たちとのコラボでした。
さらに6月から、〈ゆかり〉1枚を使った〈坂角の海老せん茶漬け〉や、〈ゆかり〉と同じ製法を用いながらも全く違った歯ごたえ・口どけを実現した新しい煎餅〈えびかろ〉が発売されます。


135周年には、海老せんべいから始まるサプライズやワクワクをつぎつぎと。
なぜマンガなのか。なぜお茶漬けなのか。江戸時代に由来する伝統の中で、新しい技術にたどり着いたきっかけは。
周年事業の前半とともに、あたらしい楽しさと豊かさをお届けしたいと試行錯誤を続ける、企画・開発担当のスタッフたちの声と、今後の展望をご紹介いたします。
【135周年① コラボマンガ】
人気SNS漫画家と〈ゆかり〉のコラボ企画とは?
「縁」と書いて〈ゆかり〉の通り、長い歴史のなかで坂角が大切にしているご縁の物語や〈ゆかり〉の魅力を人気SNS漫画家の方たちに書き下ろしていただき、4月1日からスタートした135周年特設サイトに毎週1作つずアップしてゆきました。
※坂角総本舖135周年特設サイトはコチラから↓
また、一般の方から「あなたが体験した〈ゆかり〉にまつわるエピソード」を募集し、SNSを中心に活動する「くまぞう」さんが漫画化する企画も同時リリースいたしました。(応募締切は2024年5月31日・マンガの公開は9月を予定)
135周年の皮切りが、なぜ「マンガ」だったのか?
海老せんべいとマンガという、接点のなさそうな組合せ。
伝統をうたう周年イベントの皮切りに、なぜマンガを選んだのか?企画担当の滝澤さんに話を聞きました。


―――Q:なぜコラボマンガに取り組むことになったのでしょう?


滝澤:〈ゆかり〉のことを、若い方に知って欲しいという想いからです。坂角の出店先は主に百貨店で、若い方との接点が少ないことが課題です。若い方が、どんな媒体なら興味を持ってくれるか、マンガの他にも、YouTubeやTikTokなどさまざまなアイディアが出ました。100年後も美味しい〈ゆかり〉をお届けしたいという我々の想いをしっかり伝えながら、作家の方と一緒に作り上げていけると考え、マンガを選びました。
↑坂角総本舖マーケティング部営業企画課 滝澤さん


―――Q:コラボマンガの制作はどのように進んでいったのでしょう?


滝澤:今回お願いした漫画家さんは、「まめきちまめこ」さん、「羊の目。」さん、「ぎゅうにゅう」さん、「日下部うめか」さんの4名です。皆さんそれぞれ、打合せしたりネーム案を推敲したりする中で、企画の想いを汲み取って〈ゆかり〉を深堀りして、新しい提案までしていただけました。
例えば「まめきちまめこ」さんは、「ご縁」をテーマに漫画を描いていただけないかとご相談したところ、ご本人から、ぜひ作風を活かした工場見学のレポート漫画で〈ゆかり〉の美味しさを伝えたいと提案をいただいたことで、坂角初のレポ漫画が誕生しました。
コラボマンガの反響、そして今後について
―――Q:コラボマンガの反響は?


作家さん皆さんが力いっぱい〈ゆかり〉と向き合い作品を仕上げてくださったことで、掲載直後から、予想以上の反響をいただけました。結果もそうですが、その過程も含めて、作家さんたちには感謝でいっぱいです。


―――Q:みなさまへ一言と、今後について聞かせてください。


4作品とも個性が光る面白い作品で、〈ゆかり〉をご存じの方にも、初めましての方にも、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。
そして、135周年コラボマンガはまだ続いていきます。みなさまに募集した〈ゆかり〉にまつわるエピソードが、現在(取材時)210件も届いています。たくさんのご応募ありがとうございます。最優秀賞に選ばれたエピソードを「くまぞう」さんの手で漫画化していただき、9月に公開予定です。引き続き、楽しみにしていてください。
※滝澤さんがコラボマンガ1作品ずつを熱く語るプレスリリースはコチラから↓
「まめきちまめこ」さん 
「羊の目。」さん 
「ぎゅうにゅう」さん 
「日下部うめか」さん 
【135周年② 坂角の海老せん茶漬け】
お茶漬け開発の経緯とは?
先に開発されたBANKAKU KITCHENのカレーやカツサンドとはかなり雰囲気の違う、お茶漬けという商品。
どんな経緯で開発に至ったのか?〈坂角の海老せん茶漬け〉開発担当の神野さんに話を聞きました。


―――Q:お茶漬けを開発しようと考えたのはなぜ?


