価値観が多様化する時代における“存在意義”。共通課題を抱えるZ世代に、京セラが伝えたい想いとは?

2024.03.01 00:00
×
左:京セラ株式会社 執行役員常務 総務人事本部長 佐藤隆
右:京セラ株式会社 広報室 第3弾オリジナルアニメーション プロジェクトリーダー 篠原花音


京セラの原点、“誰かのため”。その想いを発信するZ世代に向けたPRプロジェクトを2021年にスタート。若者が抱える悩みにフォーカスしたオリジナルアニメを制作してきました。3回目となる今年はオリジナルアニメに加えて、未来を担う若者に寄り添う新たな一歩を踏み出しました。
京セラは2024年2月20日より、Z世代に向けたオリジナルアニメーション第3弾『今は将来に入りますか。』を特設サイトにて公開。そのPRの一環として今回3月1日より『これだから今の若者は、』というキーワードを使ったポジティブなメッセージ広告を東京メトロ東西線のトレインジャックで展開しています。なぜ京セラが若者向けにこのようなPRプロジェクトを実施するのでしょうか。


佐藤「我々が感じている京セラという会社の存在意義と、若者が感じている自分たちの存在意義には、ある意味で共通の課題があるのかなと思います。京セラは創業以来“全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する“という経営理念を実現すべく、さまざまな社会課題を解決するため事業を多角化してきました。その結果『京セラって何をしている会社なの?』と外から見るとわかりにくくなってしまいました。一方で今の若い世代も、価値観が多様化している時代で、多くの選択や挑戦を求められている。そんな中で、特別な自分らしさみたいなものがないと世の中に貢献できないと感じているのではないでしょうか。こういった共通の課題について、若者に寄り添って一緒に考えていきたいと思っています。」
若者の課題を自分ごとに重ね合わせた京セラ。オリジナルアニメによる手応えも少しずつ感じていると言います。


佐藤「2023年の新入社員ですと87%以上の人がアニメを事前に見ていただいて、京セラを知ってもらう一つのきっかけにはなっているのかなと思っています。実はこの企画というのは上から指示したものではなくて、若いメンバーが自分たちで考えて提案してくれたものなんです。」


両者の共通の課題に取り組んだのは、その当事者である京セラの若手社員でした。
篠原「まず、第1弾アニメ『「あなたを一言で表してください」の質問が苦手だ。』では、自分が何者かわからない若者に寄り添いながらも、自分の心の動く方へ行動することの大切さを伝えてきました。第2弾アニメ『私のハッシュタグが映えなくて。』では、周りからどう評価されているかわからなくて不安になっている若者に寄り添いながらも、自分の意志を貫きながら挑戦し、行動することの大切さを伝えました。そして第3弾アニメは『今は将来に入りますか。』では、変化が大きい時代で漠然と不安を抱えている若者に寄り添いながらも、今を懸命に生きることで将来はきっと開けていくということを伝えています。3作品に共通して“誰かのため”をテーマにしています。京セラフィロソフィの利他の心にもあるように、誰かのために動くことが世の中のためにもなり、自分のためにもなるということ。その行動のきっかけになっていればいいなと思います。」


さらにプロジェクト第3弾では、若者と大人のギャップを問う調査を実施しました。


篠原「調査においては、実は大人は若者のことをすごいと思っている。また、若者も大人から嫌われないか不安に思いながらも、肯定されたいと思っているということが数値で明らかになりました。これに対して京セラは若者に寄り添っていきたいという想いで、BtoB企業でありながらも声をあげることが若者にとってのエール、大人にとっての気付きになるのではと思い『これだから今の若者は、』という施策を実施しました。電車広告では複数のコピーを掲出して世代間のギャップをあえて浮き彫りにすることで、そのギャップが少しでも解消されればという願いを込めています。
『これだから今の若者は、』で今の若い世代を表現していただけますか。


