ー企業と福祉をつなぐ、社会をひらくデザインアプローチー シンポジウム&ワークショップイベント「TOKYO SOCIAL DESIGN 2024」3月8・9日開催!

2024.02.09 12:10
TOKYO SOCIAL DESIGN
パネリストの事例パネル展示&商品販売、交流会付き
初開催!企業と福祉をつなぐ、社会をひらくデザインアプローチ
 「福祉とデザイン」というと、何か遠うような気がするかもしれませんが、福祉領域においてデザインが持つ手法やアウトプットのポテンシャルに注目が集まっています。このイベントでは、障害のある人たちが通う福祉事業所内で、それぞれの得意なことを拾いカタチにするデザインワークを日々現場で携わるデザイナー、コーディネーターから見えた気づきをインプットとしてシェアするシンポジウム、そして、自分たちがこれから何ができるかをアウトプットするワークショップ、さらに知り合ってつながれる交流会の3つのフェーズで構成する場をAXISギャラリーで開きます。
 会社内で、障害者雇用、ダイバーシティ&インクルーシブなど、福祉の現場から遠い仕事をする企業の方たちが、現状をわからないままに何をしたらいいのか迷っている姿をよく見かけるようになりました。少し前まではこのように企業内でここまで福祉を語る必要がなく、業務に直結しない、時間もない中で困っている皆さんと、福祉の現場に関わっているデザイナー、コーディネーターが出会い対話する場を設計しました。
 気づき、学び、行動につながるきっかけをつくる2日間。ぜひ、この機会を利用していただき、皆さんと一緒に社会をデザインする意識を共有し、高めていけることを期待し、開催いたします。
【開催概要】
イベント名称:「TOKYO SOCIAL DESIGN 2024」
開催期間  :2024年3月8日(金)13:00-17:30/9日(土)10:00~15:00(終了後交流会あり)
開催場所 :AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F)
主催:TOKYO SOCIAL DESIGN 
協力:AXISギャラリー、すみのわ、HUMORABO、NODD、FUKU・WARAI、一般社団法人TalkTree
お申し込み:peatixよりお申込みください。
会場ホームページ :
【シンポジウム】
デザイナー、コーディネーターがパネリストと2時間、インタラクティブな場をつくります!
デザインワークから見えた、障害のある人の存在価値について
障害のある人たちが通う福祉事業所内で、デザイナー、コーディネーターは、それぞれの得意なことを拾いカタチにするデザインワークを心がけています。
このシンポジウムは、その視点の良さから新たな価値を見出すデザイナーならではのアイデアを各パネリストから引き出す機会です。障害のある人たちそれぞれの得意なことをどう生かしていくのかという話は、障害者雇用に悩む企業の方たちにうってつけの視点になると考えています。
8日(金)13:00~15:00 シンポジウム
パネリスト:HUMORABO 前川亜希子、すみのわ 三田大介、
FUKU・WARAI 高橋圭、TOKYO SOCIAL DESIGN 林よしえ
ゲスト:method 山田遊

9日(土)10:00~12:00 シンポジウム
パネリスト:NODD 仲西亮平・寺門 誠、シブヤフォント ライラ・カセム、
FUKU・WARAI 坂裕明
ゲスト:AXIS ギャラリー佐野恵子
【ワークショップ】
シンポジウムでインプットしたあと、グループでアウトプット!
TalkTreeWORKSHOP(R)でアウトプットする機会
1日目は各自、1人1人が自分自身に向き合い、誰に向けて何をしていくのかをワークショップをしながら見出していきます。2日目はグループで架空のチームをつくり、どんなアクションを起こしていったらいいか、多様な参加者の価値観を持ち寄ってアイデアを出していきます。
8日(金)15:30~17:30 ワークショップ
ファシリテーター:一般社団法人TalkTree 元木一喜他

9日(土)13:00~15:00 ワークショップ
ファシリテーター:一般社団法人TalkTree 三宅玲子他
【交流会】
パネリストの手掛けた焼き菓子をご用意します!

