F1日本GPに挑む角田裕毅を直撃! 「鈴鹿への意気込み」「岩佐歩夢」についても語る

2024.04.04 17:00
この記事をまとめると
■F1日本GP直前の角田裕毅選手にレースへの意気込みを直撃
■母国での開催といえど、あまり緊張していない状態だと語る
■岩佐歩夢選手とともに14年ぶりに日本人ドライバー2名による公式セッションも実現する
F1日本GPを直前に控えた角田裕毅選手に直撃取材
4月5日(金)から開幕するF1日本グランプリ。母国レースを前に、Visa Cash App RB F1 Teamに所属する角田裕毅選手が意気込みを語った
序盤3戦の振り返り
  初の春開催となるF1日本グランプリが、4月5日(金)〜7日(日)に、三重県・鈴鹿サーキットで開催される。開幕まで1週間を切ったタイミングで、自身3度目の母国グランプリを迎える角田裕毅選手(Visa Cash App RB F1 Team)が、ホンダウェルカムプラザ青山で報道陣を前に会見を行った。
  2024年シーズンはここまで3戦が終了。最初の2戦は戦略がうまく機能せずノーポイントに終わったものの、第3戦オーストラリアでは予選で8番手グリッドを確保すると、決勝でも力強い走りで7位フィニッシュ(※レース後、6位でチェッカーを受けたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに20秒のタイムペナルティが科されたため、順位が繰り上げになった)。上り調子で母国グランプリに挑むこととなった。
「昨年の序盤戦はサーキットによってポイントが獲得できそうか、まったく可能性がないかがはっきりしていたのですが、今年のマシンはそういったムラがなく、コンスタントに戦えています。チームとしてはいいシーズンのスタートが切れた印象です。予選では本当に僅差なのですが、決勝ペースになるとレッドブル、フェラーリ、メルセデス・ベンツ、マクラーレン、アストンマーティンのトップ5には敵わないというのが正直なところです。ですが、僕としては直近3戦ともトップ10争いができているので6番目に速いチーム、つまり9位から10位の位置にいることが大切だと思っています。実際オーストラリアでは上位勢の脱落もあって、7位でゴールを受けることができましたからね」と序盤戦を振り返る角田。
  今シーズンのマシンに対して、手応えを感じているようだ。またマシンには、日本グランプリでアップデートが施される予定となっている。
  また、角田選手は母国グランプリだからといって、大きなプレッシャーは感じていないという。
「2022年の鈴鹿は初めてF1で走るということもあって、特別な感情がありました。4〜5年前までジュニアカテゴリーで走り込んでいたサーキットを、世界最高峰のマシンで戦うわけですからね。今年ももちろん興奮はしていますけれど、ほかのグランプリとアプローチは変えずに、いい戦いができれば……それだけです。鈴鹿サーキットのレイアウトは大好きですし、多くのファンの方たちから声援を送っていただける。本当にパワーになっています。昨年から今年にかけて、僕自身が何かを変えたことはとくにありません。強いて挙げるなら、無線で叫ばなくなったことですかね(笑)。結局チーム側が知りたいのはマシンの状況なのですが、開幕戦のバーレーンでは叫びすぎてしまった。その行為を見つめ直したときに、エキサイトする行為がチームにとってはあまりプラスにならないと思って……早急に改善を試みて、過去2戦は気持ちを抑えることを意識していました」
F1を楽しんでほしい!
鈴鹿サーキットの攻略と岩佐歩夢について
  ジュニアカテゴリーから鈴鹿サーキットを走り込んでいる角田。ズバリ、鈴鹿サーキットを速く走るコツ、そしてポイントを聞いてみた
「初めて走るドライバーにとって、鈴鹿サーキットは非常に難易度が高いサーキットです。1番大事なのはセクター1でリズムよく走ること……S字から逆バンク、そしてターン7をテンポよくドライブすることでしょうか。どこかでスピードを落としてしまったりラインを外すだけで、その1周のタイムアップは期待できません。セクター1は高速コーナーの連続なので、ハイスピードで飛び込んでいく度胸も大切だと思います。今年は春開催なので、昨年までより気温が低めです。路面温度が低いとタイヤのグリップ性能も高まります。全体的なタイムアップにも期待できるので、予選では注目してください」。
  さらに、5日(金)のフリー走行1回目では、チームメイトのダニエル・リカルドに代わリ、レッドブル・ジュニアに所属して今シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦している岩佐歩夢のドライブが決定。公式セッションでふたりの日本人ドライバーが走行するのは、2010年の小林可夢偉と山本左近以来となる。
  このニュースついて角田は、「僕はジュニアドライバーのときに公式セッションで走ることができませんでした。その体験ができるのはとても羨ましいですね。彼はジュニアカテゴリーで成功を収めていて鈴鹿サーキットも走り込んでいると思うので、走行を重ねるたびにパフォーマンスを発揮することになるのではないでしょうか。僕からはとくにアドバイスはありませんが、本当に特別な1日になると思うので、F1ドライブを楽しんでほしいです」
  冷静で落ち着きのあるF1ドライバーとして、昨シーズンよりワンランクも2ランクも強くなった角田。母国グランプリで、初のポイントを獲得する可能性も非常に高そうだ。チケットはまだ手に入れることができるので、角田の魂あふれる走りを見届けに、鈴鹿サーキットへ足を運んでみてはいかがだろうか。

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