神野:きっかけは、お客様の声でした。以前、営業担当をしていた頃、お客様や取引先から「〈ゆかり〉の美味しい食べ方を教えて」と訊かれることがたびたびあったんです。最初はとっさに上手く答えられなかったのを今も覚えています。なので、社員みんなが「これがおススメ!」と自信を持って言えるレシピがあったらいいなと思っていました。
↑坂角総本舖マーケティング部新規事業担当 神野さん


―――Q:お茶漬け開発のこだわりは?


神野:〈ゆかり〉をしっかり1枚分入れたいという想いがあり、ごはんと合せた時においしい〈ゆかり〉の大きさであったり、他の具材などとの分量のバランスをかなり細かく調整しました。
海老の香りを引き立てる国産青さのりなど、脇役選びもこだわったところです。旨みたっぷりの北海道産昆布だしをベースに、宇治抹茶でコクを深め、ほんのり香る国産ゆず皮でアクセントを加えました。ぜひ、じっくりと味わって欲しいです。
↑〈ゆかり〉をたっぷり1枚分使用した〈坂角の海老せん茶漬け〉※イメージ
〈ゆかり〉の公式アレンジ商品、第二弾も?
―――Q:みなさまへ一言と、今後について聞かせてください。


神野:海老せんべいとして味わう〈ゆかり〉の満足感を、余すことなく楽しめるお茶漬けです。具がたっぷり入っているので、大きめのお椀で作るのがおススメです。
そして、〈ゆかり〉のアレンジ商品については、他にもいろいろなアイディアで開発を進めています。135周年の中で、また新しい提案ができそうです。今後の展開もぜひ楽しみにしていてください。
【135周年③ えびかろ】
135周年の事業として、コラボマンガやお茶漬けは全く新しい領域への挑戦。
それらと並行して進められたのが、坂角総本舖の中心事業である海老せんべいの新たな価値開発でした。
どなたでも食べやすい海老せんべいとは?
どなたでも食べやすい「かろやか」な海老せんべい、〈えびかろ〉の企画を担当した芝尾さん、お煎餅の開発を担当した名田さんの二人に話を聞きました。


―――Q:「かろやか」をテーマとした理由は?


芝尾:「かろやか」は、世代を超えてさまざまな方が食べられる海老せんべいを目指して設定したテーマです。
坂角の代表商品〈ゆかり〉は贈答にふさわしい格調を大切にしていますが、ゆるやかな寛ぎの時間を大切にする時代に合わせた新しい商品を提案したいと思っていました。
↑坂角総本舖マーケティング部営業企画課 芝尾さん
江戸時代に由来する伝統製法は、今もなお進化
―――Q:お煎餅の開発で、難しかったポイントは?


名田:坂角らしい濃い海老の美味しさを表現する際、小麦粉なしで香ばしさを引き立てることが一番難しかったポイントです。
芝尾さんの企画に「どなたでも食べやすい」という指標があったので、グルテンフリーが実現できたらと考え、小麦粉を使わないレシピに挑戦したのですが、なかなか目指す香ばしさに届かず、思いつく限りの製法で試作を繰り返しました。
↑右 坂角総本舖マーケティング部商品開発課 名田さん


芝尾:名田さんは試食会で意見を貰うたび、すぐに取り入れて次々と新しい試作を提案してきてくれて頼もしかったです。海老の旨みと軽やかさの両立が難しいことは分かっていたので、グルテンフリーはあえてマストにしていなかったのですが、名田さんが両立するお煎餅に仕上げてきてくれました。


名田:私は職人出身ではない開発担当なので、経験値が足りない分、考えつくものをとにかく一通りやってみるという方法を取っているんです。回りくどいかもしれないけれど、その細かな試作結果が、今回は改良提案に上手く結びつきました。最終的に、焼き方の工夫により香ばしさを引き立てました。


―――Q:みなさまへ一言と、今後について聞かせてください。


芝尾:〈えびかろ〉は、お煎餅だけでなくパッケージも気軽に手に取りやすい「かろやか」さに仕上げました。ぜひ店頭で、手に取ってみてください。
↑〈えびかろ〉のパッケージは手に取りやすい形状でコロリとしたフォルム。「かろやか」な印象にデザインした。


