LIXIL Advanced Showroomが実践する健康経営の形、生理について”正しく知る”ことで誰もがすこやかにはたらける社会へ

2024.03.27 10:00
LIXIL Advanced Showroom(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木浩之)は社員の健康を考えて、会社ができることを進めてきています。


こちらのストーリーでは、健康にはたらき続けるために、女性が多い会社だからこそ真剣に「生理」について向かい合い考える「生理痛体験プログラム」の実施報告と、代表取締役の鈴木が目指す「健康的にはたらき*続けられる会社」への想いについてご紹介します。
身体の不調を互いに理解しあえる職場へ。生理痛体験プログラムを開催
生理に関して全国レベルで調査したデータによると、生理痛や月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)による症状で辛いと感じていても6割以上の人が「いつも通り」に過ごし、約5割の人は周りに辛いことを伝えていないという実態がわかりました。
生理に関わる問題は、生理痛やPMSの個人差が非常に大きいことです。そして、約7割の人が自分自身の症状を客観的に把握できていないということです。


私たちは身体の不調を理解するためのさまざまなツールがあり、情報を手にする手段を持っていますが、それでも、毎月発生する自分の身体や周囲の人の身体の不調を客観的に把握できていないのが実情です。


客観的に把握することが難しく、女性でも個人差があまりにも大きい生理。
社員が健康にはたらきつづけるための会社であり、社会につながる第一歩として、互いに生理の痛みを体感し、考え、話し合いをする機会として、「生理痛体験デバイス」の開発や、職場改善のためのワークショップを実施されている「大阪ヒートクール」の方々を講師にお招きし、生理痛体験プログラムを開催しました。


プログラムは以下3部形式で進行しています。


・生理前におきる不快な症状を含む生理の全体を理解する座学
・生理で発生する痛みを疑似的に体験する体験会
・座学や体験で感じたものを元にディスカッション
(大坂ヒートクール 吉國さん)
生理の知識と客観的なデータで理解を深める座学プログラム
基礎的なデータを元に<生理を客観的に理解する>という目的で実施しましたが、既に知っている人、基礎的な情報でもあまり理解できていない人、それぞれが理解を深める機会になりました。
月単位で体調などを見ると、ホルモンバランスが良い期間は思った以上に短いということ等を改めて全員が理解し、改めて生理が女性の生活に影響するものだという認識を持つことができました。
生理のホルモンバランスの周期データ (出典元:大坂ヒートクール)
生理痛の疑似体験で理解を促進。仕事や生活への影響を考える機会に
疑似体験では、奈良女子大学で開発された生理痛の体験ができる装置「生理痛体験デバイス」を準備してもらいました。
痛みのレベルは3段階。
最初は一番低いレベルからはじめ、少しずつ痛みのレベルをあげていきます。
体験者は、痛みをこらえながら、実際に荷物を運んだり、歩いてみたりと日常動作への影響を確認します。
男性の参加者からは、「こんなに痛いのか」「この痛みに耐えながら仕事をしているんですね」といった意見が多くでました。痛いことは知っていても、やはり体験してみないとわからない痛みを知ることができ、実体験の大切さを感じたようです。
生理痛体験デバイスを装着し、生理痛を体感する社員


また女性でも、これはキツいという人から全然こんな痛さでは足りない、と言う人までさまざま。改めて、生理痛に限定しても、個人差が大きいことをお互いに理解することができました。


ほとんどの人が今まで同僚と生理痛について共有したことがなかったのですが、この体験プログラムを通して共有することができたため、今後想い合いの行動に繋げていけることを期待しています。
生理痛体験デバイスを装着し、生理痛を体感する社員
体験後の意見交換で、共通認識を持つことの重要性を知る
生理痛は生理という症状の一部です。
生理痛の疑似体験の後には、生理やそれ以外の痛みを持ちながら、どのようにはたらいていくことが良いのか、について考えました。


今まで、女性たちが伝えにくい生理のことを伝えず我慢してしまう理由は、「表現しにくい」「わかってもらえない」「我慢するものだから」と言う意見が多く見受けられました。


今回は参加者全員が座学と疑似体験を通じて、生理による痛みや個人差などの共通認識をもった上でディスカッションに臨んだため、オープンで活発な意見交換が実現しています。
カードを使用し、お互いの意見を出し合う方式で進行


ディスカッションでは、さまざまなアイデアが出てきました。


・ゆっくりと休める癒し空間があると落ちつける
・お互いに体調状況を共有する
・その日の体調ではできないこと、難しいことを全員がフォローする


など活発な意見交換がされました。


これは、生理だけでなく、他の体調が悪い状態でも使えるアイデアです。
こういったディスカッションを通して、今後実現できそうなことの取組みが会社全体として検討され続けていくでしょう。
また各拠点でも、恥ずかしい、と思っても自分の体調についてしっかりと仲間に伝えることや伝えられたことを受け入れる文化を作っていくことが必要です。


会社としては、今後も正しい理解を深めていく活動を促進することで、生理による大変さ、そして生理以外でも体調不良時の仲間同士の助け合い、そして会社の仕組みでフォローする必要があると考えています。
取組みはまだはじまったばかりです。
体験者からの声。思いやりのある職場環境への第一歩
Aさん(女性)
「体験はもちろんですが、ディスカッションをすることで、みんなそれぞれいろいろな痛みを持っている可能性があるのだと気付くことができました。思いやりを持てる職場環境を意識するきっかけになりました。」


Bさん(男性)
「今回の体験や学びを通して、生理に伴う症状の大変さ・つらさをリアルに感じることができました。様々な痛みや症状を抱えて仕事をすることの大変さについては、認識していながらも、これまで正面から向き合ってきていなかったと反省しました。これから今回のワークショップのアイディアなども含めて、多様性を認め合い、お互いを想い合える環境の実現に活かせるようにしていきたいと思います。」


Cさん(女性)
女性同士でも正直、ここまで個人差があるとは思いませんでした。『どれだけ痛いのかな・・・』と緊張していましたが、ワークショップも含め楽しく参加できて良かったです。
誰もがすこやかで、いきいきとやりがいを持ってはたらける会社であるために
代表取締役の鈴木が本プログラムを実施する理由と、私たちが目指す「健康経営」についての想いをご紹介します。

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*はたらく
LIXIL Advanced Showroomでは、社内で「働く」という漢字を使わずに「はたらく」と、平仮名で表現するようにしています。
本来「はたらく」は止まっていたものが急に動くことを表すそうですが、諸説ある中で「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味があるとも言われています。
労働というマイナスなイメージを連想する表現ではなく、はたらく事により前向きに、お互いが幸福であってもらいたいという想いがあり、この表現を使用しています。
「お客さまの笑顔のために」というミッションに基づき、まずは社員が笑顔ではたらくこと。
そして、お客さまが笑顔になり、社会全体がもっと快く豊かになる。これまでの経験や事例をお伝えすることで、多くの方が笑顔ではたらく事を実感できる社会を実現したいと考えています。




<LIXIL Advanced Showroomの発信をご紹介>
LIXIL Advanced Showroomではいろいろな発信を行っておりますので、是非ご覧ください。


・LIXIL Advanced Showroom 公式ホームページ
・LIXIL Advanced Showroom 社内報LaLaLa ~私たちの活動
・LIXIL Advanced Showroom 公式Instagram
・LIXIL Advanced Showroom 採用Instagram
・LIXIL Advanced Showroom YouTubeチャンネル

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