ピンクに玉虫色! キウイにマンゴーってマジか! 自由過ぎて衝撃のクルマの純正ボディカラーたち

2024.04.26 13:00
この記事をまとめると
◾️純正色とは思えないようなボディ色の設定があった国産車4台とそのカラーを紹介
◾️ポップで鮮やかな色からおどろおどろしいマジョーラまでさまざまなボディカラーが存在
◾️ピンククラウンはクルマのキャラクターとのギャップからとくに話題となった
カラバリがウリの3代目マーチのなかでもとくに鮮やかな3色!
  クルマのボディカラーで冒険したい! と思っていても、なんとなくいつも白、グレー、黒に落ち着いてしまう人は多いですよね。でもこれまでに、「こんな色、ほかでは見たことない!」と驚くような奇抜な純正ボディカラーを採用したモデルもたくさんありました。世界観を表現するような色から、話題づくりにひと役買う色まで、ここで振り返ってみたいと思います。
  まずは、カラフルなボディカラーが豊富に揃っていたイメージが強い日産マーチ。とくに、2002年から販売開始された3代目のK12系モデルは、CMに登場して話題となった、大小の水玉模様をランダムに配した「みずたマーチ」や「しましマーチ」、「花咲かマーチ」といったユニークなボディカラーで個性を強調していました。
  2004年にマイナーチェンジした際に純正カラーとして採用されたのが、思わず食べたくなっちゃいそうなビタミンカラーたち。いかにもジューシーな「マンゴーオレンジパール」や、目にも鮮やかな「キウイグリーン」、フレッシュな酸味を感じそうな「シトロンイエロー」がありました。丸ッとしたポップなデザインのマーチを、より引き立てて元気で明るい印象にするカラーたちでしたね。
  次に、ネーミングからして南国のきらめく海や緑を連想させるような、思いっきり派手なグリーンが印象的だったのは、1995年に登場した初代ホンダCR-V。その名も「タヒチアングリーン・パール」で、アイスランドにある美しいグリーンの水面で有名なブルーラグーンのようでもあります。
  このCR-Vのエクステリアデザインは、イメージがトレッキングシューズだったということで、都市型SUVとはいいつつも、ちょっと遠くの海や山を象徴するようなボディカラーが採用されたのかもしれません。
  もちろん現在は希少カラーとなっていますが、「じつは当時、本当はこの色が欲しかったのに家族に反対された」というような人が意外に多く、いつか手に入れたい憧れのカラーとなっているようです。
見る角度で色が変わるマジョーラカラーの設定があった初代bB
  続いては、純正なのに初めからカスタムしたような外観と、オープンデッキなど個性的なモデルも用意していたことで、若い世代から支持を得た初代トヨタbB。ボディカラーにもびっくりするド派手カラーが用意されていたのです。それが、見る角度や光の当たり方によって、「いったい何色なの?」とハッキリしないのに、ものすごくインパクトのあるマジョーラカラー、「エメラルドスペクトラシャイン」です。
  これは2000年に発売されたカラーで、グリーンやパープルなど玉虫のように多彩に変化する新世紀のマジョーラカラーとして、トヨタ初採用となっており、注目を集めました。ちなみにマジョーラとは、MAGIA(ラテン語で魔法)とAURORA(オーロラ)を融合させた造語で、日本ペイント(株)の塗料の商標名です。
  次は、軽自動車でポップなカラーが豊富なイメージが強いのは、スズキ・ハスラーではないでしょうか。とくに初代には、かなりぶっ飛んだ純正カラーが用意されていました。それは、明るく楽しくカラフルに! というのがハスラーのキャッチコピーで、この豊富なカラーの恩恵もあって「遊べる軽」の元祖として定着したところも少なくないと思います。どれほどカラフルだったかというと、ホワイトルーフやブラックルーフなどの2トーンを含めると、なんと21タイプもの種類が登場したのです。
  とくに珍しいのは、通常はあまりSUVには用意されることのないピンクが、「チアフルピンクメタリック」「キャンディピンクメタリック」と2タイプも登場したこと。人気色はフェニックスレッドパール/ブラック2トーンルーフだったそうですが、現行モデルではシックなボディカラーがメインとなっているだけに、目立つ色が欲しいなら初代が狙い目かもしれませんね。
  さて、最後は高級車にこんな色を出すなんて! と当時は誰もがのけぞった、トヨタ・クラウン。2013年になんと、“ド”ピンクともいえる「ReBORN PINK」というボディカラーが設定されたのです。これまで、ベージュに近いような淡い桜色がかったパールカラーなどは見たことがありましたが、ローズ色の濃いピンクはあとにも先にもこのクラウンだけでしょう。
  じつはこのとき、トヨタは社を挙げての改革を進めている最中で、実写版ドラえもんを使った「ReBORN」という広告キャンペーンを展開していました。そのなかでも、ピンク色の「どこでもドア」が印象的だったことから、そうしたイメージとつながっているのではないでしょうか。
  このピンクのクラウンの売れ行きを誰もが見守っていたところでしたが、じつは意外な需要があった模様。うまい棒などを発売する製菓会社のリスカが、「しっとりイチゴ」というお菓子のPRに使用して話題となったり、夜の世界ではコンパニオンの送迎車として女性ウケがよいと評判になったことも。通称「ピンクラ」として一世を風靡したカラーとなりました。
  というわけで、デザイナーや開発者、メーカーの想いが込められた個性派ボディカラー。今後はどんな色が登場するのか楽しみです。

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