名田:口どけよく、後味も「かろやか」なお煎餅に仕上がったと思っています。取り扱い店舗では6月1日の発売から1ヵ月間、店頭で試食キャンペーンを行っていますので、ぜひ召し上がってみてください。
135周年、海老せんべいから始まるサプライズやワクワクは、まだまだつづく
9月に公開予定のマンガや、〈ゆかり〉のアレンジ商品第二弾に加えて、国宝とコラボレーションした商品の発売など、海老せんべいから始まるサプライズやワクワクを、まだまだご用意しています。
これからの展開にも、どうぞご期待ください。




::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
プロフィール
滝澤 亮太 たきざわ りょうた(マーケティング部営業企画課)
製薬会社の営業経験などを経て、2021年坂角総本舖へ入社。
シーズンごとの販促やイベント企画などを担当。販売検証や企画提案に留まらず、イベント等での接客・調理までオールマイティに活躍。
135周年事業においては、人気SNS漫画家とのコラボマンガ企画などを担当。


神野 公人 じんの まさと(マーケティング部新規事業担当)
生活雑貨の営業経験などを経て、2020年に坂角総本舖へ入社。
営業担当を経た後、新規事業をメインとする部署へ異動。
現在は、BANKAKU KITCHENの新メニュー開発やメニュー改良などを手掛けている。
135周年事業においては、〈坂角の海老せん茶漬け〉開発などを担当。

芝尾 圭太郎 しばお けいたろう(マーケティング部営業企画課)
広告制作会社などを経て、2019年に坂角総本舖へ入社。
販促企画やブランド育成企画などを担う。
2023年に名古屋栄のラシックで実施された「福を呼ぶ、正月海老せん」イベント企画も担当した。
135周年事業においては、〈えびかろ〉の企画などを担当。


名田 知未 なだ ともみ(マーケティング部商品開発課)
2008年に坂角総本舖へ入社。
煎餅の開発や設計などを担当。レギュラー商品のブラッシュアップ等に加え、〈大阪いか天〉〈東京芝えび天〉など、さまざまな海鮮素材を使った新しい煎餅の開発を手掛けた。
135周年事業においては〈えびかろ〉の煎餅開発などを担当。

あわせて読みたい

羽田空港で人気の老舗和菓子屋【築地ちとせ】が4月1日(月)~5月31日(金)POP UP SHOP by シュクレイ 東急百貨店たまプラーザ店にて初出店。
PR TIMES
即戦力採用!大学での学びを生かし、同世代や女性の認知拡大目指す_R30のホープたち(青山商事)
アドタイ
【横浜桜木町ワシントンホテル】ご宿泊者限定でオリジナルデザイン「バナナペーパーはがき」を配布
PR TIMES Topics
ひろたあきら・矢部太郎 絵本づくりとマンガづくり
コクリコ[cocreco]
【WEBTOON・出版マンガ制作の方必見】背景制作サポートの新プラン「オールお任せプラン」登場!
PR TIMES
ヘアオイル市場に新たな価値を!新ブランド「SYDRE」をローンチ
PR TIMES Topics
世代を超えて食べやすく「かろやか」な海老せんべい誕生!
PR TIMES
坂角〈ゆかり〉1枚使った、お茶漬け新発売!
PR TIMES
自家製のレモンピールをつかった夏らしい「レモンフィナンシェ」発売
PR TIMES Topics
【坂角総本舖】〈八樂(やらく)〉が「名古屋観光ブランド協会推奨品審査会」にて、名古屋市長賞を受賞!
PR TIMES
〈ゆかり黄金缶〉名古屋城復元寄附、累計5,000万円突破!
PR TIMES
【坂角総本舖】〈名古屋金のえび天〉が発売10周年!
PR TIMES
地元神戸のせんべい屋が兵庫警察署とコラボ   『交通安全 瓦せんべい』を限定販売
PR TIMES
名古屋土産「小倉トーストラングドシャ」なぜ人気
東洋経済オンライン
【編集部のおすすめ】上品で淡麗なスープの海老ラーメン!
婦人画報
試してみたくなる♪楽しみ方いろいろ「えびの揚げ物」5選
フーディストノート
【神戸名物】警察署とせんべい店がコラボ!? オリジナル焼き印入りの「交通安全 瓦せんべい」を限定発売
関西をもっと楽しむanna(アンナ)