シャルル・ルクレールに母国モナコGP初優勝をもたらした超スローペース戦略の妙「チームは『もっと落としてくれ』と…」

モナコGPはF1で最も歴史あるグランプリのひとつであるにもかかわらず、母国人ドライバーが優勝したことがない。モナコGPで母国人ドライバーが優勝する機会は過去に2回あり、ともにドライバーはルクレールだったが、結果を残せなかった。今年の予選でもポールポジションを獲得したルクレールにモナコの人々が今年こそはと期待するのは当然のことで、ルクレールにしてもその思いは同じだった。ところが日曜日の決勝レースはスタート直後に後方で多重クラッシュが発生し、1周目に赤旗中断となる。(photograph by Getty Images)