木の街「新木場」に三井ホームグループ各社の本社等を移転

2024.05.29 14:00
三井ホーム株式会社
~創立50周年という節目を迎え、グループ全体の羅針盤となるオフィスが誕生~

 三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、社長:池田 明)は、2024年5月に本社を新宿区の「新宿三井ビル」から江東区の「新木場センタービル」に移転したことをお知らせいたします。
    MOCX+COMPASS(羅針盤)⇒MOCXCOM
9階総合受付

【コンセプトの趣旨】
・三井ホームグループの連携強化を図ってオープンイノベーションを創出するオフィス空間
・フリーアドレス・ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)導入で、効率的で多様な働き方を追求
・三井不動産保有林(北海道)の間伐材など循環型資材である「木」を広範囲に用いたサステナブルなオフィス空間


 当社は、創立50周年という節目を迎え、木の街「新木場※1」に本社を移転し、併せて都内に分散していた部門やグループ会社の拠点集約を図りました。この新本社は、「MOCXCOM(モクスコム)」というコンセプトで、当社の独自技術で街の様々な建物を木造化させる意味を込めた、木造(モク)とトランスフォーメーション(X)を合わせた[1] 「MOCX(モクス)」に、この新本社が、当社のこれからの事業に変革を起こす羅針盤(COMPASS)となるという意味を合わせ、事業の多角化と革新で三井ホームグループを未来へと導いていく、という想いが込められています。[U2] オフィス内はフリーアドレスに加え、業務内容に応じて最適な環境を選択する、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を導入し、部門・会社の垣根を超えたコミュニケーション・連携を活発にし、オープンイノベーションが創出されることを目指しています。
 また、本オフィスは、循環型資材である「木」を多く取り入れたインテリアとしており、9階総合受付まわりの打合せテーブルには三井不動産が北海道に保有している森林のトドマツの間伐材を使っています。さらに内装の一部には廃材を再利用するなど、サステナブルで環境にやさしいオフィスとしています。
当社では脱炭素社会の実現に向けた世の中の潮流に寄り添い、これまで木造建築で培ってきた独自技術を2024年2月には木造化技術ブランド「MOCX」に総称を改めました。今後も「進化の先の木造建築」をコンセプトに様々な分野の建物の木造化を展開し、木造建築メーカーとして社会へ貢献をするため、三井ホームグループのさらなる発展・成長に向けて進化を続けてまいります。

※1東京都江東区の町名。江戸時代、日本橋に集まっていた材木商が深川に移り「木場」が形成され、その後、木場沖合の埋め立てが進み、新たな貯木場とて「新木場」が整備・建設されました。

1.三井ホームグループと個々の事業が新たなイノベーションを創出するオフィス空間
 オフィスを「家」と考え、「三井ホームグループ各社が一つ屋根の下の「家」に集い・働く」姿をイメージしたオフィスづくりを行いました。各社の執務エリアを「ROOM」、コラボエリアを「LIVING」と名付けました。
 空間の中心はグループの絆を育むリビングとし、各ルームへはリビングを通るアクセス(リビング・イン・アクセス)としたことで、グループ会社間の連携・交流の機会を増大させる機能配置としています。
センターリビング内のミーティングスペース 
2.社員の働き方の変化により、活気と誇りが組織全体に波及するABW導入
 自らの業務に最適な環境を選択する、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)という働き方を導入しています。生産性・業務効率向上に向けて身軽に動き、社員が働く環境を自由に選べるように、間仕切り壁を極力無くした大空間を設計しています。
 また、集中執務を「ROOM」で行い、「LIVING」での偶発的な出会いにより会社・組織を越えた連携を図れるようにし、自組織エリアにとどまらず、連携・共創をしながら働き、様々な気付きを得ることが出来るようにしています。
カフェを併設しコミュニケーションを図りやすくデザインされた10階センターLIVING
9階のROOM

3.循環型資材である「木」を広範囲に用いたサステナブルなオフィス空間
1.三井不動産グループ保有林トドマツの間伐材を利用したテーブル
 「木」ならではの安らぎを感じていただけるよう、9階ゲストリビングの打合せスペースに三井不動産グループ保有林から採取した木材を使用したテーブルが使われています。
 三井不動産グループでは北海道の道北地方を中心に約5,000haの森林を保有・管理しており、木造賃貸ビルや木造住宅などの主要部材、各施設の仕上げ材などに積極的に活用するなど、森林保全活動や木材の利活用を通じて、建築資材の自給自足および森林資源と地域経済の持続可能な好循環を実現します。
9階ゲストリビングの間伐材を利用したテーブル

2.天然木を利用したオブジェ
 安らぎを感じられる空間をつくるため、つながりを意識して丸太や年輪を中心に円形デザインを多用しています。
 また当社オリジナルの高性能屋根断熱パネルDSP(ダブルシールドパネル)や、過去に文教施設などでも活用しているCLT(Cross Laminated Timberの略称)も展示しています。
丸太断面サイン
構造材をインテリアとして展示
3.サステナブルな家具・内装
 10階センターリビングには、本来廃棄する予定のクルミの殻を使用したタイルがカウンター壁面に使われています。クルミを収穫した後に残る殻までも、大切にして使用するというサステナブルな精神を象徴的に装飾に使用しています。
 また社員自身が制作をして思い入れのある「森の四季」をコンセプトとした壁面アートが設置されています。現在「春」と「冬」を5種類のアートで表現していますが、今後「夏」と「秋」を追加する予定です。これから同じオフィスで働くグループ社員がアート制作を通じて親交を深めたことで躍動的なアートが出来上がりました。壁面アートには廃材(おがくず)を使ったペイントを使用し、サステナブルな作品となっています。
木のみ(くるみ)を入れたビールストーンタイルカウンター
廃材(おがくず)を使ってペイントしたコラージュアート
国産杉材を使ったWEB会議ブース
WEB会議ブースの内部

移転責任者である総務部長・佐藤のコメント
限られた期間で移転・集約を行う必要があったため、出来る限り社員全員が「自分事」となるよう、そしてこの移転が業務・意識変革のプロジェクトであることなど、移転の目的・意義を丁寧に社内で情報を発信し、社員によるワークショップ等を通じて、更に理解が浸透するように注力しました。新本社を起点に様々なイノベーションが起こせるよう願っています。


本社ビル概要
【「MOCX」については下記をご参照ください。】
【三井ホームはMOCX Green Projectを推進します】
 MOCX Green Projectとは、これまでに25万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。
■三井不動産グループのサステナビリティについて
 三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
 また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】・「グループ長期経営方針策定」 
   ・「グループマテリアリティ」
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における7つの目標に貢献しています。

目標3  すべての人に健康と福祉を
目標8  働きがいも経済成長も
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう

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