工場から出た廃材などを使い、精神障害のある方の通う福祉事業所で製作されたアクセサリーなど、パネリストたちが手がけた商品をその背景となる情報と一緒に展示、販売します。
※ワークショップ終了後、飲み物、各パネリストが関わった福祉事業所で作られた焼き菓子などをいただきながら、交流会を開きます。
▷パネリスト
前川亜希子(まえがわあきこ)
HUMORABO デザイナー
繊維メーカーでのテキスタイルデザインおよびブランドディレクター、デザイン事務所勤務を経て独立。2008年よりグラフィックデザイナーとして障害者アートを使った商品の開発やプロモーションイベント、福祉施設のブランディング、講座運営などに携わり、2015年、デザインユニット HUMORABO を結成。「福祉とあそぶ」をテーマに、福祉と社会のより良い関係づくりを探っている。 現在は静岡と東京の二拠点で生活し、デザイナーと茶農家の二足のわらじで活動中。
HUMORABO
三田大介(みただいすけ)
有限会社モアナ企画 取締役/プランナー/墨田区商業コーディネーター
墨田区に在住在勤のクリエイターグループ「すみだクリエイターズクラブ」に所属し、そのメンバーとともに2014年より墨田区が手掛ける地域連携型の福祉プロジェクト「すみのわ」にコーディネーターとして参画。 「すみのわ」では、障がいのある施設利用者の得意なことや、地域の工場から提供いただいた端材を商品づくりに積極的に取り入れて活かすなど、この人この街ならではの商品の製造・販売の支援に取り組んでいる。
すみのわ
林よしえ(はやしよしえ)
グラフィックデザイナー/シルクスクリーン作家/二級建築士
デザイン事務所において主にステーショナリーや雑貨のデザインなどに関わったのち、二級建築士の資格を取得し、代官山にある建築事務所で設計に携わる。また、その建築事務所が運営するギャラリー『無垢里』にてシルクスクリーンの作品の個展も開催。 2008年、加藤未礼と出会い、板橋区赤塚福祉園や小茂根福祉園のデザインに関わったのをきっかけに、現在に至るまで福祉や地域の様々な現場におけるデザインを手がけている。
TOKYO SOCIAL DESIGN 
NODD(ノッド)
代表:仲西亮平 京都芸術大学卒 副代表:寺門誠 武蔵野美術大学卒
2018年デザイン会社グリップグラップ設立、その中で 障がい者アートに出会い、その独創性と自由な表現に感動し 福祉デザインユニットNODDとして活動を開始。福祉施設の過酷な現状を知り、社会的認知を広めるべく「障がい者アート×NODDデザイン」でアパレル製品の制作や「気づいたらチャリティー」を実施。また台東区役所などの行政や、民間依頼の福祉施設のデザインや自主製作商品のブランディング、プロデュースやアートワークを多数手がける。
NODD 
Laila Cassim(ライラ カセム)
シブヤフォントアートディレクター、奈良女子大学特任准教授、東京大学特任研究員
日本生まれ世界育ちのイギリス人。多人種、障害などさまざまなアイデンティティーを持つ、自称「一人国連」。2007年エディンバラ芸術大学ビジュアルデザイン学科卒業、2016年東京藝術大学大学院デザイン科博士課程修了。グッドデザイン賞など多数の賞を受賞し現在は審査員も務める。 人の持ち味を見つけ活かすデザインを得意とし、支援を必要とする障害福祉の現場の人々と共に、社会参加や自立につながるアートワークや商品の制作・開発プロジェクトに国内外で取り組む。
Laila Cassim
高橋 圭 (たかはしけい)
一般社団法人FUKU・WARAI代表理事/株式会社フクフクプラス共同代表/シブヤフォント営業統括
2022年11月 FUKU・WARAIを設立。福祉施設での勤務経験を経て、フクフクプラス、シブヤフォントなどにて、障がい者施設から生まれる想像力豊かなアートに関わってきた経験から、彼らの表現物をデザインと融合することで社会へのプラスになることを実感。多くの方と連携して福祉施設をより良い社会資源(開けた場)とし、世の中に浸透させること、そして社会の一員として活躍できる場や、共に支え合える関係を作れる場を作るため、江東区を拠点に活動している。
FUKU・WARAI 
坂 裕明 (さか ひろあき)
一般社団法人FUKU・WARAI 理事/就労継続支援B型 アトリエにっと 施設長・サービス管理責任者
高齢福祉の現場を経て、施設開所や人材育成に携わる中で、障がいアートから受けるエネルギーと多彩な表現方法に魅了され、障がい福祉へ転身。2021年3月、台東区浅草に"誰でも何度でもチャレンジできる場所"として開所した「障がい者施設 浅草みらいど」に開設準備から関わり、アートを軸とした支援体制の構築や商品開発等を実践。アーティストとしての育成をサポートしながら、社会にゆとりとイロドリを届ける。2023年11月「就労継続B型 アトリエにっと」開所。
FUKU・WARAI 
▷ファシリテーター
元木一喜(もときかずよし)
株式会社LITALICO勤務/ワークショップデザイナー
学校現場で6年間教壇に立ったのち、教育サービスから就労支援までを手掛ける株式会社LITALICOに入社。2017年からは個人としても活動。多種多様な企業・団体の人材育成、組織開発、こどもの体験学習まで、考え方のフレームを外し、本質に迫る研修やワークショップを全国各地で実践する。一人ひとりが持つ可能性、熱狂のつくりかたを日々探究中。
三宅玲子(みやけれいこ)
編集・広告業界に 30 年間従事。そのキャリアの中で組織マネジメントや労働環境に問題意識を持つようになり、個性を活かして働ける環境づくりと意識変革を目的に社内女性コミュニティを設立。その後、女性初の執行役員就任という功績を残す。 現在は「誰もが自己肯定感にあふれ、役割と出番を持ちながら自分らしく幸せに暮らす社会の実現」を目指し、公益社団法人、大学、NPO 法人など多岐にわたるステージにて活動中。
▷ゲスト
山田遊(やまだゆう)
株式会社メソッド代表取締役/フリーランスバイヤー/キュレーター
南青山IDEE SHOPのバイヤーを経て、2007年method(メソッド)を設立、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。 国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」など多数の店づくりに関わるほか、著書の出版や、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科客員教授、東京ビジネスデザインアワードなど各種コンペティンションの審査員、また教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。
佐野恵子(さのけいこ)
AXISギャラリーキュレーター
デザインのなかでも特に社会的な課題におけるデザインの可能性に関心を寄せる。東日本大展災後にはデザイナーや建築家たちとともに石巻工房立ち上げに参加。現在配信中のAXISのラジオ番組「スナックあくしす」を担当。これまでに手がけた主な展覧会は 「吉岡徳仁デザイン展」 「チャールズ・イームズ写互展100 Images xlOO words」「eatiag + desiga by Marije Vogelzaag」「世界を変えるデザイン展(AXISギャラリー)」「Post 3.11 一これからデザインにできること」など。
▷モデレーター
加藤 未礼(かとう みれい)
コミュニケーションデザイナー/一般社団法人Talk Tree WORKSHOP 代表理事/TOKYO SOCIAL DESIGN代表
2008年から福祉事業所の自主生産品、福祉喫茶、障害のある人の表現活動などのコーディネートを全国で展開。その過程で実践していたワークをTalk Tree WORKSHOP(R)として考案。2016年一般社団法人Talk Treeを立ち上げる。2021年、社会課題を鑑み、『デザイン』を手段に社会をデザインすることを意図し、TOKYO SOCIAL DESIGNを立ち上げる。
名称:TOKYO SOCIAL DESIGN
所在地:東京都板橋区板橋3-4-9 メゾン・ド・フルール1F
代表:加藤未礼
内容:デザイン、コーディネート、コンサルティング、ギャラリー、ワークショップ他
設立:2021年4月17日