佐藤「『ありのままで、でも何者かになりたい。』“ありのままで”というのは自分らしさ。それを今の若者はとても大事にしていると感じています。“何者かになりたい”というのは社会の役に立ちたい。そういう思いも実は他の世代よりも人一倍強く持っていて、それってすごいなと思うんです。でも、彼らはすごいことと思わずにその両方をやろうとする。両方を狙っているからこそ、もがいたり悩んだりしている。だから、時間を無駄にしないとか、ITリテラシーが高いとか、そういうことなんじゃないかと思います。」


プロジェクトを通して伝えたい想いを教えてください。


佐藤「世のため人のためと言うとすごく難しいことのように思いますけど、『誰かのため』というのは、最初は身近な人でもいいんですよ。家族でも友達でも周囲の人でも、その人のために何かしてあげようと一歩を踏み出すことで、それを自分の喜びに変え、また困難を乗り越えることで次の成長のエネルギーに変えていくと、結果的にそれは本人の成長につながると思うんですね。今の京セラがあるのは過去の人たちがそのような努力を繰り返してきた結果です。これからの会社を作っていくのは、これからの人の努力の積み重ね。みなさんが誰かのためにと思って一歩を踏み出すことが、会社の、そして皆さんの将来につながっていくと思うので、「一緒に明るい未来を創っていきましょう!」と、応援したいと思っています。」


「誰かのため」を思って行動する。その今があなたの、そして誰かの未来を創ると信じて。

あわせて読みたい

JICA×講談社のSDGsプロジェクト漫画『いま、インドによばれて』  JICA・井本佐智子理事と漫画家・志真てら子先生が語る、インドのジェンダーとエンパワーメント
講談社C-station
「なくてはならないものだけ、つくっている。」、日清製粉グループがブランドCMを開始
アドタイ
子どもから大人まで楽しめる!ライチ収穫体験プラン
PR TIMES Topics
[imperfect]佐伯さんが届けたいのは、おいしくて幸せなウェルフード
RiCE.press
「包装紙文化」から「紡ぐ文化」へ──企業風土改革がめざす働く人も社会も幸せな未来
talentbook
アートのような日本製ジュエリーブランドから新作ジュエリー発売
PR TIMES Topics
「京セラ」水をまもるために、まとうファッション“TRUE BLUE TEXTILE”プロジェクト始動
ELEMINIST
「MVVは会社の羅針盤」行動変容を生み出す、スタートアップの企業ブランディング事例
アドタイ
dアニメストアが新テレビCMを公開!
antenna
採用を頑張っても若手がどんどん辞めていく……企業が今すぐ確認すべき3つの要素
ITmedia ビジネスオンライン
1,000万人で未来を変える新しい経済圏と社会システムづくりを目指す『Team GO! PEACE!』をスタートした思い
PR TIMES STORY
「Q SKIP」で楽しむ!東急沿線1日お散歩旅
antenna
世界が注目する“IKIGAI(生きがい)”を福島から生み出します。
PR TIMES
丸井グループ×中学生の共創プログラム「マルイ・ミライ・スクール」を開催
PR TIMES
plus eauより初夏の限定フレグランス“紫陽花”シリーズ数量限定発売
PR TIMES Topics
人材は貴重な地域資源。長野県の経営コンサルティング会社が提供する「丸ごと採用支援パッケージ」で新しい形の人材採用に挑戦。
PR TIMES STORY
現代のリーダーに必要なのは、明るい未来を信じられる仕事を創ること
ZUU online
【SABON】廃棄される花々をドライフラワーで彩るオリジナルギフトボックスのワークショップ開催
PR TIMES Topics
「仕事に熱意ある社員、わずか5%」の衝撃。エリート社員も窓際族に憧れるヤバい現実とは
東京カレンダー
企業の“人間味”を伝えて、ファンを増やす。共感・共鳴を生むPR術
GINGER
「クロワッサン・ブッシュ」綿半スーパーセンター権堂店で先行発売開始
PR TIMES Topics