あわせて読みたい

【NEW OPEN:JR上野駅構内】ソーシャルグッドロースターズが新スタイルのコーヒースタンドを2024年3月21日にオープン
PR TIMES
デザインスタジオCULUMUは、公共空間・商業施設における「共創型デザインプログラム」を提供開始。シニア・障害のある方と共創する「新しい公共空間・商業施設を設計するインクルーシブデザインWS」限定開催
PR TIMES
限界に挑戦し続ける姿勢とサステナブルな価値観。ヨットレース「アメリカズカップ」に世界が熱視線を送る理由
antenna*
日本のワインの牽引役、ワイン県・山梨で「日本ワインサミット」開催!
料理王国
日本で唯一無二のWebディレクター専用オンラインコミュニティ「WebZoo」誕生秘話。人間力の高い人材を生み出すコミュニティの中身とは?
PR TIMES STORY
はちみつビューティーブランドHACCI「モイスト リップエッセンス BEE KISS」の新色登場
PR TIMES Topics
シブヤフォントの新拠点、実験的出会いの場『シブヤフォントラボ』が原宿に開業
PR TIMES
「FANCL リサイクルプログラム」で回収した使用済みの化粧品容器をアップサイクル
PR TIMES
カゴメの新にんじん100%ジュース、そのおいしさの秘密は!?
antenna
“障害者が作る雑貨”の専門店マジェルカ、障害をもつアーティストの原画販売を開始
PR TIMES
福祉やアートである前に。田中みゆき評「空気の人/分光する庭 鈴木康広」展
美術手帖
dアニメストアが新テレビCMを公開!
antenna
ユニフォーム総合メーカーの(株)サーヴォは、一般社団法人シブヤフォントとコラボレーションし、障がいのある人の創作物をユニフォームに使用することで障がい者支援事業所への還元を実現します。
PR TIMES
“ビジネス”と“まちづくり”の融合を考える祭典「サステナブルシティ・サミット4」が開催
ELEMINIST
日本に上陸したこのトロフィーは一体? 歴史あるヨットレース「アメリカズカップ」を知ろう
antenna*
ご当地フォントに「なにわふぉんと」が仲間入り
PR TIMES
エシカルデザインの社会実装を目的としたビジネスマッチングイベント「ETHICAL DESIGN FORUM KYUSHU 2024」を開催
PR TIMES
日本に上陸したこのトロフィーは一体? 歴史あるヨットレース「アメリカズカップ」を知ろう
antenna*
ヘラルボニーがロゴを一新 デザインは水野学氏
アドタイ
医療的ケア児や家族はもっと欲張りになっていい!新たな支援拠点が栃木県小山市でオープン
PR TIMES
東急の新しいデジタルチケットサービス「Q SKIP」の魅力
antenna